FC2ブログ

Entries

2009年8月14日 ● また朝鮮侵略正当化

カテゴリ : 無題


 またか朝鮮侵略正当化

 掲示板に、「従軍慰安婦は高給を求めて自ら応募した」 「創氏改名は自発的意志だった」とか、「強制連行は存在しない、自発的に日本に仕事を求めて移住しただけ」とか、「日本は朝鮮で良いことをした、恥じることはない」だとか、聞くだけでうんざりするような朝鮮侵略正当化論が、飽きもせずに書き込まれている。
 すでに反論され尽くした議論を蒸し返したくもないが、日本と日本人の歴史を美化したい人たちが勝手な歴史の捏造歪曲に勤しんでいて、これを本気にする若者たちがいるとすれば、大きな悪影響があるために放置するわけにもいかない。

 これらを論駁するのは、多大な手間と大きな文書量、資料が必要だが、筆者も多忙で、あまりかかわっている時間がないため、長い反戦運動の経験から思いついたことを書いて、若者へのプロパガンダとしたい。
 朝鮮侵略正当化論にもピンからキリまであって、白豪主義者が黒人や先住民を迫害するときに用いた論理のように、「朝鮮人は民族的に劣った連中だから、優れた日本人が朝鮮を併合して彼らを指導したのは良いことだった」とか、傲慢な朝鮮・中国人民にたいする民族的偏見・差別意識など、多数の立場にいちいち対応するわけにもいかないので、今回、掲示板に書かれものを引用するなかで、「日本は朝鮮で良いことをした」論に対して、基本的な見解を明らかにしておく。

 私@神戸さんの書き込みから引用

【国家としての体を成さないほどに貧しかった国を植民地にする経済的メリットは何もありません。当時の日本は、莫大な予算を割いて都市整備、各種インフラ整備、教育にと貢献しました。経済問題の解決の為に国家財産を収奪の為に侵略、植民地化したと言うのはウソだと言いたいだけです。】

 (反論)
 元々、朝鮮半島は古代、三韓時代あたりまでは、とても先進的で豊かな国家だったといわれている。三国時代の満州扶余から朝鮮半島まで、扶余族(女真族)というツングース系騎馬民族がいて、その末裔であり、そのうちの百済(馬韓)が日本天皇家の先祖と考えられている。
 百済は唐・新羅連合軍に敗北したが、倭と共同関係にあったと好太王碑に記録されている。筆者は、実際には百済は数百年にわたって倭に進出し、倭を同化し、乗っ取っていたと確信している。朝鮮半島で敗北後、百済王国は大挙して日本に逃げたと考えるのが妥当である。
 元より、「日本」という地名すら、伽耶「任那日本府」からとられたものであって、天皇家は百済王国の末裔と考えるのがもっとも自然である。したがって、朝鮮人を蔑視する姿勢は、天皇や自分たちの先祖を蔑視するに等しい。

 日本併合時の李朝朝鮮が、あたかも現在の北朝鮮のように非合理で、民衆を塗炭の苦しみに追いやる悪政を敷いていた理由は、元寇の時代に成立した統一李氏朝鮮が、やがて廃仏崇儒政策を行い、形而上学の極致のような儒教観念論を民衆に強要してからであった。
 朝鮮も日本と同じ朱子学で、これは民衆に権力への盲従を要求するものであり、女性を男性の家畜に貶める思想であって、国家権力にとってまことに都合のよい思想だったから、中国・朝鮮・日本・ベトナムなどで広く権力に用いられた。
 この思想の本質は、人民に支配者から奴隷に至るまで細分化された差別階層を設け、上位に対する絶対服従を要求し、女性の男性に対する服従を要求するという体制であって、上位の両班階級(士族)は、下位の良民・白丁階級を奴隷として使役するものであった。
 これによって、朝鮮の人々は連帯と希望を失い、差別の地獄社会になったといえるだろう。指摘されている近世の異様な貧しさ、後進性も、この儒教体制がもたらしたものであることは、今ある北朝鮮金王朝を見ればよく分かることだ。

 しかし、だからといって、日本が朝鮮に行って、インフラを整備し、教育に貢献することを朝鮮の人々が自ら望んだわけでは断じてない。この点を勘違いしないでほしい。
 朝鮮侵略正当化論の共通点は、「日本が遅れた朝鮮を解放してやった」と独善的な論理を主張することだが、とんでもない傲慢なお節介であり、そんな手出しなどしなくとも、彼らなりに問題点を思い知らされ、自分たちで解決の道を探るのであり、また、「自力更生」でなければ真の解決・解放など得られるはずがないのだ。
 問題は自分たちで思い知らされ、発見し、解決するのであり、余所者が勝手にお節介をして、「良くしてやった」などと自画自賛することの傲慢さ、愚かさを恥じよ。

