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2009年4月1日 ● ああ岐阜県

カテゴリ : 無題

筆者は、このところ怒っている。先ほども、恵那峡に近い二軒屋の交差点で、交通整理に15分も待たされて、整理員に「バカヤロー!」と怒鳴ってしまった。整理員のせいではないのに気の毒なことをした。当地では、穏やかな人が多く、人前で怒鳴り散らすような人物は、筆者以外、滅多にいない。ごめんちゃい <(_ _)>
 もちろん原因は年度末予算消化工事である。2月末あたりから、当地では道路工事が経験したこともないような凄まじいことになっている。人口密度が低く、明らかに人間よりイノシシ・鹿・猿など動物の方が多い地域なのに、当地につながる、あらゆる道路で工事をはじめ、ほとんど迂回路もなく、どこを通っても長い時間待たされることになり、実に不愉快千万、腹がたっていて、ついつい自制心を忘れて怒鳴ってしまう次第だ。

 この年度末工事ほど腹が煮えくりかえるものはない。余った予算を消化しておかないと、翌年、その分、予算を削られるシステムがあるために、無理矢理使い切るわけだ。今年は「景気浮揚」という錦の御旗が立っているので、凄いことになっている。
 筆者はバイクを多用する事情から道路事情をよく観察しているつもりだが、現在行われているのは、主に舗装工事で、その大部分が、昨年行ったばかりで、何一つ瑕疵のない良好な路面なのだ。それを無理矢理剥がして全面舗装を行っている。これほどのムダ工事はない。税金をなんだと思っているんだ!
 今、日本中のいかなる自治体でも余剰資金などあるはずがない。どこでも税収不足から徹底した合理化を求められており、こんな無駄な工事が誰の指示によって、何のために行われているのか? 考えてゆくと怒り心頭で、煮えくりかえる思いを抑えることができない。

 政府・自治体は馬鹿の一つ覚えで「景気刺激」などと宣うが、こんな無駄な舗装工事で、道路会社が潤うかといえば、実は、この契約をとって大幅な手数料を得て、下請けに丸投げする元請け会社だけが潤うのである。多くの場合、それは政府役人の天下り会社であり、自治体幹部の再就職先になっており、グルなのである。こうした経済的窮地を利用して、天下り会社がボロ儲けを狙っているのだ。実際に工事を行う中小土建道路会社は、ほとんどギリギリの経営で、労働者もウソのような低賃金で働かされている。

 一番怒りを催すのは、本当に必要な工事や仕事が山ほどあるのに、行政は見ざる言わざる聞かざるを決め込み、予算不足を理由に一切やろうとしないことだ。
 例えば、歩道のない二車線通行の橋、歩道のない幹線道路通学路、安全施設の存在しない危険な道路など山ほどありながら、それらの改善措置は一切行われず、舗装ばかりが行われる。もちろん、これには裏事情がある。結局、年度工事計画の段階で、カネのかかりそうな工事は後回しにし、予算が通りやすい工事だけに資金を投入するからだ。年度末に、新たに橋に歩道を架設する工事といっても、準備や承認経路が複雑で、役所内での縄張り衝突や調整のために時間がかかるため、土木局は、独裁的に予算を通せる舗装工事に傾くのだ。
 カネを出す側の、納税者の意志が考慮されることなど100%ありえない。それは官僚、末端役人の利権によって定められることになる。だから、子供たちは、いつまで経っても歩道のない橋の上で恐怖に震えながら渡らなければならないし、二車線の車道の端をおそるおそる通行しなければならない。歩道がない地域では、散歩すら相当な危険を伴い、徒歩での外出機会も減ってしまうのだ。
 この年度末工事に投入する無駄金で、幹線道路歩道工事など、あっというまに整備できるだろうに役所は絶対にやろうとしない。もしやる場合は、有力議員や政党から大きな圧力がかかったり、土建業者が仕事を欲しくて陳情する場合に限られるのである。しかし概して、こうした工事は複雑で利幅が薄いためカネにならないので、やりたがらず、したがって、いつまでもできないということになる。

 古田肇岐阜県知事は、あの古田織部の子孫だというが、通産省官僚出身の保守政治家で、「利権の巣窟」通産省出身らしく、アホ官僚らしい発想で、産業振興にはとても熱心だ。愛知万博や外務省ODA畑などを歩いてきた人物で、イベントが経済を救うなどと、ひどい勘違いをしているにちがいなく、地方の活性化に何が必要なのか? ほとんど理解がないように見受けられる。
 元より、岐阜県は、自民党の大票田であり天下だ。あの思想性のカケラもないミーハー馬鹿娘、野田聖子がトップ当選するような政治と歌舞伎見物を同じにしているような愚民ばかりの地域である。結局、輸出産業の犠牲になった農業従事者に対し、補助金漬けで優遇して自民党の票田に仕立てたもので、このことによって、岐阜県は若者離れが進み、衰退の一途であり、古田が、どれほど産業振興に走ったとしても、一番肝心の若者を追いだす政策を実行し続けている以上、岐阜県が過疎化、限界集落化する運命を免れることはできないのだ。

