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 世界に大恥を晒した袴田事件再審拒否 まるで三流独裁国家なみのインチキ司法

 袴田事件について、関与した警察官・検察官のなかに、袴田さんが真犯人だと思っている者は皆無だろう。とりわけ、証拠を捏造した張本人は……。
 裁判官も、誰もが無罪であることを知っているはずだ。それなのに、東京高裁、大島隆明は再審を否定した。

 この理由は、再審を認め、袴田さんに無罪判決が下されると、戦後司法の冤罪捏造の凄まじさが、ますます社会的に認知されること、つまり、検察・警察・裁判所の信用が完全に地に墜ちること。

 「免田事件」「財田川事件」「松山事件」「島田事件」「飯塚事件」 どれをとっても、警察が拷問によってウソの自白を引き出したり、証拠を捏造したりの権力犯罪で、これによって人生を棒に振るほど人権を侵害されたり、無実なのに死刑を執行されたり(飯塚事件)の極悪ぶりが知られるようになったが、袴田事件の場合は、特別に証拠捏造の悪質さが知られ、警察・検察・裁判所揃って冤罪を承知で、無理矢理、死刑にした経過があって、それを認めれば、日本司法は世界の恥という狼狽ぶりが見て取れるのである。

 司法というのは、証拠を捏造してまで無実の人を死刑にする「人間のクズ」の集まりだということが世間に広く知られてしまうことは、司法関係者全体のプライドを大きく傷つけるものであるから、どんな強引にでも真実を隠蔽したいという姿が鮮明に見えている。

 司法は無謬であるという、自分たちの優越妄想=信仰を守りたいこと。つまり検察のメンツ、虚栄心を守るためには、人権を蹂躙しようが、無罪の人を絞首刑で殺害しようが関係ない、「自分たちの権力は凄いんだ!」という優越感に浸って陶酔していたいという陳腐、矮小、下劣な発想しかありえない。

 司法関係者の根底に、こうした傲慢、愚劣な優越感がなければ、有罪率99.9%なんて信じられない判決は絶対にありえないのである。世界を見渡しても、こんなとんでもない有罪率は、日本以外、地球上の司法のどこにも存在しない。

http://wonderlaboratory.com/japan-conviction-rate-99/

 これで、日本の司法=警察・検察・裁判所には人間性を見失った「クズ」しかいないという惨めな現状を、世界中に発信したことになる。
 安倍政権登場以来、いっそう明らかになった、権力装置の右傾化、極度の保守化だが、この判決によって、もはや、日本政府機関が、大金持ち階級の代理人、自民党・公明党による、彼らの利権を守るためだけの私物であって、どんなに市民の人権を蹂躙しても構わないという権力第一主義の思想を世界に高らかに宣言したのである。

[そもそも袴田事件とは何なのか?]

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%B4%E7%94%B0%E4%BA%8B%E4%BB%B6

1966年6月30日 、「こがね味噌橋本藤作商店」専務の自宅が放火され、焼跡から専務(41歳)、妻(38歳)、次女(17歳)、長男(14歳)の計4人の他殺死体が発見される。一家の中では別棟に寝ていた19歳の長女(一家から勘当されて家を出ていたが、当日は久しぶりに家に戻っていた)が唯一生き残った。

 この長女が真犯人であるとする証拠が多数提示されているなか、2014年、袴田さんの釈放直後に、なぜか急死しているが、長女に対するメディアの関心は極めて薄い。

 7月4日 、清水警察署が味噌工場および従業員寮を捜索し、当時「王こがね味噌」の従業員で元プロボクサーの袴田巖の部屋から極微量の血痕が付着したパジャマを押収した。
1966年8月18日、静岡県警察が袴田さんを強盗殺人、放火、窃盗容疑で逮捕。
 このとき取り調べにあたったのが、静岡県警最悪の冤罪捏造王・拷問王と呼ばれた紅林麻雄である。

