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 備蓄

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 阪神大震災や東日本大震災、中越震災、熊本震災など、近年、長年築き上げてきて信頼していた生活手段が一瞬にして崩壊させられ、路傍に放り出されて途方に暮れる事態が激増している。

 ある瞬間に、予想もしていなかった破局が起きて、生活インフラの大半を失ってしまった人は、過去30年で、数百万人に上るはずで、古くからの絆のある地域社会なら相互扶助の精神によって救済されることも多いだろうが、阪神大震災のように、人間関係が孤立した大都会で起きると、利己主義による阿鼻叫喚の、いたたまれない局面も少なくないようだ。

 本当の絆のある社会なら、地域で運命共同体のような人間関係が成立していて、喜びも悲しみも一緒に共有するという人生観が確立しているわけで、大震災も、人生の試練として積極的に「困難を克服する」という喜びを共有することができる。
 こんなときに育まれた友情と連帯感は、生涯のかけがえのない宝物になるだろう。

 しかし、阪神大震災で見られたような、避難所での強姦や独善的迷惑行為、それに商店がみんなの困窮を逆手にとって、法外な値段で商品を売りつけたりの経験は、そうした悪事に走った人たちの信用を二度と取り返しのつかないほど壊してしまうし、これで「故郷アイデンティティ」も破壊され、「こんな土地に住みたくない」と決別の脱出を図ることになってしまう。

 巨大震災が多発しはじめて、阪神大震災以来、すでに25年にもなる。この間に、新潟・東北・熊本・長野・北海道・岡山などで続いたたくさんの災厄のなかで、我々は、多くのことを学ばされてきた。
 もう日本列島は、日本中どこでも、いつでも、恐ろしい震災や、気象災害に見舞われる可能性があるのであって、それが起きたとき、基本的に自力更生で切り抜けられる最低限の装備を備蓄することは、日本人の義務となっていると考えてもよいのではないか?

 すでに、巨大な災厄の経験のなかから、我々が普段から備蓄しておかねばならない最低限度のものは、各方面から明らかにされている。
 https://www.kao.co.jp/lifei/feature/03/

 ただ、私がこのブログを書こうと思ったのは、自治体や国家の劣化が著しい今、かつてのような公的な援助が期待できなくなっている現実を知るべきという理由である。

 安倍政権を例にとれば、外国の独裁政権に、日本国民の資産80兆円を超える巨額の「援助」を垂れ流し、アメリカから巨額の軍事オモチャを税金から購入し、日本国家を窮乏させた。
 他方で、年金をはじめ、あらゆる社会保障を削り取り、金持ちを優遇し、貧乏人を地獄の底に叩き落としている。
 だから、来たるべき巨大災厄への備えなど優先順位の低い後回しの計画にすぎなくて、もはや国家や自治体による救援を期待することはできなくなっているということだ。

 過去の大震災におけるインフラ復旧の日時を見てみよう。
bitiku1.jpg



 安倍政権のアメリカ盲従の軍事最優先姿勢をみるかぎり、大震災への救援準備は、削減されこそすれ、ほとんど進展していないので、今後、インフラ復旧の速度は、ますます遅くなるにちがいないということだ。
 つまり、行政を当てにしていては、生活が崩壊してしまうので、自力更生で切り抜ける準備を積極的に実現しなければならない。

 震災など自然災害への準備の内容は以下のようだ。
 https://www.kao.co.jp/lifei/feature/03/

 bitiku2.jpg


 この内容は、私のような自然環境の恵まれた地域と、大都会では大きく異なる。
 私の家では、水道や井戸が崩壊しても、すぐ裏山に清冽な表流水がいくらでも得られるので水に困ることはない。また、食料品店が車で20分もかかるし、近所に飲食店もないので、食品の備蓄は、普段から平均より多いと思う。
 また、食事は自炊しないと食べられないので、庭に野菜を育てたり、食べられるものを多く確保しているし、炊飯設備もたくさん揃えている。

 しかし、それが仇となって、食料備蓄過多による失敗も多い。
 スパゲッティなど、必ず箱買いするのだが、今、私の食べているのは10年前に購入したもので、規定の二倍も茹でないと固くなって食べられないし、美味しさも失われている。
 米も、8年前のものを食べているが、さすがに不味い。玄米は思ったほど味は変わっていないのだが、圧力鍋を使わなければ食べられたものではない。

 たくさんの失敗を重ねた私が推奨するのは、食料備蓄は玄米の真空パックが良好ということだ。これは10年近く保存しても、結構食べられるが、圧力鍋は用意したい。
 あとは缶詰で、かなり大量に備蓄してあり、5年以上経っていても、味はまったく変わらないどころか、かえって古いものほど美味しく感じる。

