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あれから、もうすぐ10年か……

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 2011年3月11日、我々は、未曾有の震災を経験させられた。
 今日は2020年6月29日だから、丸9年と3ヶ月あまり、10年を前にして、たくさんの反省、当時行った行動の適否の見直しを明らかにしなければならない時期にきている。

 大震災から数日後に、東京電力の福島第一原発が、人類史上最悪の原発事故を起こした。
 これは「想定外だから仕方ない」と、とんでもなく悪質で身勝手な屁理屈をこねる原発推進派の馬鹿野郎が出てきたが、「想定外だから仕方がない」という理屈が通るなら、人類を滅亡させる、どんな劣悪な仕事でも「想定外」という魔法のランプをこすれば許されることになる。
 そんな屁理屈が通るわけがない。その想定そのものが、とんでもなく杜撰で犯罪的な性質をもっていたにすぎない。

 例えば、ブラックホール問題がある。超巨大粒子加速器や核融合実験のなかで、中性子の塊を生成させることができた場合、それはブラックホールを生み出す可能性があり、いったん生成されたブラックホールをコントロールするのは不可能である。
 どうなるかというと、ブラックホールは、どんどん自己増殖を遂げて、周囲にあるあらゆる物質、次元を飲み込んで、最後には超超巨大な爆発を遂げる。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB

 このことをホーキンスは繰り返し警告し続けたが、死ぬ前に、彼は「ブラックホールが生成される可能性はない」という数学的証明を行おうとしていた。
 それでも、核融合の世界は半世紀前から無数の実験が繰り返されてきたにもかかわらず、未だに実現不能であるのは、それが人類の叡智をはるかに超えた不可解さを持っているからである。
 「何が起きるか分からない」というのが唯一の真実である。

 また欧州で稼働するLHCや岩手県に計画されている超巨大サイクロトロンでも、ブラックホール生成の危険性が指摘されてきた。
 この実験を続けるのは、それが主催者にノーベル物理学賞の栄光をもたらす確率が高いからだが、同時に地球そのものを大爆発させてしまう可能性については、誰もが「想定外」として振り返ることさえ拒絶しているように見える。

 エジソンをして恐怖せしめた大天才テスラも、地球を破壊するための電気的振動増幅装置を提起している。テスラ生存中、彼が「やってみせる」と約束したことで、実現させなかったものは存在しない。テスラは有言実行の大天才だった。
 この地球爆発振動装置の秘密を我が物にしようと、オウム真理教の浅原が、幹部をセルビアのテスラ博物館に派遣したのだが、博物館は警戒して、この設計図を見せなかったといわれる。

 3月12日にメルダウンをはじめた福島第一原発は、すでに日本の反原発派が、十数年も前から繰り返し、メルトダウンの危険性を指摘し続けた欠陥原発だった。
 事故の6年前には、吉井議員が安倍晋三首相(第一次)に対し、福島第一原発の冷却システムに大きな欠陥があり、メルトダウンの危険性があるから改修せよと迫ったが、安倍は「そんな可能性は存在しないから改修の必要はない」としらを切った。

 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-03-26/2011032601_03_1.html

 だが、2011年に、吉井議員の指摘通り、大震災による「想定外の津波」で人類史上最悪の巨大メルトダウン事故を引き起こした。
 だが、それは「想定外」ではない。十分に想定されたものだった。安倍晋三が、「ありえない」と幼児のように言い張ったにすぎない。

 安倍晋三による、福島第一原発事故被害の悪辣な隠蔽 2020年05月06日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1113.html

 フクイチ事故の凄まじい結果は、未だに、故郷に帰れない数十万人の「放浪の民」を生んでいるが、安倍政権は、彼らへの援助も廃止し、無理矢理、高度に放射能汚染された猛毒の土地に、子供たちもろとも帰還させようとしている。
 安倍と原子力村は、日本の9割を占める死刑推進者に処断させるならギロチンにでもかけられるべきだろう。死刑廃止は、その後でもいい。

 本当のところ、福島第一原発事故の被曝で何が起きているのか?  その1 2018年05月26日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-365.html