 https://matome.naver.jp/odai/2139591205754454701

 袴田さんは30歳で逮捕されて以来2014年3月27日まで45年以上にわたり東京拘置所に収監拘束された。これはギネス記録にもなった。

 袴田さんの死刑判決の決め手になったのは、奇妙に発見された味噌樽に隠された衣服であり、弁護側は「サイズから見て被告人の着用は不可能」としたが、検察は「1年間近く、味噌づけになってサイズが縮んだ」と主張している。
 Bというタグがつけられていて、これが袴田さんのサイズだと強引に決めつけた。
 大きさとしては女性=長女が着ていたものと考えるのが合理的だったが、検察・裁判所は、袴田さんが犯行時に着用していたと決めつけた。
 
 2011年2月、弁護側により、ズボンについていたタグ(B)はサイズではなく色を示しているとして、警察が故意に事実を無視した疑いが指摘された。

 袴田の実家を家宅捜査した際に犯行着衣と同じ共布を発見。これが犯行を裏付ける証拠として採用された。

 2010年9月に検察が一部開示した証拠を弁護側が検証したところ、布発見の8日前と6日後の2度に渡り、捜査員がズボン製造元から同じ生地のサンプルを入手していたことが判明した。

 弁護側はこの不自然な行動に「実家からの発見」を偽造した可能性があるとして2枚のサンプルの開示を要求、「検察側が示せないなら捏造の根拠になる」と主張している。

 袴田さんへの取調べは過酷をきわめ、炎天下で1日平均12時間、最長17時間にも及んだ。さらに取調べ室に便器を持ち込み、取調官の前で垂れ流しにさせる等した。
 拷問取り調べを指揮したのは、後に冤罪捏造王として知られた紅林麻雄に薫陶を受けた関係警察官だったといわれる。
 この時代、静岡県警は極めて冤罪率の高い異常な警察として知られた。

 http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/223.html

睡眠時も酒浸りの泥酔者の隣の部屋にわざと収容させ、その泥酔者にわざと大声を上げさせる等して一切の安眠もさせなかった。そして勾留期限がせまってくると取調べはさらに過酷をきわめ、朝、昼、深夜問わず、2、3人がかりで棍棒で殴る蹴るの取調べになっていき、袴田は勾留期限3日前に自供した。取調担当の刑事達も当初は3、4人だったのが後に10人近くになっている。

 [第二次再審請求]

 検察は2013年3月、4月、7月と続いて当時の一部の証拠を開示した。また、同年11月には、事件当時、袴田の同僚が袴田のアリバイを供述していたにも関わらず、検察は袴田が犯人であるかのような供述に捏造していた事実が発覚し、加えて12月には被害者が当時着用していた5点の衣類に付着している血液が袴田のものではないことも、最新技術を使った弁護団のDNA鑑定によって明らかとなった。

 2014年3月27日、静岡地裁で再審が認められ、さらに死刑と拘置の執行の停止を決定、袴田は釈放された。

 これに対し静岡地検は東京高裁に即時抗告。2018年6月11日、東京高裁は静岡地裁の決定に対し「地裁が認めたDNA鑑定の結果には科学的疑問が存在し、証拠として信用できない」として再審請求を棄却した。

 死刑と拘置の執行停止については「袴田の年齢や生活状況等を鑑み、釈放の取り消しが相当とは言い難い」として維持している。

 これは極めて異常な決定で、4名の家族を殺害したとされる死刑判決を受けた犯人を、収監せずに放置するということは、いかに高裁裁判官が、自分の判決の間違いを承知していて、冤罪死刑につながる収監の責任をとらされることを恐れているかを如実に示すものである。

 本当に、袴田さんが犯人だと確信していれば再収監すればよいのだ。
 もちろん、そんなことをすれば、日本中で袴田さん救援運動が起きて、収拾のつかない恐ろしい司法の混乱が起きることは明らかであり、裁判官は、それに怯えて収監をする勇気を失っているだけのことだ。

