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2019年10月20日 (日) 18:22
カテゴリ : 未分類
黒川氏については、半年くらい前から注目して、できる限り視聴するようにしてきた。
経済分析と今後の動向については、私の考えに非常に近いものがあったので、尊敬の眼差しで見ていたのだが、ある日、彼が公開している靖国神社参拝動画を見て、一気に幻滅することになった。
https://www.youtube.com/watch?v=d_jtRYD0wE0&t=56s
これほど先進的な考え方をする人物が、極右思想を持っていることにショックを受けた。それから、眼鏡をかけて距離を置いて見ることになったのだが、全般に、彼の間違いの根源が、今回上げた(10月18日)コンテンツで、非常に鮮明になったので指摘しておきたい。
https://www.youtube.com/watch?v=i32b5KJ43g4
上のリンクの動画を視聴すると、彼の言葉の奥底に見える心根に、激しい競争意識と「成功したい」という強い意志が見えてくる。とても優越意識の高い人なのだと印象を受ける。
「競争に勝たねばならない」と、はっきり発言しているので、彼が、どれくらい近代資本主義における競争の呪縛に雁字搦めになっているのか、よく分かる。
結局、竹中平蔵を批判する彼もまた、カネだけがこの世の最大の価値であると勘違いした、人間をカネで色分けする「新自由主義者」の一人なのだ。
また、別の動画では、これからやって来る人類史上最大最悪の経済破綻のなかで、視聴者が資産を保全するには、どうしたらいいか?
今のところ、「銀」という実物資産の保全が良いと勧めていて、これを見て、人間社会の本当の価値、本当の財産は、資産などではなく、「人間の信頼関係」であって、共同体を結成することが何よりも大切だと主張する私の意見とは大きく乖離している。
https://www.youtube.com/watch?v=u_8WLeq5g1g (9月30日)
黒川氏のような勘違いは、孫正義もホリエモンも、多くの実業家が同じように間違えていることなのだが、彼らは、この世が「人間社会」だという真実を見失っているのだと私は思う。
「他人より、たくさんのカネを得て、何になるのだ?」
という視点がどこにもなくて、ただ、「金儲けに邁進するのが人生だ」という強迫観念に洗脳されてしまっている。
「カネを儲ければ、尊敬される人生と言えるのか?」
という視点も、どこにもない。
彼らは、この宇宙の本質が、まるで理解できていない。
この世を貫いている宇宙原理=本質は「因果応報」であって、人生とは「与えたものが還ってくる」プロセスである。
その真実の価値は、新自由主義者、資本主義者が大きく勘違いしているような所有・蓄財ではない。他人に羨まれることでもない。
私が何度も指摘してきたのは、「今、周囲にいる人々の笑顔を大切に守ってゆくこと」であり、人生最大の価値なのである。
「人を幸せにしてきた人が幸せを得る」のである。これが究極の因果応報だ。
蓄財、カネなんか人生にとって、どうでもいい。屁のような価値にすぎない。周りにいる人々を幸せにする方が、何桁も上の人生の価値である。
カネなんかなくとも、人々に笑顔を与え、幸せにすることができる。むしろ、なまじカネがあるばかりに、それを守ろうとして周囲を不幸にすることの方が多いのだ。
私は、若い頃から、日本中の山を歩くことで人生の充実を求めてきたが、他人を凌駕する知識を得たり、地位を得たり、金儲けをすることで幸福感を得られるとは、とても思えなかった。
他人を出し抜いて大金持ちになることに悦楽を感じるような価値観の人たちを「実業家」と呼ぶのだろうが、本当に彼らが幸福な人生を歩んでいるとは、とうてい思えなかった。
むしろ、高級車に乗って、高級な衣類を身につけ、偉そうにして他人を睥睨し、傲慢な自己主張ばかり繰り返す彼らの下劣に汚れた人間性を見るにつけ、「こんな連中と同じにはなりたくない」という思いばかりあった。
私が、たまたまカネを得たときは、それを守ろうとして、自分の人生観を壊すことの方が多かった。カネというのは、人生にとって役立つときもあるが、猛毒として作用することもあると知った。
人生を振り返ってみれば、何よりも大きな価値は、自分の行為によって人の笑顔を見ることを至上とする尾畠春夫さんのような人生観だと私は思い知るばかりだ。
尾畠さんこそ、本当の神様なのだ。
この世には、人の社会しかない。AIだITだと、あたかもコンピュータが人間を支配する社会がやってくるように思い込んでいる人もたくさんいるが、そんなものは、すべて幻想にすぎない。
