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搾取は何をもたらすか?

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  中国漁船の過酷労働、インドネシア人が泳いで脱出 6/13
  https://news.yahoo.co.jp/articles/697b5ebe465d87e85285aeb8fbf25e9761c6d07d

  中国漁船によるインドネシア人船員に対する過酷な労働の実態が次々に明らかになる中、新たにマラッカ海峡を航行中の中国漁船からインドネシア人2人が海に飛び込み、泳いで命からがら脱出していたことが明らかになった。

 またこれまでに6人のインドネシア人船員が乗り組んだ中国漁船で操業中に死亡し、うち4人の遺体が「海中投棄」されたことが判明しているが、さらに新たに1人のインドネシア人船員が死亡後、海中に投棄されたことが明らかになっている。

 インドネシア政府、国家警察はこうしたインドネシア人船員に対する中国漁船の人権侵害の疑いが濃厚な待遇に対して中国側に調査を求めているものの、中国側は「調査する」と約束しているがその後調査の進展具合などの報告もなく「中国側の誠意が疑われる」事態となっている。

■ 劣悪な労働条件で酷使、死んだら遺体は海中投棄の中国漁船

 この問題は4月27日に韓国・釜山に寄港した中国漁船3隻の船団の1隻から釜山市内の病院に急搬送されたインドネシア人船員が急死したことを受けて、同僚が密かに撮影した航海中に死亡したインドネシア人船員の遺体を海に投じる様子の動画が韓国の人権団体に提供されたことがきっかけとなっている。

 その遺体を海中に投棄するという衝撃的な映像は5月6日に韓国の地元テレビ局の「文化放送(MBC)」が放映し、たちまちインターネット経由でインドネシアにも拡散した。
 https://www.youtube.com/watch?v=MAc_jZ9IxnA

 こうした事態を受けてインドネシアの外務省や国家警察が真相解明に乗り出したことで国際的な問題となった事案である。

 この中国漁船に乗り組んでいたインドネシア人船員は18時間連続という長時間労働が常態化し、船上では粗末で傷んだ食事に加えて海水の飲用などの過酷な労働条件で働くことを強要され、約1年2カ月半の長期航海中に船内で死亡した3人の遺体が海中に投棄されていたことが明らかになっている。

 (参考記事)非難囂々、『外国人船員は死んだら水葬』の中国漁船
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60459

 こうした事態を受けてインドネシア当局などが在外公館などを通した情報収集などの結果、さらにアフリカ・ソマリア沖のインド洋で中国人船員による暴力行為で負傷し、その後死亡したインドネシア人船員1人の遺体が海中投棄されたケースが5月18日に発覚した。

 さらに5月22日にはパキスタン沖のインド洋で操業中のパキスタン漁船で1人のインドネシア人船員が死亡したことも明らかになった。ただしこのケースはパキスタン漁船が最寄りの同国カラチ港に寄港して、遺体を地元の病院に搬送するという「国際基準」に準拠した扱いをしたため、遺体は同病院で現在も保管されている。

 インドネシア当局はコロナウイルス禍によるインドネシア側の出入国制限の解除を待って保管されている遺体の早期帰国を実現したいとしている。

 このパキスタン漁船関係者によると、死亡したインドネシア人船員は同僚とともに約2カ月間に中国漁船から配置転換して乗り組んできたといい、死亡したインドネシア人船員はその時すでに右手が震えて動かないなどの病状を訴えていたと指摘、中国漁船で何らかの障害を負い、批判と責任を回避するために中国漁船がパキスタン漁船に送りこんだ可能性を示唆している。

■ マラッカ海峡に飛び込んで脱出

 このような中国漁船によるインドネシア人船員への人権侵害の疑いが高まる中6月9日に地元紙「コンパス」は、インドネシアとマレーシアの間のマラッカ海峡を航行中の中国漁船から海に飛び込み、7時間漂流の末に救助されたインドネシア人2人のニュースを伝えた。

 救助されたレイナルフィ氏(22)とアンドレイ・ユニアンシャ氏(30)の2人は中国漁船「Lu Qing Yuan Yu 901」に乗り組んでいたが、労働契約を無視した過酷な労働環境を逃れるために6月5日に海に飛び込んだと証言していることがわかった。