 ただし、最高裁が再審棄却すれば、間違いなく再収監に至り、この場合は、激しい袴田救援、人権運動が勃発するのは確実であり、今の最高裁が、安倍政権や日本会議に乗っ取られていて、人権蹂躙の判決を下す確率は高く、とんでもない、おそらく二度と取り返しのつかないほどの事態になる可能性が強い。
 このときは、私も黙っていない。必ず行動を起こすことを宣言しておく。

 [検察側の証拠捏造]

 第2次請求審では、犯人が着ていたとされたシャツに付いた血液のDNA型が袴田元被告と一致しないとの鑑定結果が出た。
 村山裁判長は決定理由で、DNA鑑定結果を「無罪を言い渡すべき明らかな証拠に該当する」と評価した。

 事件の1年余り後に、奇っ怪な状況下で発見され、有罪の最有力証拠とされたシャツなどの衣類について「捜査機関によって捏造された疑いのある証拠によって有罪とされ、死刑の恐怖の下で拘束されてきた」と指摘した。

 1970年代にあった控訴審での着用実験で、ズボンが袴田には細すぎて履くことができなかった。
 だが、検察側は「タグの『B』の文字は84センチの『B4』サイズの意」などと言い張り、確定判決でもその通り認定された。
 しかし、これは捏造であった。「B」についてズボン製造業者が「色を示す」と説明した調書の存在が証拠開示で明らかになったのである。

 [裁判の問題点]

 最高検察庁の検事として袴田事件の審理を担当した、竹村照雄は、地検に眠っている証拠を「もう一回分析することはしなかった。その前の段階で有罪だと思っているから。 改めて無罪の証拠をほじくることはない」と述べた。

 証拠の全体像を知るのは検察側だけで、何を裁判に出すかは検察の裁量に任されており、今の裁判員が始まる前の制度では、検事、検察官は、被告人を有罪するのに最も適切な証拠だけ出せばよく、それ以外の証拠は一切見せなくていいというのである。

 死刑判決を書いた裁判官の熊本さんは7年前、守秘義務を破って異例の告白をした。
 この中では、警察の厳しい取り調べで、袴田さんがうその自白を強いられたと見ていたこと、無罪にしようとしたが、ほかの裁判官を説得できず、心ならずも死刑判決を書いたことを明らかにしました」と指摘した。

 週刊現代は、袴田事件裁判にかかわった裁判官・刑事・検事を実名であげ、その裁判の不当さを批判した。裁判所が警察・検察とグルになって、袴田さんを殺人犯に仕立て上げた構図が浮かび上がるとしている。

 プロボクサーとして有望だった袴田巌さんを救援しようと、日本ボクシング協会や超党派の議員連盟が救援会を設立し、輪島功一や鈴木宗男らが真剣に動いていたが、国家権力の壁を突き破ることは困難であって、今回の理不尽な再審拒否判決によって、新たな全国民的救援運動の設立が望まれる。

 これほど、袴田さんの冤罪の状況証拠が明らかである以上、今回の判決を書いた大島隆明は、裁判官という地位に守られると勘違いしない方がいい。
 このままでいけば、最高裁も再審を拒否し、収監=死刑執行に動くことになるが、そんなことをすれば、安倍政権・日本会議の下、どんなに市民的人権の地位が落ちていても、全国民的な怒りで燃え上がることになるだろう。

 検察のメンツを守ることを前提にして、本田鑑定を否定する目的で、DNAのインチキ証拠を提出した鈴木広一(大阪医科大)についても、今後、激しい批判が巻き起こるのは確実であり、その悪辣さは後世にまで伝えられることになるだろう。

 最高裁は、おそらく帝銀事件の平沢さんや、名張毒葡萄酒事件の奥西さんと同様に、刑務所に閉じ込めたまま、死刑を執行せずに死なせる方針を採用することになるだろうが、今回の袴田事件は、前二者の冤罪死刑事件とは、支援の底辺の大きさが違う。
 冤罪に憤る国民の意識共有は、桁違いに大きなものになっていて、国家権力、司法のインチキぶりが、ますます明らかになっているなかで、この事件が、国民の怒りによる歴史的な日本司法の転換点になる可能性は極めて大きい。
 
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