 フクイチ事故後の放射能汚染について、「誰一人放射能によって死んでいない」と言い張る自民党支持者がいるが、実際には、放射能で死んだのに、他の理由にすり替えているだけだ。
 それは、他府県の「過剰死」によって検証するしかない。上のリンク、私のブログに、明らかにしているが、フクイチ事故メルトダウンによる放射能で、少なくとも数千名の「直接死者」が出ており、それから、数十年もかけて、おそらく数千万人という「晩発性被曝死者」が出るのは明らかだ。
 被曝死亡は、現在もなお進行形である。

 この私の指摘に対し、「とんでもないホラ話」と決めつけて、私を「デマ屋」として誹謗中傷する連中が後を絶たないが、これは、「事故死亡」が、せいぜい事故から数十日の範囲で起きるという軽薄な常識に囚われているからで、実際には、放射能被曝による「事故死亡」は、数十年のスパンで、じわじわと起きるものなのだ。
 だから、トータルの被害は、想像を桁違いに超えるものとなる。

 本当のところ、福島第一原発事故の被曝で何が起きているのか?   その3 放射線誘発性の遺伝子障害、知的障害と奇形の問題 2018年05月28日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-367.html

 しかし、事故直後、我々も経験のなさから、たくさんの失敗をしていたことを告白しておかねばならない。

 まず、我々は、放射能事故を、正しく把握する機材を保有していなかった。
 当時、我々の手にあったのはRDANというガイガーカウンターだけで、それからCDクリエーションの鈴木氏が必死に手を回して、ドイツから高価な「放射能測定器」EL25という計測器を購入して、土壌放射能のベクレル値を測定し始めたのだが、これはひどいもので、今現在、これを見たなら「詐欺商品」と断定するしかないものだった。

 しかし、当時の制約では、この程度でもあるだけマシだった。
 EL25の中身は浜松ホトニクス製の2インチシンチレータだったが、それは安物のGM計と変わらないで、通過するガンマ線を適当にベクレル値に転換するだけのものだった。
 精度が不十分で、回路も脆弱、すぐに狂ってきて、現在では使い物にならない。

 EL25とRDANのようなGM計が数台あっただけで、私は福島に出かけて、汚染度調査を行ったのだが、今から見直すと、残念ながら実用上の精度が不適だった。
 その後、2013年に、シンメトリックス社の野中修二社長が登場して、我々はいきなり、世界最高峰のガンマ線スペクトル測定器を手にいれることになった。
 これは、空間ガンマ線測定器の、IFKR254とIFKRZIPだ。

 これは、それから7年以上経過して酷使しても、ほとんど壊れることなく、正確なガンマ線スペクトルの数値を毎日提供してくれている。
 まさに天才、野中修二との奇跡的な出会いのおかげで、放射能汚染の正しい把握能力が可能になったのである。

 以下は7年にわたって無故障で24時間環境ガンマ線スペクトルを記録し続けてくれているIFKR254 これで2018年の北朝鮮核実験によるセシウム三兄弟を捉えることができた。


20200629sumaho.jpg

 
 しかし、EL25しかなかったときは、うちの近所を片っ端から土壌測定していて、隣村の白川町黒川で、相当な高線量を確認したとき、「これは放射能汚染が当地にも及んでいる」と大騒ぎしてしまった。
 実際には、当地から遠ヶ根峠、黒川という土地は、トリウム系花崗岩風化土壌のため、驚くような(1マイクロ毎時を超えるような)大地放射線が出ていただけだった。
 スペクトル計が入手できて再確認してから、自分はとんでもない間違いをしでかして、大恥をかいたのだということが分かった。

 今では、シンチレータによるベクレル測定だけでは信用しない。必ずスペクトルを参照しなければならないと固く肝に言い聞かせている。
 ここで読者に言っておくが、ベクレル値を公表している測定所の場合、ガンマ線スペクトルを添付しないかぎり、決して信用してはいけない。

 以前、秋田の「べくれてねが」とイチャモンがついたことがあったが、彼らが問題だったのは、小数点以下4桁という超高精度を売り物にした測定結果だったが、一切スペクトルを示さず、東大という権威看板と、根拠の不明な結果しか出さないので、我々は、とても信用することができなかった。

