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 高浜原発で危険な警報!

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  高浜原発4号機で警報 運転に影響なし、関電 9/8(日) 22:32配信
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190908-00000112-kyodonews-soci

  関西電力は8日、営業運転中の高浜原発4号機(福井県高浜町)で、蒸気発生器の異常を知らせる警報が7分間繰り返し鳴ったと発表した。蒸気漏れといった実際の異常は確認されず、運転に影響はないという。

 関電によると8日午前7時5分、蒸気発生器の水と蒸気の量を確認する二つの計器のうち一つで、入ってきた水と出ていった蒸気の量に、通常より大きな誤差が出たと知らせる警報が鳴った。7分後に正常値に戻り、警報は止まった。他の計器で蒸気漏れはないと確認した。

 保安規定は二つの計器が正常に作動することを求めており、関電はこの制限を逸脱したと判断、原子力規制委員会に報告した。

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高浜原発とは?
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%B5%9C%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

 「警報事象」の起きた4号機は、1985年6月から通算34年間の稼働で加圧水型原子炉である。
 加圧水型の設計寿命は、かつて30年程度になっていたが、今では根拠不明で次々に運転延長が許可され続けている。

 加圧水型は、原子炉内の蒸気を外部に排出せず、熱交換器(蒸気発生器)に通して、二次的なスチームが発電タービンを回す仕組みなので、沸騰水型のような巨大な煙突が存在しない。(緊急ベント弁がないものさえある)

 その代わりに、原子炉内部は、150気圧300度という超高温高圧になり、長年月の稼働による中性子劣化によって脆性破壊のリスクが生じていると、炉心の核暴走によりECCS(非常用冷却水)の冷たい水を入れたとき、150気圧の巨大な圧力爆発を引き起こす可能性がある。
 このとき、炉心内の100トンに及ぶ核分裂中の核燃料が一気に外部放出されるので、環境汚染被害は、沸騰水型原子炉の100倍以上と評価されている。

katusuigata1.jpg

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E5%9C%A7%E6%B0%B4%E5%9E%8B%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89

 この炉型が選ばれるのは、プラント全体の規模を、沸騰水型に比べて非常に小さくできることであり、一次冷却水蒸気排出装置も不要であり、潜水艦や原子力船などの小型原子炉にも適用しやすい。
 ところが、原子炉内の熱交換器(蒸気発生器)の構造が複雑なため、保守点検や劣化に対応しにくく、老朽化による危険性が極めて高い。

 一番の問題は、制御棒にボロン(ホウ素)が使われ、これに中性子が吸収されて、沸騰水型の数十倍のトリチウムを放出する性質(三体分裂という)があることで、関西電力のすべての原子炉が加圧水型であり、原発立地住民に大きな被曝被害を与えている疑いがある。

 この人口動態統計を調べたのだが、表面上はほとんど異常がなく、周辺自治体が、どうみても明らかに人口動態統計データを加工し、捏造矮小化している疑いがある。
 同じように、莫大なトリチウムを放出する性質のあるCANDY炉に関しては、ピッカリング原発周辺住民にダウン症を85%増加させていることをグリーンピースが告発してる。
http://www.cnic.jp/files/20140121_Kagaku_201305_Kamisawa.pdf

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-349.html

 現在、福島第一原発事故による汚染水は、トリチウムを除去できないことから莫大な量の蓄積があり、これを原子力規制庁が、全量太平洋に排出すると表明し、いったい、どんな健康被害が起きるのか、問題になっている。
 
 さらに、高浜原発1・2号機は、1974年からと、稼働後40年を大きく上回っていて、中性子劣化が著しく、脆性劣化が極めて危険なレベルまで進んでいると警告が発せられている。
 http://www.cnic.jp/6645

 http://www.cnic.jp/6471

 https://www.youtube.com/watch?v=vmQEe3PFucg

 3・4号機も、1・2号機に遅れること10年程度なので、脆性劣化問題は深刻な状態に近づいている。
 脆性劣化とは、高張力鍛鉄で作られている圧力容器の鉄分に中性子が入って、コバルト60など、別のアイソトープに変わってしまい、徐々に粘性を失って脆くなり、引っ張り強度が低下してゆく現象である。
 これがあるため、当初、原子炉寿命が30年に設定されていたのである。
 それを発電コスト追求のため、寿命の2倍にあたる60年まで延長するのが政府と原子力産業の計画である。これでは、巨大事故を待っているようなものだ。

