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2009年4月13日 ●崩壊するアメリカのモラリズム

カテゴリ : 無題

■ 米出産件数、4割近くは母親が未婚 黒人では7割超える

 【4月13日10時6分配信 (CNN)米国で07年に生まれた赤ちゃんのうち、4割近くは母親が未婚女性だったことが、米国立健康統計センター(NCHS)の報告で明らかになった。人種別にみると、黒人では同年に出産した女性の7割以上が未婚だったことが分かった。NCHSが先月末発表したデータによると、07年の出産件数430万件のうち、未婚の女性による出産は170万件。02年に比べて25%以上も増加した。また、同時期に発表された統計によれば、未婚の母の割合は人種間の開きが大きく、白人では28%にとどまったのに対し、中南米系は51%、黒人は72%に上っている。
米国では、女優のアンジェリーナ・ジョリーさん(33)が未婚のまま俳優ブラッド・ピットさんとの間で子どもたちを育て、08年大統領選で共和党副大統領候補だったペイリン・アラスカ州知事の長女で高校生のブリストルさん(18)が出産するなど、「未婚の母」となった有名人の話題が盛んに伝えられる。また、14年間減り続けていた十代の妊娠が最近、2年連続で増加したとの統計も発表されたばかり。十代の妊娠防止などを訴える団体NCPTUPのトップ、サラ・ブラウン氏は、「未婚での出産に対する悪いイメージが薄れてきたとの認識はあったが、出産件数のデータをみると、すでにそういうイメージは払しょくされたように思われる」と話す。同氏は一方で、親が未婚のままで生まれた子どもは貧困に陥ったり、高校を中退したりする率が高くなると指摘。「旅行へ行く前にじっくり計画を立てるのと同じように、妊娠についてもいつ、だれとの間で、どのような状況が整った場合に、といった条件を、じっくりと計画的に考えておくべきだ」と強調している。】

● 崩壊するアメリカのモラリズム

 人類史上最悪の世界大恐慌が、金融恐慌から始まって生活恐慌へと進化するなかで、社会規範を支えてきた経済的裏付けが消えてしまったことにより、共和党保守勢力がアメリカ国民に強要してきた禁欲的モラリズムが、ほぼ壊滅といってよい状況に陥っている。
 もちろんアメリカは第二次大戦以来、世界最悪の嘘つき国家であり、禁欲モラルのキレイゴトなど口先だけであり、国民の誰一人としてモラリズムを信奉する者などいなかった。ブッシュやオバマでさえ学生時代に麻薬に手を染めたことがあると告白している。
 モラリズムは決して自然発生的な倫理として成立したものではなく、いつの時代も法と刑罰の恐怖によって国民に無理やり押し付けられたものであり、それを破ろうとすれば、たちまち投獄され、また職場も追放されるという理由によって人々は理不尽に耐え続けてきた。その息苦しさ、胡散臭さ、不快さに耐えかねて、法の目の届かないアメリカ社会では、自由な空気を吸いたいあまり、麻薬・アブノーマルセックス・児童ポルノなどアンチモラリズム、快楽主義の花盛りであった。

 筆者は、世界のウソツキ代表は、中国で生み出され、朝鮮半島で花開いた儒教的道徳主義だと書いてきたが、欧米ロシアでも似たような事情であり、キレイゴトのもっともらしいタテマエを並べ立てて、その実態は裏に回って隠微な破戒を楽しむという「越後屋、おぬしも悪よのう・・・・フハハハハ」  「いえいえ滅相もございません、お代官様に比べれば赤子のごとくでございますれば・・・・ヒョホホホホ」 の世界こそ、人類社会の標準的な価値観だったかもしれない。
 この世に腐敗しない権力、ウソをつかない国家、組織などひとつも存在しないのだ。 

 アメリカ社会におけるモラリズム崩壊を語る上で欠かせないのが、90前に起きた禁酒法の時代である(参照 http://www.tanken.com/kinsyu.html
 1917年、アメリカ連邦議会はピューリタン・モラリズムの圧力により、禁酒を規定した憲法第18修正を可決、1920年1月17日より、全面的な禁酒法、つまりボルステッド法が施行され、以後約14年間にわたって暗黒の時代がやってきた。不思議なことに、この法律は酒の醸造・販売・運搬・輸出入を禁止しただけで、飲酒自体は認めていた。違反者は初犯で罰金1000ドル、禁固6ヶ月という大重罪であった。
 しかし、こんな法律、誰も守るわけがなく、世の中には密造酒と密輸酒があふれた。禁酒法施行前、ニューヨークには1万5000しかバーがなかったが、禁酒時代には3万2000もの闇バーがあふれた。仕切ってたのはアル・カポネをはじめとするギャング連中で、これによりアメリカのアングラ社会が確立してしまった。ギャングは儲けた金で警察や裁判官を買収、アメリカ社会は滅茶苦茶になってしまった。

