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沈没したロシア原潜から80万倍の放射線 ノルウェー沖

カテゴリ : 未分類

  https://www.bbc.com/japanese/48959841
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A0%E3%82%BD%E3%83%A2%E3%83%AC%E3%83%84_(%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6)

 以下、一部引用
  ノルウェー当局は、ノルウェー海で30年前に沈没したロシアの原子力潜水艦の残骸付近で採取した海水から、通常より80万倍も高いレベルの放射線が検出されたと明らかにした。

当局は、付近に魚などはほとんど生息しておらず、放射線は北極海の海水によって素早く薄まることから、「警戒が必要なレベルではない」としている。

原子力魚雷を積載
ノルウェー海では1989年、旧ソビエト連邦海軍の原子力潜水艦「コムソモレツ」で火災が発生し、乗組員42人が死亡する事故が起きた。艦体はノルウェー海の深さ1680メートルの海底に沈んでいる。

ロシアで「K-278」としても知られているこの潜水艦は、プルトニウムの核弾頭を搭載した2基の原子力魚雷を積んでいたことがわかっている。

*************************************************************************

この報道がなされたのは三日前だが、詳細な続報を期待したものの、出てこないので取り上げる。

 全世界では、米ソ(ロ)中英仏印、併せてどれだけの原子力潜水艦が沈没して海中に放棄されているのか、詳細な資料は出てこない。
 いずれも、第一級の軍事機密だからである。

 以下はウィキからの引用だが、具体的な艦名や数は明らかになっていない。

 2018年現在、原子力潜水艦を運用している国とその型。

 SSBN(弾道ミサイル原子力潜水艦)
SSGN(巡航ミサイル原子力潜水艦)
SSN(攻撃型原子力潜水艦)

アメリカ海軍
SSBNおよびSSGN
オハイオ級
SSN
ロサンゼルス級
シーウルフ級
バージニア級

イギリス海軍
SSBN
ヴァンガード級
SSN
スウィフトシュア級
トラファルガー級
アスチュート級

フランス海軍
SSBN
ル・トリオンファン級
ランフレクシブル級
SSN
リュビ級

ロシア海軍
SSBN
667B型(デルタ型)
941型(タイフーン型)
955型(ボレイ型)
ライカ級
SSGN
949型(オスカー型)
SSN
671型(ヴィクター型)
945型(シエラ型)
971型(アクラ型)
885型(ヤーセン型)
ハスキー級

  中国人民解放軍海軍
SSBN
092型(夏級)
094型(晋級)
SSN
091型(漢級)
093型(商級)

  インド海軍
SSBN
アリハント級
SSN
チャクラ

 こうしてみると、私がいつも書く、火星人なみの愚かさだが、潜水艦自体が非常に高度な技術の塊であり、条件が厳しすぎるため実に失敗が多く、残酷な沈没事故も多く、おまけに原子力エンジンは、狭い潜水艦内では、圧力隔壁や遮蔽壁も、最低限のものしか造れない。

 https://www.bbc.com/japanese/42191152

 だから、日本の海上自衛隊には、割合とまともな人材が多かったので、第二次世界大戦での多数の沈没事例を反省して、賢明にも原潜に手を出さなかった。
 自民党議員は、原潜を軍事ステータスとして誇示しようと働きかけたが、上層部が拒否してきた。代わりに、日本の潜水艦技術は、文句なしに世界一で、アメリカ海軍でも「日本と戦っても勝ち目がない」と言わせるほど強力であるといわれる。

 世界が原子力潜水艦を作りたがるのは、長期潜水のメリットを看板に挙げてはいるが、実は、幼稚な見栄にすぎない。
 原子力に神秘性を感じたお粗末な連中が、人類最高度の技術を持っていると誇示したいだけだが、それは人間の管理能力を超えており、本来、原子力エンジンは、狭い閉鎖的な潜水艦で安全に運用できるような代物ではない。
 だから、世界中で事故を起こしまくっていて、おまけに軍事機密を盾に、それらの詳細な情報はほとんど公開されないから、知見を共有することもできず、いつまでたっても安全性を向上できないのである。

1963年4月10日午前9時16分頃、原子力潜水艦スレッシャー号は米国マサチューセッツ州ケープコッド(ボストンの近く)の東沖350kmを潜航中、突然異変が起こり、不明瞭な通信と船体が壊れるような音を最後に連絡が途絶えた。この事故で乗員108名、試験将校4名、民間人17名、計129名全員が死亡した。
 スレッシャー号の性能・耐圧性は世界一を誇り、実際の安全潜航深度は水深約700m、速度は30ノットであった。船体が受けた衝撃については様々な仮説(巨大生物説や内部波原因説)がたてられたが、アメリカ海軍は衝撃については「現在も原因は不明」としている。
 http://www.shippai.org/fkd/cf/CA0000498.html

 60年近く前に起きた、この原潜事故は、未だに原因不明のままで、私などはマッコウクジラの衝突にちがいないと考えているが、たかが20トン程度の鯨と衝突しただけで、当時の原子力エンジンは、あたかも空中分解のように機能を停止し、たかだか1000mの水深なのに、乗員130名が永遠に帰還できなくなった。
 当時の機関員は、乗員よりも原子炉を守ることを優先する訓練を受けていたことが、悲劇につながったとも評されている。
 これは、アメリカが世界から非難され続けている軍事機密の一つである。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC_(%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6)