 今回の「事象」は、関電の発表によれば、
 【午前7時5分、蒸気発生器3基のうち1基で蒸気と冷却水の流量の差が大きいことを知らせる警報が出た。7分後に正常値に戻ったといい、「放射性物質の流出はなく、安全は確認された」としている】

 関電という会社は、東電と同じくらい嘘つきで知られていて、私が若い頃、関電の原発に検査員で入ろうとしたとき、要注意人物認定によって入口で追い返された恨みもあるのだが、1980年代までの、関電の役員は、山口組の組員として入れ墨を入れている者が多かった。それは黒部ダムなどの工事で、ヤクザを相手にしてきたので、入れ墨がないと舐められて仕事にならなかったからと言われている。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-182.html

 加圧水型原子炉で、この種のトラブルが起きた場合、原因の9割以上は、複雑な蒸気発生器配管にトラブルが生じることによる。
 基本的には熱交換器なのだが、猛烈な高温高圧なので、圧力細管の劣化が進みやすく、破損しやすいのだ。これを前提に設計しているのだが、注水量と排水量の差分が生じるのは、圧力配管にピンホールが開いたことを意味していて、7分後に停止したというのは、この配管を手動のメクラバルブで封鎖したという意味であろう。

 これが、配管のギロチン破断の場合は、流出量が桁違いに大きくなるので、炉心冷却水喪失からECCS作動に進むことになる。
 福島第一原発のメルトダウン事故も原子炉管理者だった木村俊雄氏の指摘によれば、ジェットポンプ計測配管の破断によって、一気に冷却水外部喪失が起きたせいであった。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-841.html

 この配管も口径わずか数センチの突起に過ぎないのだが、沸騰水型80気圧の炉心で破断が起きると、一気に冷却水喪失が起きるのである。東電は、この種の細かい配管群について、破断シュミレーションをまったく行っておらず、安全対策がなかったことが、あの巨大事故を引き起こしたのであり、津波が来る遙か前にメルトダウンが起きていたことが明らかにされた。

 今回の高浜四号機についても、蒸気発生器配管トラブルが中性子劣化によって大きな規模で起きると、全冷却水が150気圧の圧力によって、封鎖も不可能になって一気に放出されてしまう可能性があり、その後、冷たいECCS冷却水が自動的に注入されると、今度は炉心圧力容器全体の脆性劣化が一気に進み、巨大な大爆発を起こす疑いがある。
 現在の高浜原子炉の脆性遷移温度は90度程度といわれ、30度程度のECCS冷却水が入れば、一気に崩壊する可能性を考えなければならない。

 もう一つ、重要な点は、高浜3・4号機は、東日本大震災後の停止後、2018年9月の再稼働後は、プルサーマル運転を行っている。
 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2018/siryo13/siryo1-2.pdf

 実は、このプルサーマル(プルトニウム混合燃料運転)は、世界でも日本しかやっていない。理由は、プルトニウム核分裂によって炉心管理が不安定になり、制御が難しく危険性が増すからである。
 ウラン235燃料に比べて、安定的な制御が困難で、核暴走のリスクが上がるため、世界中が撤退したのである。
 なぜ日本だけがやっているかというと、46トン(核ミサイル2000発分)にも上るプルトニウム備蓄を国際的に批判され、言い訳のためにやっているのである。

 プルサーマルを行っていると、予期せぬ厄介者のプルトニウム240が蓄積し、これが頻繁に核暴走を引き起こすため、制御が綱渡りになるのだ。
 おそらく今回の事故も、こうした核暴走の結果、一次蒸気細管が破壊されたのだろう。
 もしも、高浜原発で大爆発事故が起きれば、福島原発事故の数百倍の悲惨な放射能汚染を起こすと予想されている。
 もちろん私の住む岐阜県も、永久に居住不能になる可能性がある。私は怒りを通り越して絶望するしかないのだ。
  

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