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 冤罪で処刑されてしまった久間三千年さんの再審を裁判所が絶対に認めない理由

カテゴリ : 未分類

飯塚事件再審認めず=元死刑囚側の抗告棄却-福岡高裁

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020600142&g=soc

飯塚事件の再審請求即時抗告審で、福岡高裁に入る弁護団=6日午前、福岡市

 福岡県飯塚市で1992年、女児2人が殺害された「飯塚事件」で、殺人罪などで死刑が執行された久間三千年元死刑囚=当時(70)=の再審請求即時抗告審で、福岡高裁の岡田信裁判長は6日、「元死刑囚が犯人であると高度の立証がされている」と述べ、再審開始を認めなかった福岡地裁の決定を支持し、弁護団の即時抗告を棄却した。弁護団は最高裁に特別抗告する方針。
 確定判決の柱となったDNA型鑑定は、再審無罪が確定した足利事件と同じ手法で警察庁科学警察研究所が行っており、再審請求審ではその信用性が争点となった。
 2014年3月の福岡地裁決定は、弁護団が提出した専門家の鑑定を踏まえ、DNA型鑑定の証明力を「確定判決の段階より慎重に評価すべきだ」と指摘。目撃証言や血液型鑑定などDNA型鑑定を除く状況証拠の総合評価で元死刑囚の犯行と結論付け、岡田裁判長も決定を支持した。(2018/02/06-13:32)

http://healthpress.jp/2015/08/dna-9.html

久間さんは、何の物的証拠もないまま、1990年の足利事件で起訴され、無期懲役判決を受けて、十数年服役後、やっと再審無罪となった、菅谷さんの罪をでっちあげたDNA鑑定と、まったく同じ鑑定官により、同じ手法が用いられたことで知られる。

 DNA学関係者のなかでは、1990年当時、まだ初期のDNA鑑定には欠陥が多く、誤検出の確率が極めて高く、証拠として採用されるだけの信頼性は存在しなかったというのが定説である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%B3%E5%88%A9%E4%BA%8B%E4%BB%B6

  足利事件では1000分の1程度の確率で弁別可能と法廷で強弁されたが、警察側が、予断と偏見、事件の早期解決の圧力から、犯人と決めつけるため作為的な鑑定を行えば、菅谷さんの場合のように、再鑑定によって、まるで違う結果が出ることが明らかにされたのに、これとまったく同じ手法で、飯塚事件の久間三千年さんは、物証も自白もないまま、インチキDNA鑑定で死刑にされたわけである。

 2008年10月28日、久間三千年さんの死刑が執行されてしまったが、これは戦後、死刑執行の常識を完全に覆す、二年という異様な早期執行であった。
 普通は、死刑確定後、執行は、どんなに短くとも五年であり、この間に、冤罪が発覚する可能性もあり、また被告が自分の罪に向き合う時間として設定されているのである。
 (宅間守だけは特別な事情で例外となった)

 久間さんは、逮捕後も一貫して無実を主張し、後に明らかになった、すべての証拠に、証拠価値の存在しないことが明らかにされていた。
 再審請求で、弁護士も無罪に自信を持っていたにもかかわらず、当時の法相、森英介は、冤罪死刑を処刑によって押し潰し、隠滅を図る目的で、前例のない処刑を行ったのであり、森英介には、権力犯罪としての殺人罪が課せられるべきであり、未来永劫、追求されなければならない。

 足利事件も、菅谷さんを犯人にするための証拠捏造が行われて、強引な逮捕起訴と、知能の劣った愚かな裁判官たちによる有罪認定が行われたことで、足利三連続幼女殺害事件の真犯人は逮捕を逃れ、その後も、似たような幼女殺人事件が続くという栃木県警による信じられない失態が明らかにされているが、誰一人責任をとっていない。