 何より、高精度ベクレル値を保証する、微小線源測定データで校正しない限り、微小測定は口先で言ってみても無駄なのだ。
 現実問題として、例えゲルマニウム測定器でも、精度はせいぜい小数点以下1桁程度である。4桁など人智を超えた世界なのだ。
 これが可能なのは、陸奥鉄遮蔽を保有する熊本大くらいだろう。

 「べくれてねが」について 2019年07月01日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-792.html

 「べくれてねが」について、その2 2019年07月02日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-793.html

 実は、微小放射能測定結果を公開している、大半の民間測定所が微小線源校正を行っておらず、信用性に乏しいものだ。
 それに、本当に放射能について、知識があるのかも疑問だった。
 ベクレル値を測定するなら、最低限、放射線取扱主任者の資格が必要だと思う。
 
私は1980年代に取得していたが、それでも2011年の事故後、自分の無知を思い知らされることがたくさんあった。簡易GM計を保有している程度では、使い物にならなかった。
 もう一度基礎から勉強しなおさなければならなかった。それも、野中修二のIFKR254・ZIPという世界最高峰のガンマ線測定機材を入手できたから学び直すことが可能だったのだ。

 正確なスペクトルが分かれば、測定値の核種分布も分かるので、人体に対して何が問題になるのかも知ることができる。
 これから放射線を学びたいと思う人は、最低限、IFKR254のようなガンマ線スペクトラマを入手する必要があるだろう。

 それでも、ベータ線やアルファ線の正確な測定はできないので、自分で測定対象の化学分離の知識くらいは身につける必要がある。
 でなければストロンチウム90汚染に歯が立たないのだ。

 実は、放射能・放射線を測定しようと思うと、お邪魔虫がたくさんあって、精度を落とそうと駆け寄ってくる。
 最大の問題が、花崗岩由来の大地放射線であり、ラドンの娘核ビスマス214のガンマ線が問題になる。トリウム系の場合は、ラジウム228が問題になる。
 それよりも、宇宙線のジャイアントパルスがもっと問題だ。

 以下は、我が家のガンマ線線量率の一部だが、比較的規則的に、大きな波が現れているのがジャイアントパルス宇宙線である。

senryouritujfaile1.jpg


 
これは、大きな黒点活動やフレア活動が起こると激しさを増すので、毎日大きく値が変わる。
 このバックグラウンドノイズを遮蔽することが、サンプルの正確なベクレル値を決定するために必要不可欠である。
 遮蔽に必要な鉛の厚さは、およそ10センチであり、これで測定装置を覆うと、総重量が1トン近くなるので、完全な遮蔽は事実上無理だ。

 そこで、微小測定のために、微小線源サンプルを測定して、どの程度BGの影響を遮蔽できているか測定することが大切になる。
 だから小数点以下のベクレル測定は、事実上困難と指摘している。

 通常のNAIシンチ測定器によるベクレル値の精度は、キロあたり20ベクレル程度しかない。IFKRZIPでさえ1ベクレルは苦しくて、実質キロ3ベクレル程度だろう。
 私のような花崗岩地帯に住んでいる場合は、遮蔽してもビスマス214の干渉によって3ベクレル程度になる。BGが非常に少ない(毎時0.03マイクロ以下の)地域では、ジャイアントパルスを7センチ厚以上の鉛で遮蔽すれば、やっとキロ1ベクレル精度が可能になるのだ。

 まあ、現実問題として、食品の放射能汚染を測定するにはキロ1ベクレルの精度で十分だろうが、一般のシンチのキロ20ベクレルは高すぎると思うべきだ。
 このあたりの基礎知識を十分に持たないまま、高精度測定を謳う測定所は信用すべきでない。

 何度も書いているが、まだフクイチ放射能(Cs・Sr)は、82%残っている。
 北関東では甘藷を栽培するが、セシウム137は、ちょうど甘藷の根に相当する20センチ程度まで沈降して、ゼオライト成分に抱きかかえられて止まっている。
 そして甘藷の栄養(カリウム)の代わりに吸収されてゆくのである。
 人体に無害になるには、まだ200年以上はかかるので、1ベクレル精度の測定は必要である。

 何よりも、そろそろ、中国や韓国の原発がフクイチなみの巨大事故を引き起こすに違いない。伊方や川内もやる可能性が大いにある。
 原発放射能問題は、これからの課題である。

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