 15年前の2000年8月12日、北方艦隊に所属する、当時としては最新式のロシア原子力潜水艦「クルスク」が、バレンツ海で演習していた際、2分の間隔を空けて爆発が2回発生。潜水艦と118人の乗組員が海底に沈んだ。95人はすぐに死亡。残りの23人は船尾のコンパートメントに避難し、8時間生き延びた。
  https://jp.rbth.com/society/2015/08/11/382831

 この事故は、欠陥のある魚雷の不慮の爆発によるもので、バレンツ海の水深100m程度の海底に着底したが、救助は困難で、118名全員が死亡した。
 ロシア政府は、軍事機密を知られることを怖れて、各国の救援申し出をすべて拒否した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%AF_(%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6)

 日本共産党=原水協による原潜事故の報告(2011年)
 ベローナ報告
トマス・ニールセン、イゴール・クドリック、アレキサンドル・ニキーチン共著
第8章 ロシア北方艦隊核潜水艦事故

 https://www.antiatom.org/GSKY/jp/Rcrd/Politics/-99/98_belona.htm

 上のリンクによれば、多くの事故で、乗員の激しい被曝を伴っていて、確認されたもので2シーベルトの被曝をした乗員がいた。
 映画にもなった1961年、ソ連K19原潜事故では、60シーベルト(致死量は7シーベルト)の被曝を受けた乗員がいたと記録され、もちろん全員が死亡している。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/K-19_(%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6)

 冒頭のコムソモレツに戻ろう。
   https://jp.sputniknews.com/science/201907106455299/

  放射性雲が沈没したソ連潜水艦の上を漂う【動画】
  https://jp.sputniknews.com/incidents/201907116458630/

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190712-00010003-storyfulv-int

 ノルウェー当局は、ノルウェー海で30年前に沈没したロシアの原子力潜水艦の残骸付近で採取した海水から、通常より80万倍も高いレベルの放射線が検出されたと明らかにした。

当局は、付近に魚などはほとんど生息しておらず、放射線は北極海の海水によって素早く薄まることから、「警戒が必要なレベルではない」としている。
 http://wedge.ismedia.jp/articles/-/16783

 この報道によれば、リットルあたり800ベクレルの放射線が検出されたとしているが、核種への言及はない。しかし、他の報道では、プルトニウムが漏洩しているとされる。 「海水によって薄まる」という屁理屈は、もちろんウソである。

 加圧水型原子炉と書かれているので、170気圧という超高圧の原子炉だが、原潜の構造的制約から、十分な耐圧厚みを取ることができないので、機関室では、数マイクロという高い空間線量になるといわれる。
 可能性としては、蒸気発生器に向かう一次冷却水パイプのギロチン破断だろう。でないと、放射能高濃度漏洩の説明がつきにくい。
 1978年に稼働し、1989年に事故を起こしているが、わずか11年とはいえ、加圧水型は圧力容器の中性子劣化が著しく、温度差衝撃の多い運用で、配管の劣化が加速する可能性がある。

 プルトニウムの検出は、もしかするとプルサーマル燃料だった可能性もある。検出された放射線の大半は、セシウム137のはずだが、これはカリウムと似た性質から、生物に対する影響が大きく、薄まっても生物濃縮を起こしやすいので、安全ではない。

 実は、一番大きな問題が、ロシアが、廃棄原潜を、原子炉の処分もしないまま、日本海ウラジオストック沖に投棄している現実である。 

https://jp.rbth.com/science/79651-roshia-no-fune-no-shi-ni-basho

 日本政府の協力で、一部の原潜を解体処理したものの……。
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/kyuso/star_of_hope.html

 https://atomica.jaea.go.jp/data/detail/dat_detail_01-08-01-20.html

 中国もひどい国だが、ロシアもひどい。自国の権益のため、原潜を造り、核武装して他国を恫喝するのはいいが、老朽化して廃棄するときは、自国で処分する能力がないため、公海上にポイ捨てを続けてきたのである。
 これで大国のつもりとは、呆れかえる。こんな核武装を支持するロシア国民は、火星にでも生まれ変わってくれ……。

 日本も、福島第一原発事故で、放射能汚染水を事実上、太平洋に垂れ流し状態だが、実は、アメリカ・ロシア・中国も同じであって、「薄まるからいい」という詭弁を用いていても、地球上の全海水に、事故原発と事故原潜原子炉の全放射能がばらまかれるなら、リットルあたり数十ベクレルになるという試算もある。

 これは、たぶんセシウム137に限ってのことだろう。(プルトニウムの測定は核保有国でも困難だ) リットル数十ベクレルの海水なら、生物濃縮が数百万倍というオーダーで起きたなら(鯨・イルカなどの生態系上位生物なら可能性がある)その肉を食べればイチコロで心筋梗塞を引き起こすだろう。
 それを見通して捕鯨を再開したのか?……

 プルトニウムなど、アクチノイド核種の場合は、その生物影響が長すぎて、いったい生物に何をもたらすのか? 誰も理解できないが、しかし、確実に地球生命体に悪影響をもたらすことだけは分かっている。
 これが、投棄された原子炉から数百万年にわたって延々と海洋を汚染し続けるのである。

 まさに、シルバーバーチが語った通り、地球は宇宙で二番目に低い知性であり、地獄界である。
 バシャールが言ったとおり、「魂の大学院」(つまり地獄)なのだ。

Appendix

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