 岐阜県を真に活性化し、住みやすい素晴らしい地域に変えたいなら、
 ① 若者が就業できて、十分食べて行ける民主的な地域産業システムを構築し、オチこぼれを作らない、みんなが楽しく仕事できる公的な収益システムを作らなければいけない。例えば、農林業が岐阜の基幹産業であり、とりわけ林業と木工産業を、県主導で活性化させなければいけない。今の経済事情では、若者の就業先は公的に用意しないと無理なのだ。まずは公的就業施設を大規模に立ち上げる必要がある。資本主義の市場競争原理ではなく、社会主義の計画経済が必要なのである。
 ② 岐阜が安全な食事と水、居住環境、子育て環境に恵まれた地域であると若者たちが認識できるようにしなければいけない。この意味で、歩道のない幹線道路などとんでもない話で、いかにクソ役人、行政が腐敗し、住民の利益に奉仕していないかを端的に示すものだ。まずは安全な歩道、安全な食事、安全な水、住民の明るいコミュニティを手助けしなければいけない。住みやすく、美しく、自然豊かで、世界中に誇れる地域としての岐阜県を確立するのが行政の使命だろうが!
 ③ 利他主義の価値観を、若者たちが素直に受け入れて、利己主義的利益を追求するのでなく、他人の利益に奉仕することで、自分の素晴らしい人生が保証されるという人生観・世界観を得て、明るい社会を築けるように、若者たちを教育しなければいけない。それは若者たちを競争に追い詰めることではなく、企業の家畜に育てることでもない。暴走族なんかよりも、はるかに楽しいスポーツやクラブを用意して、毎日が楽しくて仕方のない環境を作る必要がある。
 ④ 岐阜県は大自然の楽園である。素晴らしい山々、素晴らしい温泉が山ほどあり、いずれ世界中から、この素晴らしい自然を満喫しに、人々が押し寄せてくる運命を持っているのだ。上高地のような、神々しい聖地は、まだたくさんある。それには、まず地元の若者たちが、山歩きや温泉の素晴らしさに目醒めることなのだ。筆者は蛭川に多数ある石切場を利用して、フリークライミングを大規模に推進すべきだと提唱している。 フリクラだけでも、蛭川は十分に食べて行けるはずだ。まずは若者たちが、その素晴らしさを体感しないと始まらない。もちろん、サイクリングロードを大規模に整備する必要もある。林道は自転車だけに通行を許可すべきであり、中部圏の安全な幹線自転車歩道を整備すべきだ。

 県民の血と汗の結晶、大切なカネを使うなら、まずは上のような、本当に若者たちの未来のために役立つ事業に投じなければいけない。今、連中がやっているのは、自分たちの天下り利権に奉仕するための事業でしかないのだ。こんなヤツラは、ただちに追放せよ! 一度、冬の公園で苛酷な一夜を体験してみれば、国民の苦労も理解できるだろう。

 一方で、地方というのは穏やかでいいように見えるが、いろいろ問題もある。昨日、藤原直哉がネットラジオでご機嫌な放送をしているなかで、遠山郷に来ている焼芋屋の芋が実にマズイみたいなことを言っていたが、筆者も、先日、遠山郷にでかけて「かぐらの湯」で赤石銘茶なるものを買って飲んでみたら、これがひどい商品で、普段、筆者は、付知・加子母の200グラム600円の茎茶を愛飲していて、必ず6煎以上出すようにしていて、それでも十分美味しく飲める。しかし100グラム千円の赤石銘茶(遠山茶)は、3煎も出すと湯のように薄くなり、全然旨くない。これはヒドイと思った。

 秘境に行くと、素晴らしい人情があり、値打ものもたくさんあるが、なかには洗練されないヒドイ商品もまかり通っていることを知っておいた方がいい。「田舎は何でも素晴らしい」などと思わない方がいい。むしろ苛烈な競争や批判に晒されない地域では、問題もたくさん残っているのだ。
 とりわけ、岐阜県のように、自民党保守の票田として補助金で買収されたような地域では、とかく先例主義に凝り固まり、自分の頭で考えようとせず、無茶苦茶な常識を持っている人が少なくない。問題を問題と提起することさえ憚られるような雰囲気がある。
 何はなくとも村の秩序が第一で、行為の善悪良否を判断するのではなく、先例に忠実に従うだけという考えの人も多いのだ。だから、変動する商品価値を見極められず、常識外れの高値や安値が通っていることがある。こんな感覚で、異常な税金の無駄遣いが横行する道路工事が行われていても、それを「おかしい」と思い、変革しようとする人がほとんど見あたらない。
 「お上のやることにケチをつけるもんでない」 
 というのが常識であって、どんなにひどい目に遭っていても、全然、疑問に思わず、ミーハー感覚で、野田聖子や古田に投票してゆくわけだ。
 嗚呼、岐阜県が愚府圏から抜け出して、若者たちの明るい笑い声に包まれるのは、いつの日だろうか?

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