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2009年8月8日 ●備蓄対策

カテゴリ : 無題


 備蓄対策

 現在、相模湾沖~伊豆東方沖海域で、かつてない地殻変動の前駆活動が始まっていて、連日、凄い数の微震が続いている。
http://eoc.eri.u-tokyo.ac.jp/harvest/eqmap/tkyMAP7.html
 この地域は、フィリピンプレートが先端の伊豆半島を年間数センチも本州に押しつけていて、このため摩擦熱によって富士山のマグマが生成されるといわれている。世界でも指折りの地殻変動地帯であり、地震や火山活動の非常に激しい地域だが、この数ヶ月は、明らかに規模が激化している。
 こうなると70年周期といわれる関東大地震に、いよいよ本格的警戒が必要な段階に突入したと考えるべきだ。
 しかも、今回は、1707年・宝永巨大地震にパターンが似ているのではないかとの指摘があり、南関東直下型震災だけにとどまらず、東海・東南海・南海の各巨大地震に加えて富士山噴火も連動するのではと考える研究者が多いようだ。

 南関東地域は、神奈川西部・小田原(約70年周期)や国府津松田断層などの大周期(3000年スケールの)活動が予想されており、1923年関東大震災以来、すでに86年と周期を大きくはみ出して遅延していて、非常に危険な状態であり、首都圏全域に影響を及ぼす巨大地震が発生する可能性が強く指摘されている。
 6月末あたりからPISCOなどにかつてない異常データなどが記録されるようになり、「いよいよ胎動が始まり、南関東を震源とする巨大地震が予想される」と関係者によって警報が出される段階に至っている。
 当HP協力者の清瀬Cさんのガンマ線計測も、かつてない大幅な変動が記録され続けている。これは地殻活動の活性化を示す指標で、ラドン222が多量に放出されている可能性がある。つまり花崗岩が巨大な圧力を受けて、東京直下で割れ続けているわけだ。

 ところが、現在は、巨大地震が接近するとともに未曾有の経済危機、社会危機、気象危機まで同時に押し寄せてきている状況のなかで、家庭が長期の孤立を強いられる事態が予想されるようになり、地震対策だけでなく汎用的な備蓄問題をクローズアップする必要が現れている。

 巨大地震以外では、史上最悪の大恐慌が国際貿易を破壊し、生活を直撃することによる食料事情問題、太陽活動が2025年をピークに急速な寒冷化現象をもたらし、農作不振に見舞われることによる食料問題、それに秋に強毒化して蔓延する可能性があるといわれる新型インフルエンザ対策の備蓄、昨年少なかった分だけ、今年は大当たりになるといわれる巨大台風襲来など、今秋は、過去数十年で、一番、備蓄対策が問題になりそうだ。

 筆者は備蓄について、食料の入手が困難になった段階で通常想定される、缶詰、乾パン、レトルトなどの一般的な「保存非常食料」の備蓄利用については懐疑的な立場だ。
 過去数十年の登山経験で、たくさんの「非常食」を利用してみたが、1~2日程度の短期なら有効だが、3日を超え、場合によっては数ヶ月に及ぶ長期の食料としては、やはり不適格である。乾パン、非常用乾燥食料などは嗜好が落ちて食欲が湧かなくなる。まだレトルトなら、それなりに嗜好性も良くて有効だが、これは高価だしムダが多い。

 そこで、筆者は、非常用備蓄対策の基本は「スローフード」にするよう勧めている。
 日本人の嗜好に適合した食料は、まずは米・味噌・漬物であろう。これは日常食であり、しかも保存性が非常に良いものだ。これを多めに備蓄することで、備蓄食糧とするのが合理的と考える。
 この最大の利点は、毎日、日常的に食べながら新しいものに更新できるということだ。米・味噌・漬物を嫌いな人は少ないだろう。いずれも長期保存性がありながら、毎日食べて入れ替えができるし、非常時にも違和感がもっとも少ない食料で、震災のときでも、これを食べていれば安心感がある。

 米については、精米したものの保存限度は、わずか一週間程度しか風味が保たれないので玄米を勧める。もちろん1~3万円程度で市販されている精米器を利用することになる。電気供給が途絶えたときは、そのまま玄米で利用するか、戦時中に行われたビン突き精米という方法もある。(ガラス瓶に玄米を入れて棒でつつく)
 筆者は、この数年、玄米だけを購入していて、2年以上保管した古米も、繰り返し精米すれば美味しく食べることができることを確認した。ただし、夏期、虫が付きやすい難点がある。コクゾウムシよりもノシメマダラメイガがひどい。
 長期保管した袋を食い破って浸入し、納豆のように糸が張ってしまうことがある。防除方法は、袋を変えて冷蔵することくらいだ。筆者は、「虫もタンパク質」と、構わずに、そのまま精米して食べている。食味に大きな変化はないようだ。

 オカズについては、日本人は味噌と漬物を基本にしたバリエーションが一番適合性がよいと思う。
 肉類も味噌漬けにすれば相当長期の保存がきくようになり、ありふれた野草のアザミの根など、味噌漬けにすれば「やまゴボウ漬」として驚くほど美味だ。漬物にすれば自家栽培の野菜も長期間保存可能になりムダが少なくなる。
 山菜でも水菜やアザミ、コゴミやワラビ・ゼンマイ・ツクシなど食べられるものは結構あるものだ。理想をいえばニワトリを飼育して卵を採取するのが望ましい。
 筆者宅では、取れすぎたキュウリやナスなどの漬物、ピクルスなどに取り組んでいる。味噌も自作したが、これは麹が高いため市販品よりも高価についた。ジャガイモも大きな漬物樽に入れて地面に埋めている。