 2人は約7時間漂流した後、6日にインドネシア・リアウ諸島州のカリムン島近くで別の漁船に救助され同島に収容されているが、命に別状はないという。

 インドネシア人船員の権利保護団体(DFW)はアンドレイ氏の妻からの証言として、アンドレイ氏は1月24日に韓国に向けて出発した。インドネシアの人材派遣会社に前金として約3500ドルを支払ったのだが、韓国ではなぜか中国漁船に派遣され、以後約束された留守宅への給与振り込みは一切ない状況が続いていたという。

 DFWによると2人は中国漁船内では外部との連絡を絶つために持参した携帯電話を取り上げられ、中国人船員からは口頭での侮辱や殴る蹴るという暴力を受けて休みなしの連続長時間労働を強要されていたという。このためインドネシアに近いマラッカ海峡をこの中国漁船が航行する機会に海に飛び込んで泳いで逃げたという。

■ さらに遺体海中投棄の事例発覚

 韓国・釜山での中国漁船によるインドネシア人船員に対する「水葬」を含めた過酷な労働実態、遺体の海中投棄という人権問題の発覚を受けて、インドネシア外務省は中国に対して実態調査とインドネシア人船員の人権保護を求めている。

 こうした状況を受けてさらに6月10日までに新たにインドネシア人船員、トフィック・ウバイディラ氏が2019年11月に中国漁船で死亡し、遺体が海中投棄されたとの情報を得て、現在詳細な事実関係の調査に着手していることが明らかになった。

 インドネシア外務省は中国大使に調査を依頼すると同時にスイス・ジュネーブの「国連人権理事会」(UNHRC)にもすでに問題提起をしており、中国との2国間協議と同時に国際社会での協議も求めている。

 インドネシア外務省海外労働者保護局によると、2019年に海上で働くインドネシア人船員や漁民から、暴力行為を受けたり「奴隷的労働契約での労働環境」を強いられたりしたケースが少なくとも1095件報告されているという。

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引用以上

 この記事を読んで、小林多喜二の「蟹工船」を思い出した人が多いだろう。
 この種の残酷な奴隷扱いは、人類の長い歴史に本質的に付随したもので、たった今も、日本中の企業や農園で行われていて、たくさんの人生に絶望した自殺者を生んでいる。
 中国の場合は、やることが露骨で、人間に対する尊厳意識=人権感覚が希薄なため、明らかにされると世界中から非難を浴びることになる。

 中国国内で、中国共産党幹部が、人々の人権を無視して、残酷な弾圧、奴隷扱いをすることは日常茶飯であり、ある意味、中国の常態的感覚といってもいい。
 これは100年前の清末社会でも、魯迅の「阿Q正伝」を読めば理解できる。儒教という馬鹿げた思想で国家が運営されれば、必ず、こうした人権の上に利権が置かれる倒錯社会が成立する。
 だから、中国・北朝鮮・韓国・日本・ベトナムといった儒教社会では、似たような事件が多発するのだ。

 問題は、こうした人権意識の希薄が、何から生まれ、何をもたらすのか? 問題意識を共有することなのだ。
 釈迦が繰り返し述べてきた本質は、「因果応報」に集約されている。
 「他人に対して行ったことは、どんな小さなことも、すべて完全無欠に自分に還ってくる」
 というのが釈迦の教えであるとともに、別の言い方では「カルマ」という考え方になる。
 これこそ、鎌倉仏教が日本中に寺を作って、住民を教育してきた本質であった。

 私流に解釈すると、「対象世界は、自分の想念が作り出した幻影」なのだから、還ってくるのは当然ということになるが、こんなことを言うと、私の若い頃は精神病院に送られたものだ。

 人に対して優しくした人は、人から優しい扱いを受ける。
 人を苛酷な目に遭わせて呪われた人には、残酷な運命が待ち構えている。
 これがカルマの法則のなせる業である。
 