 日本は朝鮮ではない。別の国家であり、その朝鮮を侵略した本当の理由は、1929年大恐慌の余波が長く世界経済を苦しめ、先進各国は、植民地との結びつきを主体にしたブロック化経済を模索していた。欧州各国はたくさんの植民地を抱え、ソ連は広大な領土を抱え、アメリカもブロック鎖国体制に困ることはなかったが、日本は植民地がなく、ブロック鎖国にもっとも大きな打撃を被った。
 このため「朝鮮・満蒙こそ生命線」と「大東亜共栄圏構想」が語られ、台湾・朝鮮・フィリピンを併合し、満州を属国化する傲慢な帝国主義政策を行った。
 朝鮮に対する統治は、まさしく、日本主導の大東亜ブロックを構築するための主軸だった。それは植民地化以外のなにものでもなく、「日本が朝鮮を植民地化したのはウソ」などという屁理屈は、歴史に対する無知にもほどがある。
 
 日本軍が朝鮮のインフラや教育に貢献した事実も一部にあったが、それは朝鮮人民が望んだわけでは決してなく、すべて日本天皇制国家拡大のために、朝鮮の土地と民衆を利用する手段でしかない。植民地収奪のために、耕し肥料と種を撒いただけのことである。
 日本は経済問題解決のために朝鮮・台湾・フィリピンを植民地化したのが唯一の真実である。
 また、「経済的に追いつめられた当時は、それ以外の選択肢はなかった」とする弁解も歴史と社会を知らない無知な詭弁にすぎない。
 日本は、当時、すでに多くの国民をアメリカ大陸やハワイなどに送り出していた。追いつめられていたとはいっても、地域の封建制度を改革し、古い農法を合理化するなど、とりあえず国民を食わせ、一定の生活水準を確保する道など無数にあった。
 軍部が求めたのは、「国民を食わせる」ことではない。「強い日本を実現し、偉大な天皇を世界の支配者にする」という帝国主義だったのだ。自らの実態に真正面から対峙せず、欧米に伍する強国、偉大な天皇制国家の妄想に囚われ、「日本人は世界に冠たる国民、天皇は世界の支配者」という幻想を実現しるために、他国民を犠牲にしようとしたのである。

【創氏改名に関しても強制連行され慰安婦として売春を強制された・・・と言うイチャモン同様に朝鮮人自らが日本名を望んだと言うこともあります。同胞に対する差別感、優越感からだそうです。しかし、敗戦色が濃くなると掌を返す様に・・・自分達朝鮮人は戦勝国だとの勘違いから日本人に対して恩を仇で返す愚行に走りました。見かねたGHQのマッカーサーが「朝鮮、中国は当事国ではない、すなわち戦勝国ではない。第三国だ」・・・これが「三国人」の元となりました。(従って三国人と言う呼称は蔑称ではありません)】

 (反論)
 この書き込みを見て、筆者は完全に切れた。
 「姓氏改名を朝鮮人が望んだ」「慰安婦は金儲けのために自らの意志で売春として行った」と、私神戸さんが決めつけているのは絶対に許せない歴史の歪曲である。これについては、具体的な資料を挙げて反論する必要があるが、時間が不足するので、専門家に依頼することにした。

 「朝鮮の婦女子が、高額の給与に目がくらみ金儲けのために、自分の意志で売春を行ったのであり、従軍慰安婦など存在しなかった」という捏造論は、「新しい教科書を作る会」など右翼が20年以上前から、しきりに宣伝していることだが、本気でそう思っているなら、韓国の人たちの意見を聞くがいい。筆者は、韓国系掲示板サイトに、この掲示板をリンクし、彼らの意見の洗礼を浴びていただきたいと思う。
 ましてや、「朝鮮人強制連行は存在しなかった。それは日本に仕事を求めて自発的に来た朝鮮人だ」と決めつけた論調に至っては、激怒を通り越して脳卒中を起こしそうだ。
 筆者は若い頃、そうした強制連行当事者たちと数年間、一緒に仕事をし、多くの苦難の話を直接聞いた経験がある。全国の炭坑やダム工事、軍需工事などに強制的にかり出され、食うや食わず、寝る時間もまともにもらえず、こき使われ、数万人という人々が使い殺されていったのだ。
 これまでも、ブログなどでダム工事の受難記録など、たくさん引用してきたつもりだが、まったく理解していない。全部ウソだと決めつけているのだろう。

 この程度の捏造を書くようでは問題外だ。もう、まともな対話が通用しない。筆者は激怒するだけで、具体的に説得する手段が思い浮かばない。
 そこで、韓国の強制連行経験者の存命者に直接呼びかけて、掲示板に投稿してもらえるよう手配したが、なかなか、ネットに書き込める人も少なくて実現は難しいかもしれない。
 「強制連行がウソ」という立場は、あまりにも劣悪な歴史の歪曲であり、隠蔽であり、そんな愚かなウソを信じていると、もう、この世から排除されるしかないと警告しておきたい。
 
 字数の関係で、別の機会に、また書きたい。

Appendix

プロフィール

tokaiama

Author:tokaiama
ツイッターのアカウントは、原発運転による健康被害をとりあげた途端に永久凍結されました

最新記事

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
その他
3位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
3位
アクセスランキングを見る>>

カレンダー

07 | 2009/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

アクセスカウンター

アクセス数