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2009年6月22日 ●インターネットの卑劣文化

カテゴリ : 無題


 
東海アマブログ、千葉市内における交通問題の指摘について、非難の書き込みが集中する「炎上」になった。
 多くは、東海アマサイトに居付きになって誹謗を書き込んでいる心を病んだ人物が、HNを変えながら書き込んだものだが、釣られて付和雷同で書いている人物も出てきた。

 1996年に、このサイトを立ち上げてから足かけ14年、ずいぶん続いたものだが、これまで、こうした炎上も数回経験している。
 こうしたときは管理者権限で、非難の意見を片っ端から削除することにしている。独裁的で傲慢だと思われるかもしれないが、ネットでは、そうしないと、際限のない嫌がらせが続くことを思い知らされているからだ。

 ネットは決して双方向ではない。書き込み者は完全に身元を隠すことができて、小学生が大人のフリをして論争に参加することも珍しくない。何ひとつ責任を問われることもなく、思いつきの勝手な意見を一方的に書き込むことができる。
 書き込みの価値、真実性を担保するものなど一つも存在しないのだ。言いかえれば、ネットにおけるHNによる書き込みというものは、本人がどれほど一生懸命になろうと落書きを一歩も超えるものではない。
 書き込み者が落書き以上の価値を求めたいならばメールによって身元の確認可能な双方向通信を行えばよい。身元を明らかにして、常時連絡をとりあえることが実りあるコミュニケーションを担保するものだ。
 今回、筆者の削除に対して糾弾するchiba(彼の書き込みは削除していない)も、とうとうメールをよこさないことから、あくまでも身元を隠して無責任な書き込みをしたいだけで、この意味で真のコミュニケーションなど一つも求めていないとわかるだずだ。

 管理者は「炎上」に対し、削除で対抗する以外の手段がないし、必要もない。また、いかなる批判が集中しようと、心を痛める必要などない。どうせ思いつきの落書きばかりなのだから。
 少しでも真剣味があるならば、必ず身元を明らかにしてメールをよこすはずなのだから。
 しかも、根拠のない無責任な書き込みに刺激されて、似たような面白半分の連中が押しかけてきて、次々に炎上を拡大させて喜ぶ構図ができあがっている。議論の中身などどうでもよくて、とにかく主宰者をやっつけることが面白いわけだ。だから大部分の書き込みに価値など存在しない。だから、ある程度、非難書き込みが増えてきたなら、コメント掲示を打ち切って、書き込み削除を宣言し、それ以降、メールでのやりとりに切り替えると宣言するしかない。

 パソコンとインターネットが登場して、ハンドルネームによる身元隠しの発言が可能になった結果、明らかに若者たちの資質が変わったように思える。
 人間が誇りを失い、卑劣を厭わなくなった。ネットにおける卑劣文化のようなものが成立してきていると思う。
 人を根拠もなく非難し、罵倒し、不快な気分にさせて自己満足する愚かな若者が増えた。人の苦しみが自分の喜びであるかのようだ。

 まるで人生をネットのゲームのように捉え、何の価値もないルールや形式ばかりにこだわる。論争を見ていると、言葉尻を捉えた揚げ足取り、自己正当化の連続で、まるで朝鮮儒教の果てなき不毛論争を見ているかのようだ。
 ネット上で配布されている写真を引用すると、たちまち重箱隅愛好家同盟が登場し、「この写真はリンク表示が必要なのにやっていない違法引用だ」とか書き込んでくる。
 こんな手合いは、人が我慢できなく立小便をしているのを見つけると、いちいち「軽犯罪法1条何号違反だ」と指弾せずにはいられないのだろうか? 自分がやむをえず立ち小便をする事情ができることなど何の考慮もしてなさそうだ。

 筆者の印象では、まるで江戸時代の代官様のように、他人を見下すようにアラを探して指弾するという姿勢が共通している。 「アンタは何々が間違っている」と偉そうに決めつけたがる。
 こんな手合いは、普段、学校や会社で、いちいち細かい指図を受けて鬱憤がたまり、誰かをやっつけることで晴らそうとしているのだろう。
 そのくせ、人間として守るべき本質的な道義性について、ほとんど無関心になり、屁理屈ばかりを並べ立て、人を理由もなくやっつけても何の罪悪感も感じない。どんな卑劣なことをしても反省しない。

 これらの傾向は、インターネットを利用したコミュニケーションが普及してから生まれたものだ。
 明らかに、身元を隠して勝手なことを書いても、誰からも指弾を受けないですむ現在のシステムが、若者たちに著しい道義性の喪失を作り出した。
 我々の若い時代は、身元を隠して、まともにコミュニケーションすることなど不可能だった。それが許されるのは、せいぜい落書きくらいで、だから、文化財や観光地ではそんな類の落書きに溢れていた。
 しかし現実の社会で、何か発言しようとすれば、身元の信用度を前提に評価されることが普通だった。だから、適当なこと、無責任なことを言えるはずもなかった。そういうことの好きな人たちもいたが「ホラ吹き」などと評価されて、誰からも相手にされなくなった。