 他にも、静岡の袴田事件など、警察による証拠捏造が明らかにされているのに、裁判所が再審を拒否している事件も多数ある。
 安倍晋三自民党独裁政権が、裁判所も含めた官僚の人事権を握ってからというもの、裁判官たちは、司法の独立を忘れて、官邸におもねて、無罪が明らかなのに、人権よりも権力のメンツを採る異様な判決が相次いでいる。

 袴田事件についても、帝銀事件や名張毒葡萄酒事件のように、冤罪が明らかであるにもかかわらず、権力側の失態メンツを隠蔽する目的での再審棄却が行われ、安倍政権の選んだ最高裁判事による棄却判決の結果、袴田さんは収監され、奥西さんや平沢さんと同じように獄死させられるのではと、予想されている。

 この種の司法官僚の道義的腐敗の基本的理由は、日本が儒教的メンツ主義を人権擁護の上位に置いているからであるが、何よりも人事権を腐敗の極致ともいえる安倍政権が掌握してしまったという構造が大きい。
 今や、三権分立など存在せず、官邸一極の政府体制であり、今井や菅らの蠢く官邸が、あらゆる官僚の人事権を掌握して、自民党政権に都合の良い判決だけを出させるシステムに変わりつつあることが最大の問題である。

 その根底には、自民党による改憲原案の骨子に、基本的人権を追放するという発想が明瞭に出ていることがあり、つまり、自民党は、元々、人権擁護に敵対する権力擁護だけの政党であったことを意味している。

 http://saigaijyouhou.com/blog-entry-1803.html

 この発想は、第二次世界大戦前におけるヒトラーの発想とまったく同じであり、麻生太郎が「ナチスに学べ」と述べた通りに、なし崩しに基本的人権の廃止を狙うものになっている。

  http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-06-25/2016062505_01_0.html

 こうした極右政党が、政権ととっていれば、飯塚事件・袴田事件のような冤罪と無実の死刑執行が繰り返されることが明らかである。
 彼らは、正義ではなくメンツを求めるのであり、日本を幕藩時代の朱子学的行政に戻そうというわけなのだ。

 また家族関係においても、完全に民主主義に逆行し、封建家父長制社会に戻そうとしている立場が鮮明であり、日本社会を、ごく少数の特権階級と大多数の奴隷に分化する仕組み=残業代無支給や労働条件完全破壊など、を着実に実現していることが明らかである。

 こんな政権を支持する馬鹿もいないように思えるが、世論調査によれば、この期に及んでも安倍晋三という希代の阿呆を支持する勢力がいる。
 多くは世論操作のため捏造された調査であっても、ツイッターなどでは「日本好きです」「安倍政権支持」などとプロフィール書き込んでいる発狂者が多数いるわけで、若者たちの一部に「痴呆化」が進んでいる事態には警戒が必要だろう。

 こうした痴呆化の洗脳は、テレビ局などが「日本凄い番組」などを通じてナショナリズムの優越感を若者たちに植え付けようとしている洗脳操作が明瞭に理解できるが、こうしたファッシズムへの駆り立てに抗するには、私は、地域社会のアイデンティティの確立がもっとも必要だと思う。

 どういうことかというと、民族ナショナリズムの同調圧力に対抗するには、民族よりもはるかに細かく地元に密着した郷土愛に依存する若者たちを生み出す必要があると考えている。
 ちょうど、かつての消防団のように、地元の若者が地元を守るという郷土愛がファッシズムに対抗するような気がしている。

 もちろん、消防団と同じカテゴリーにある自警団が、関東大震災のデマに乗せられて、6000名の在日者を殺害するという事件もあったが、これは、それ以前から1910年前後に、李朝崩壊とともに大量に移民してきた「背乗り在日者」への警戒感が、根付いていたからで、大量移住から、十数年では、まだ地元ととの融和ができていなかったことが問題であった。

 私は、郷土における若者たちの連帯と生産が、ファッシズムに負けない意識を育てるのではと期待している。
 

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