 こんな常識的な訓戒が、釈迦の生涯をかけて説いた真理だった。

 少し派生的なことを言うと、世界には、ブードゥー教とか、丑の刻参りとか、山伏の「調伏」とか、他人を呪い殺すための方法論を持った宗教が少なくない。
 人を呪ってひどい目に遭わせることは、実は「超能力」のなかで、もっとも易しい=誰にでも簡単にできるミッションなのだといいう。
 恨みのある相手の写真や、相手に見立てた人形などを見ながら、「死ね!」と繰り返すだけで、本当に死んでしまうし、ひどい病気にすることもできる。

 しかし、ほとんどの能力者は、決して「呪い」に手を出そうとしない。それは、「人を呪わば穴二つ」という格言が示すように、必ず、呪った側にも、同じ報いが還ってくることを知っているからだ。
 「カルマを増やすのは御免被りたい」というわけだ。

 相当昔に、人気のあったドラマ「スカイハイ」のなかで、殺されて、「恨みの門」に来た霊に対し、門番のイズコが、「犯人を呪い殺したければ、成就したとき地獄に行く」 何もしなければ天国に行く、どちらの道を選ぶか? と迫る。

 「人を呪い殺すのは簡単だが、自分も地獄に道連れになるよ」と諭しているわけだ。
 これも「因果応報の摂理」をそのまま題材にとったものだ。

 「因果応報」は釈迦が残した8000の経典に共通する題材なのだが、キリストも似たような教えを残している。
 例えば、「汝、罪なき者は、石撃て」の教え。
 http://seig16.seigakuin-univ.ac.jp/Shukyo/ryokusin/VOL45_Unuma.pdf

 不倫で捉えられた女は、聖書の定めで、投石で殺されなければならない。これに対し、イエスは、殺そうとする人々に「あなたが罪を犯してなければ石を投げなさい」
 と言うが、誰一人、石を投げる者はなく、彼女は無事に去ることができた。

 これは、「他人を批判したければ自分の足下を見てからにしろ」という意味でもあるが、遠回しにカルマ論や因果応報則を諭すものでもある
 世界中の宗教のなかで、因果応報を教えるものは、仏教とキリスト教だが、ユダヤ教やイスラム教では、どちらかといえばハムラビ法典に見るような報復を教えるものが多い。これも因果応報の暴力的強要に近いものだが、少しえげつない。

 因果応報というのは、個人による小さな行為にだけ適用されるものではなく、集団として、国家として、企業としても、「カルマ」として適用される。
 このなかで、アメリカ合衆国のカルマについて、我々は知っておかねばならない理由がある。

 最初に、「国のカルマ」を作ったのは、コロンブスということになるだろう。この人物は、冷酷残虐、徹底した利己主義を絵に描いたような侵略者だった。
 https://wondertrip.jp/101080/

 メイフラワー号で新大陸に上陸した清教徒たち(実はユダヤ人が多かった)は、自分たちの領土を確保するため、先住民の土地を次々に侵略し、ちょっと想像もできないほどの大虐殺を繰り返した。
 ネイティブ先住民を、実に1000~2000万人も、手当たり次第に殺戮し、国土を拡大したのだ。これにはウィンチェスターという殺人銃の発明が大きく寄与した。
 http://park.looktour.net/national-park-info/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E8%B5%B7%E6%BA%90%E5%85%88%E4%BD%8F%E6%B0%91%E6%97%8F/%E5%85%88%E4%BD%8F%E6%B0%91%E6%97%8F%E8%BF%AB%E5%AE%B3%E5%8F%B2/

 以来、200年間のアメリカの歴史のなかで、先住民殺戮を反省したアメリカ人は、ほとんど見当たらず、それ以来、他国を侵略して大虐殺をする歴史を繰り返してきた。その中には、日本に対する原爆市街地投下も含まれている。
 近いところでは、イラクへの侵攻が記憶に新しい。

 この結果、アメリカでは侵略と殺人を正当化する思想が確立してしまい、アメリカ憲法に、堂々と銃器保有と戦闘の権利まで保障されるようになった。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/49557?page=2#:~:text=%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95%E4%BF%AE%E6%AD%A3%E7%AC%AC2,Arms%2C%20shall%20not%20be%20infringed