 人の自由で自然な欲求を、誰が勝手に決めたか分からないタテマエで抑圧しようとすれば、人々は社会に背を向けることになり支えたいと思わなくなる。これは、あまりに当然の帰結である。禁酒法を通した以降のアメリカ社会は、国民が今の日本と同じように政治に絶望し、関心をもたなくなてしまった。
 こうした大混乱によって、無関心大衆と愚かな政府の背後で恐るべき陰謀が進行していたのである。1913年に成立したウオーレングラス法によるFRB連銀設立は、アメリカ憲法精神を踏みにじって、私的銀行に通貨発行権を与えるものであった。 時のウイルソン大統領は、後に「自分はロスチャイルドの陰謀にはまった」と述懐したと伝えられる。
 禁酒法がもたらしたアメリカ社会の大混乱と、政府への不信感で、もっともトクをしたのがFRBであった。大衆の政府に対する絶望感は、ロスチャイルド・ロックフェラーらが共謀してアメリカ経済を乗っ取り、やがて、通貨発行権によってアメリカ社会を支配し、国民を徴兵して、彼らの金儲けのための戦争に駆り出すシステムを完成させるのに最大の貢献をしたのである。
 こうなれば、実は禁酒法施行こそ、FRBの構築のために仕組まれたものだったことが浮き彫りになるはずだ。これは壮大な陰謀だったのである。

 自由な精神を基底にした、素晴らしきアメリカ社会は、禁酒法とFRBによって根底的に崩壊した。それ以降のアメリカはロスチャイルド・ロックフェラーら金融資本の傀儡国家であり、国民は、彼らの金儲けのために命まで捧げさせられる家畜に成り果てた。その家畜を支配するために用いられたのがモラリズムによる思想的コントロールであった。
 ピューリタンの主導したキリスト教倫理観により、一夫一婦制に縛られ、自由な性を封じられ、モラルを踏み外す者は悪魔の手先と決め付けるような、あたかも17世紀魔女裁判のような残虐な暴力的統制が強要されるようになった。
 しかし、人間性を無視したタテマエのモラル強制が進むほどに、人々は自由な空気を吸いたさにアンチモラルに走るようになり、欧米では逆に変態性欲、児童ポルノなどブレイクモラリズムが鬱屈した人々の心を捉えて離さなくなった。たとえば、GMは自動車産業だが、その最大の収益は、アブノーマルポルノ産業だといわれる。
 アメリカで行方不明になる子供たちの多くが性的虐待の末、殺害されているのである。その客層は、聖職者、教育者、警官、検事、共和党議員や支持者たちだとも指摘されている。ブッシュ前大統領、チェイニー副大統領たちも、そうした悪魔的アブノーマル宗教結社(悪魔教)に加盟していると噂され、その証拠写真も公開されている。(フルフォードブログやオルタナティブ通信参照)

 アメリカ国民の多くは、とりわけ若者たちは、今のアメリカ社会が、どれほど人間性を無視した虚偽とウソツキ価値観の強制に満ちているか、もう、うんざりするほど思い知らされているのだ。すべての不要無用な束縛から逃れて、人間として自由にのびのびとしてみたい。結婚などという束縛は御免蒙りたい。ホンモノの愛情だけで結ばれたい。もうウソツキなんかいらないと思っている。
 だから冒頭に引用したように、すべての社会常識、規範を無視し、ただ、あるがままに、なすがままに自由に生きたい、本当の愛だけが欲しいという気持ちが、新しいアメリカの社会的パワーになりつつあると知っておく必要がある。
 最初、妻たちは我慢しなくなり、やがて離婚の確率が上がり、回数が増え、離婚に対する批判も消えて、それが常識になった。やがて結婚の必要もないことまで気づくようになった。結婚という制度のウソに、みんなが辟易するようになったのだ。だから、アメリカの女性の半数が未婚で子を産むようになった。結婚していても夫は種付けの役にしか立たない。ならば自分で生んで自分で育てると主張するようになったのである。

 そして、このことが、アメリカの資本主義社会をも根底から破壊し始めた。アメリカ企業、共和党体制は、一夫一婦制モラルの強要によって、はじめて企業奴隷を飼いならすことに成功していたのである。そうして小家族単位が崩壊するということは、逆に、人々が大家族制を志向するようになることをい意味している。
 大家族こそは資本主義の敵なのである。それは帰属意識を企業にではなく、大家族すぐれて帰属する群れに置くことを意味するのであり、企業を大切にせず、飼育されない人たちを生み出し、企業に依存するというアメリカ風土を崩壊に導くものであった。

 以上、指摘してきたこととまったく同じことが、日本でも起きていることに、きっと多くの読者が気づいていることだろう。アメリカで起きていることは、やがて日本にやってくるのである。

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