人間存在より高いレベルのものは存在しない。AI・ITというのも、しょせんは人間が作り出したオモチャ以外の何ものでもなく、それは人間が操り、人間がいなくなれば消えてしまう儚い存在である。
この世には、地球=大自然と人間しか存在しないのだ。
最近では、釈迦と同じことを言う学者も増えた。私は、バシャールというチャネラーが釈迦と同じ真理を語っているのにびっくりしたが、最近のYouTubeには、私が40年前に理解した「この世は人生の茶番劇」という正体について、実は、この実存宇宙は、バーチャルシュミレーションだと指摘する研究者が増えてきたのにも驚いている。
https://www.youtube.com/watch?v=bCg7W27sRSI
釈迦に言わせれば、我々の人生は、「因果応報の真理」を思い知るためのバーチャル教室なのである。自分の行ったことが、自分に還ってくる真理を知るための道場というわけだ。
霊界のシルバーバーチに言わせれば、地球は、この宇宙で2番目に意識の低い、遅れた星である。ならば一番は、どこかというと火星なのだという。
未だに火星人は、地中に住んで、たくさんの奴隷の上にあぐらをかいて生活していて、絶えず争いの一生を送るのだという。
まあ、地球人も似たようなものだと思うが、火星よりマシらしい。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~spk/about_sp/sp-thought1/sp-thought1-f/index.htm
科学技術や権威の壁に隠れてみても、この宇宙、この地球上にあるのは、人と人の関係だけであって、人の人生を大切にすることが、自分の人生を大切にすることだと、繰り返し繰り返し学ぶのが人生なのである。
これは宇宙のすべてに共通する本質であって、人の大切さが分かるまで、人間は死んでも、何度でも何度でも生まれ変わらなければならない。人を不幸にしている人は、その愚かさが分かるまで何度も同じカルマの人生を送らなければならない。
こんな視点で、冒頭の黒川動画を見てみると、自分が優越的人生を送りたいだけの、浅はかな人生論であって、この社会があたかもカネで左右されるような、金の力によって滅んでゆくようなことを言っていて、「ずいぶん浅い」と思うしかない。
金持ちには金と権力という武器があると思っているようだが、我々にも人情と団結という武器があることを忘れている。
この世の本質が人間なのだ。カネでもITでも国家権力でもない。それらも、すべて人間の上に構築されている。その人間性を変えることが一番大切なことである。
ITも権力も、人間と一緒に消えてしまうのだ。
確かに、人間存在よりも、カネや権力やコンピュータ技術の方が上だと洗脳され、勘違いしてしまっている人たちが大勢いて、彼らは、これから起きる空前の経済崩壊によって、「すべてを失った」と思い込んで、生きていく意欲を失ってしまうだろう。
まあ、「自分という人間存在が残っている」ことに気づく人は少なくて、大半の人が、大混乱のなかに滅亡してしまうのだろうが、柔軟性のある子供たちや、意識レベルの高い人たちは、たぶん、とりあえず仲間同士で団結して、小さな共同体を作って、生き延びてゆくだろうと予想している。
まあ、資本主義・新自由主義の思想的洗脳は本当にもの凄くて、今、ネット界を見渡しても、上のような人間存在の本質について考え、社会の変化を予想しようとする者など、ほとんどいなくて、大半が姑息な金儲け話に夢中になる若者ばかりだ。
期待している人生の根源的意味について議論するようなサイトは皆無といっていい。
私についていえば、相変わらず低俗な誹謗中傷ばかりで、偉そうに上から目線で嘲笑し、罵倒す下劣コメントだらけ、私から見れば、間違いだらけで、ろくな知識もない連中が、人に対するリスペクトも知らないで、ろくでもない誹謗を繰り返していれば、因果応報の法則によって、自分の人生を限りなく汚してゆくだけなのだが、そんな「相手に対する姿勢が自分を作る」という真実さえ理解できない者ばかりで、本当に情けない。
いずれにせよ、40年くらい前、関口宏の番組で、未来を透視する企画で、離脱して未来を見てきた娘さんが、今と同じ「おむすびのような車が走ってる」
「2022年、東京に人がいない」 「地球人は、地表ではなく周辺の宇宙にいる」というような透視予言をしていることから、どうも、人類が肉体を失って滅亡し、霊的存在に変わるらしいと予想できるのだ。
https://www.yurubossa.com/miraiyochi-konnan/
http://fromnewworld.com/archives/2023
となると、再び、巨大な原発事故や核戦争が起きるのだろうが、それでも、地球と人間がこの世の本質であることには変わりない。
人間は、人間以下の存在ではなく、人間以上の存在でもない。
我々は、「人として生きて、死ぬ」のである。