 筆者のホームページが、とりわけ荒らしや炎上に遭いやすい理由の一つも、筆者に権威が存在せず、世間の常識から乖離したことを主張する傾向があるからで、「こんなヤツはホラ吹きにちがいない」と短絡的に決めつけて荒らし行為を行う者が多いのだろう。
 それを面と向かって言う必要もなく、身元を隠して発言できる機会があれば、思いつきで勝手なことを書いてみたくなるわけだ。
 筆者の主張に疑義を感じる者であっても、正々堂々とメールをよこすなら、懇切丁寧に応じてできるだけの説明努力をして誤解を解くようにしてきたつもりだが、ネットの卑劣文化を当然と受け入れている人物による非難落書きに対しては、削除以外の手段はない。

 ネットの卑劣文化が何をもたらすのだろう?

 土浦殺人事件の犯人、金川真大は、公判で被害者の傷口写真を見せられた瞬間、意識不明になったと報道された。
 元々、彼は引きこもりでゲーマーの世界ではトップクラスの著名人だったらしい。子供の頃からパソコンゲームに夢中になり、バーチャル世界にのめり込み、現実との区別がつかなくなった。
 人生とゲームを混同し、現実をパソコン画像のようなものと勘違いし、人を殺すことをカッコいいと思ったのか、実際にやってみて、流れる血、苦しみうめく被害者にまで思いが至っていなかった。逮捕後、自分のやった現実を画像で見せつけられて、ショックを受けて卒倒してしまったのだ。

 インターネットやゲームにのめり込む若者の多くが、現実社会からの逃避をバーチャル世界に求めているといわれる。
 現実社会での苦しみを、自分が王として君臨できるバーチャル社会で晴らそうとするわけだ。
 現実のなかではイジメられっ子であっても、バーチャル社会では圧倒的な成功者なれるのだ。金川も同じで、学校ではイジメに遭い、社会に出ても自立心が育たず、最後の拠り所はネットとゲームだった。
 おそらく秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大も同じだろう。
 ネットでうまくゆくことが現実にできないはずはない。というよりネットにおける生活空間が、現実の空間よりも桁違いに大きな比重を占めるようになってしまった。

 身元を隠して無責任に発言することが正当だと思いこんでしまうと、それは必ず、日常生活のあらゆる分野で同じような勘違いを繰り返すことになる。
 自分の個人情報を徹底的に隠蔽し、相手を探して攻撃することで優越感に浸れるわけだ。現実には、個人情報を出さない一般客として商店に入り、商品をくすねる万引き行為に対しても抵抗感がなくなるだろう。

 荒らし書き込み続けている者の多くに他人に対する思いやりがなく、こんな発想では万引きも平気でやるだろうと思うタイプが多い。
 彼らの特徴は、独善であり、徹底的な自己正当化であり、他人の意見を聞く耳はまったく存在しない。だから絶対に身元を明らかにした双方向通信に応じない。
 どんな悪事でも正当化してみせる。自分の思い通りにならないと徹底した嫌がらせを繰り返す。これがバーチャリズム洗脳者の特徴といってもいい。

 こんな傾向を見ていると、インターネットも、金融資本による独裁と洗脳統制の世の中を変える目的を失ったなら死滅する運命が待っていると思うしかない。
 人間の自然な生活と社会には、合理化されたネット社会など必要ない。情報が簡単に得られる必要もない。
 最低限の情報で、あとは一人一人が自然と対話し、学んでゆけばよい話だ。50年後に人類社会が残っているなら、パソコン文明、インターネットはもはや存在していないだろう。

 人は時間をかけて現実と対話すればよい。人間が生きている根源は、大切にしたいと思う愛情であることが理解できるなら、もはや情報に価値はなく、ただ人間の直接のふれあいこそが社会を支える根源であると理解され、バーチャルな世界は死滅するしかないだろう。
 パソコンやネットのように、わずか数十年で劇的に世界を制覇した文明は、そのデメリットが認識された瞬間に、成長と同じように劇的に衰退するものだ。
 パソコンやネットが人間社会にもたらしたもの、メリットとデメリットが整理され、一人一人の人生にとって、どのような意味があるのか、みんなが認識できたときがパソコン社会の終焉であろう。
 パソコン、ネット社会は、一人一人の幸せのために登場したものでは決してない。それは国家による人間管理の効率、家畜化に貢献するものでしかなかった。
 ただ、我々は、それを逆手にとって、国家そのも、家畜管理社会そのものを情報によって崩壊させるためにネットを利用しているだけだ。それは役目を終えれば死滅する。

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