 だから、アメリカは、正々堂々と、他国を侵略して大規模な殺戮を繰り返すだけでなく、自国民に対しても平気で殺戮を行う国になってしまった。
 今、ミネアポリスで、警官が黒人を殺害した事件が問題になってるが、半世紀前までは、こんなことは日常茶飯で、白人警官が罪を問われることはありえなかった。
 アメリカは、普通の生活をしている罪なき市民が、いつでも殺害される可能性のある国になってしまった。

 このカルマは、先住民の大殺戮を正当化したところから始まっていると考えるべきだろう。
 カルマというのは、実は、加害者が、それを「悪事」として認識したところから始まる魂の苛酷な葛藤なのだが、「悪事」として認識されないうちは、カルマが成立しない。 アメリカという国は、「殺人が正当なのだ」と考える、カルマ以前の幼稚な精神性の国である。

 だから、アメリカは、国が崩壊し消滅するまでの間、永遠に、「人殺しの正義」のなかを生きなければならず、正当化に明け暮れることになる。
 アメリカでは、国がある限り、未来永劫、「他人を思いやる」という優しい心が育たないのだ。
 ここが、鎌倉仏教以来、因果応報=カルマ論で精神教育を受けてきた日本人との根本的な差である。
 だから、アメリカでは、因果応報によって、最後の一人まで殺し合いを行って滅亡してゆかねばならない運命を与えられている。

 同じように、冒頭に紹介した、中国を見てゆくと、中国では、漁船の外国人乗組員に対する「蟹工船」的な虐待など可愛いもので、自国民の政権批判者を数十万人も不法に拘束して、生きたまま内臓を抜き取って売り飛ばすなど、ちょっと信じがたい人間性の崩壊が大手を振って存在しているのだ。

 今では、東トルキスタンという国を勝手に侵略して、住民のウイグル人を巨大な収容所に送り込んで、イスラム教の放棄を迫るだけでなく、やはり収容者を生きたまま内臓を奪って売り飛ばすという、人類史上、これほど残虐な話があっただろうか? と思うほど、空前絶後の人倫崩壊が起きている。

 いったい、この凄まじいカルマが、中国人に何をもたらすかと考えると、こちらも背筋の悪寒に苛まれる。
 100年前の阿Q正伝を読んでいれば、こんな国になるという想像が、たぶん多くの人の頭をかすめるのではないだろうか? 優しさのない人々の行く末という意味で。
 中国や米国のカルマを見ていると、我々、日本人が鎌倉仏教による因果応報の教育が、どれほど巨大なものだったかを実感するのだ。

 孔子の作った「儒教」は、人倫や人間の権利の上に国家権力を置くものであり、国を維持するためなら、何をやっても許される、どんなウソでも正当だという屁理屈なのだ。
 そんな思想が、どんな民族を作るか? といえば、朝鮮半島の人々に現れている。

 儒教は、階級差別が死ぬほど好きである。北朝鮮では実に51階級も存在し、ひとつ級が違えば、同じ人間とは思えないほど相手を見下す習慣がある。
 韓国でも、現在もなお6階級が存在するといわれる。これによって、特権的財閥が成立するのだ。だから、朝鮮半島では、人間同士が小馬鹿にしあう社会になってしまっていて、ネットでのイジメ自殺も、世界一多いのだ。

 日本でも、徳川幕府が、儒教=朱子学を導入し、権威を正当化することにしたのだが、幸い、日本には鎌倉仏教のもたらした因果応報論が根付いていたので、権力者が、どんな悪事を行っても、「悪いことをすれば全部自分に還ってくる」という思想によって、儒教の悪い部分に抵抗することができた。

 わが日本社会が、世界から賞賛される優しさがあるとすれば、それは比叡山のおかげかもしれない。鎌倉仏教の祖、法然・一遍・親鸞・日蓮などの先達が、因果応報の本質を、噛んで含めるように民衆に浸透させてくれた成果を、今我々が享受していることを忘れてはいけない。

 現在、竹中平蔵や安倍、麻生のような新自由主義者が、利己主義を日本社会に持ち込もうとしているのだが、600年もの間、因果応報を教えられ続けた日本社会が、竹中平蔵ら詐欺師に負けるはずがないと、私は確信している。

 書いてるうちに、表題からずれました m(_ _)m

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