 大都会では、最初に困るのが飲料水なので、一人20リットルポリタンク一個くらいは用意したいものだ。
 おかずは、漬物が最高だが、これは缶詰ほどの保存性がないので、数ヶ月を目処に食べながら更新する必要があり、更新を忘れると悲惨な事態となる。

 阪神大震災の経験で、一番困ったのが、女性たちのトイレである。庭や空地があれば、50センチ四方くらいの穴を掘って、板を渡して使うのが良く、周囲には、可能ならば登山用ツエルトのようなナイロン布を張って目隠しすればよい。
 もしもEM培養液があれば最高、悪臭をきれいに消して土に還してくれる。最近の女性は「お尻シャワシャワ」がないと納得しないだろう。これは水鉄砲のようなオモチャを転用することも可能である。

 衣類、おむつ、生理用品なども備蓄の必要な分野で、想像力の働かない仕切り男に苦しめられた経験が多く語られている。
 https://matome.naver.jp/odai/2146088802533852001

 https://togetter.com/li/964106

 こうした非常事態では、性差についての思い込みが悲劇を生むので、私は性別施設を作るしかないと考えている。
 非常における避難施設は、共同体の性格を強く帯びているので、個人の私的欲求は制限される。

 みんなが行き場がなくて、やむをえず開いている土地に非常時避難所を作ったときに、地主が、私有権を主張して、避難を拒絶したような場合、非常時に私権が制限される「緊急避難」が働いているので、私有権は排除されることを覚えておいた方がいいが、自民党は、これを悪用して「緊急事態条項」を設けて、あらゆる私権を奪う政治的思惑の法案を上程した。
 これなどは、根源的に意味が違うので、普段から、どんなときに私権制限がやむをえないのかを研究する必要があるだろう。
 https://mainichi.jp/articles/20180306/k00/00m/010/149000c

 判例では、生きるために必要な「緊急避難」を広く認めている。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E9%81%BF%E9%9B%A3

 この場合、広い範囲で建物が倒壊して、やむをえず、裏山の立木を切って、避難小屋を作った場合、持ち主の了承なしでも、緊急避難が成立する場合もある。
 緊急事態を脱したときは、持ち主への賠償も必要だが、このときは最低費用で構わない。例えば、間伐材程度の針葉樹の立木なら、一本あたり500~1000円程度である。
 もちろん、ザクロなどの高価な庭木を切ってしまうと、相当なもめ事になるだろうが。

 一番必要な準備は、普段からキャンプのような経験を重ねてアウトドアライフを理解しておくことだろう。
 十分な経験があれば、避難所で困る、虫対策や水虫などの皮膚病などへの知恵もついて、的確に対応することができる。
 https://fujifilm.jp/personal/antibacterial/hydroag/kojo/pjt08_mizumushi.html

 例えば、ムカデやマムシを寄せ付けないために必要なことは、石灰硫黄合剤の薄め液を周囲に散布しておいたり、蚊やブヨなどを寄せ付けないためには、ハッカ油水溶液のスプレーを用意したり、蟻やゴキブリ、ダニ対策としては、ホウ酸溶液スプレーを用意したりする知恵は、経験を重ねないとわからない部分が多い。
 ホウ酸スプレーは、床・マット・絨毯・畳などの虫や病原体防除に非常に有効だが、健全でない皮膚の人は、ホウ酸を吸収してしまうリスクがある。

 カップラーメンが、水だけで食べられるのも、普段からの研究がないと活用できない。
  https://macaro-ni.jp/36393

 https://matome.naver.jp/odai/2153189659880407501

 このような非常時への対応は経験則が決定的にものをいう。
 具体的には、キャンプ体験である。ぜひ、普段からアウトドアライフを数多く経験していただきたい。

 玄米は、一人5~10Kgは欲しい。可能なら真空パックのものを。10年経ても食べられることは私が体験している。おかずは、缶詰と漬物を。
 虫除けに使うホウ酸粉末やハッカ油も可能なら備蓄しておきたい。
 厳冬期なら、やはり羽毛シュラフがありがたい。ザックに必需品を詰めておく準備も不可欠だ。テントもあれば、隙間風に困らないので心強い。
 
 海岸線の住宅は、備蓄なんかより、津波対策の方が重要なことを東日本震災が思い知らせてくれた。
 南海トラフ巨大地震は、太平洋側のほとんどの地域に津波のリスクがあることを教えてくれている。
 この場合は、どうやって高い場所に逃げるか、普段からのシュミレーションと予行演習が決め手になるだろう。大地震から津波襲来まで30分くらいしか余裕がないのだから。

 着の身着のまま逃げた後は、公的救援を待つしかないのだが……。我々は不幸だ。 
https://littleyohane.hatenadiary.org/entry/20091026/1256511218

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