 今年、秋頃から考えられるのは、大地震と強毒化した新型インフルエンザの蔓延で、大地震の場合はライフラインが寸断されて、なかなか復旧しない可能性を見る必要がある。インフルエンザの場合は、感染を避けるために長期間、外出せずに家に閉じこもることになる。
 さらに、1993年以来の異常寒冷化で、稲作に大きな打撃があり、野菜類の生育も非常に悪い状態から、今後、外資系投機集団による穀物買い占め、輸入食料途絶、野菜類暴騰などが予想される。
 日本経済も「景気回復」などというかけ声とは裏腹に、現実には雇用情勢がますます悪化の一途で、職を失い、食べるアテを失った人が年末までに40%近くに上るのではと見ている。こうなれば、本当に食べるものがなく、買うカネもない、ただ飢えて街を彷徨い、朽ち果てるだけという悲惨な状況が現実のものとなるのだ。

 こうした事態が予想されていたことから、筆者は昨年から裏山を開墾して100坪ほどの畑を作った。ここにジャガイモを植えて、今年は200キロほどを収穫備蓄した。また、サツマイモを60株植えてあり、秋には100キロ以上の収穫を見込んでいる。
 とりあえず、この程度で、一人なら十分飢えを凌いでゆける。田舎で土地に余裕があれば、こうした生鮮備蓄が一番確実だが、都会ではそうもいかない。
 こうした意味で、一番の対策は、過疎地域の田舎に引越し、仲間と力を合わせて畑を開墾し、自給自足生活を構築することだと繰り返し述べてきた。

 だが、雇用と家族の関係から、そうした決断を下し実現するのは、なかなか困難だ。とりあえずは、備蓄で凌ぐしかないだろう。そこで、どの程度、何を備蓄すべきか?

 最悪の場合、年末までに基軸通貨のドルが崩壊し、世界貿易、為替体制が連鎖崩壊して、輸出入が途絶える可能性がある。小麦やトウモロコシが入荷しない。こうなれば畜産は全滅だ。したがって自給自足可能なイネ科・マメ科・芋類を食べて凌ぐしかない。
 一日の必要量は概ね芋類なら500グラム、米麦なら300グラム程度を考える。一人あたり、玄米で30キロあれば三ヶ月分ということになる。もちろん、その他にも、乾麺や小麦・大豆などがあるから、食いつなげば、一人玄米30キロで1年というあたりではないだろうか?
 家族5名なら、玄米100キロ程度の備蓄が望ましい。もちろん、これを精米して食べながら、30キロずつ更新してゆけばよい。たくさん買いすぎると、虫に入られたとき厄介だ。備蓄食糧は後生大事にとっておかないで、どんどん食べて更新することが大切だ。

 ジャガイモやサツマイモの備蓄は、年越し分を翌年の種芋にできるので非常に有利で、屋根の上に載せた大型プランター程度でも、驚くほどの収量が見込める。概ね、50坪で一人の1年分食料が確保可能である。ただし、保管には細心の注意が必要で、光を当てて青芋にしないよう、またネズミにやられないよう気を遣う必要がある。

 強毒性インフルエンザ蔓延対策の場合なら、これに缶詰や米・味噌などの副食で数ヶ月を閉じこもって凌ぐことが可能だ。野菜類はプランター程度でも結構できるものだ。
 しかし大地震の場合は、ライフラインの途絶があるため、煮炊きの燃料や、飲料水の備蓄も必要だ。トイレットペーパーの備蓄も忘れてはいけない。汎用性の強いものなので最低1年分は用意したい。
 水は、理想をいえば、筆者宅のように井戸を利用するのが望ましい。あとは近所の裏山から小枝を拾ってきて七輪で煮炊きすれば十分だ。

 都会でも、一軒の持屋なら、水道と平行して井戸利用が望ましい。飲料水だけ水道にして、後の水は井戸にすればよい。筆者宅では造園屋に頼んでユンボで4mの井戸を掘ってもらった。金額は井戸枠込みで総額20万円ですんだ。
井戸屋の見積もり例
http://www.izawasakusen.com/index.html
 これに井戸ポンプ4万円と、塩ビ配管(五千円でお釣りがくる)を自分で敷設すればよい。総額30万円でお釣りが来るはずだ。ライフライン、電気切断を予想して手押しポンプも敷設すればよい。これはコメリHCで3万円程度。こうした設備は業者に頼まず自分でやれる。
 貸屋では、仕方ないので、ペットボトルの安価な(2リットル80円程度)飲料水を、一人40リットル程度は用意したい。これで最低一ヶ月は持ちこたえることができる。

 この程度の備えをしておけば、何が起きても、数ヶ月は安心できるだろう。その間に、未来を見据えて、もはや都会での生活に見切りをつけて、信頼のおける仲間を募って、一緒に田舎で農業共同体を実現することを考えよう。
 こうした経済危機のなかで、巨大地震が起きた場合、とりわけ原発震災が発生した場合は、復旧が著しい困難になり、長期間の自給生活が必要になる可能性がある。
 強毒性インフルエンザ蔓延の場合も、数ヶ月、外に出られない可能性を考える必要がある。もし、このまま気象災害ともいえる冷夏から農作物の不作が続くなら、年末には、明確な食料不足が訪れて、いざ備蓄しようと思っても、玄米すら入手困難ということになるだろう。
 ある程度先を読んで行動する必要がある。
 筆者は、一昨年あたりから備蓄を開始したが、昨年も、結果的には必要がなかった。それで失敗かというと決してそうではない。
 備蓄には、さまざまなノウハウが必要なのだ。これを、一つ一つ学び、確実な保管法や、本当に行こうな対策を確認する上で、一昨年、昨年の経験はムダにならなかったと確信している。

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