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2009年7月10日 ●ダム問題 その4

カテゴリ : 無題


 画像は太田川ダムのクラック


http://www.geocities.jp/ootagawa_mizumirai/damunokiretsu.html
 ダムと地震の関係が世界で取りざたされている。
 遠州森町、太田川ダムは東海地震想定震源域の真上に建設されており、想定通りの巨大地震が直撃した場合、堰堤破壊に至る危険性の極めて高いものだ。

 実際に、太田川ダムでは群発地震や、施工上の手抜きさえ連想させるようなクラック多発などが報告されており、決壊洪水に備えて厳重な監視と対策が必要である。

【週刊ダイヤモンド引用: 2008年10月31日(金)09:15静岡県森町に建設された多目的の県営・太田川ダムは、堤高約70メートル、総貯水量1180万立方メートルで、事業費は約385億円。事業採択から20年かかって今年3月に本体工事が完了。10月16日から試験湛水も始まった。
 ところが「念願」のダム完成なのに、地元からは不安の声が上がっている。なんと、ダム堤体に多数のひび割れがあることが最近になって判明したからだ。 ひび割れ問題は県議会で取り上げられ、その場で静岡県は初めて実態を公表した。ひび割れは130ヵ所で、最大で長さ24.5メートル、深さ70センチメートル。ただし県は「セメントが固まる際の収縮などによるごく一般的なもの」として補修し、安全性については問題なしとした。
 これに対し、異議を唱えるのが、地元住民グループ「太田川ダム研究会」の岡本尚代表らだ。「一般的なひび割れはコンクリート打設の短期間後に生じ、水で冷やす対策が確立している。ところが、太田川ダムのひび割れは工事終了の数ヵ月後に生じており、一般的なものとは性状が異なる。堤体に内外から力が加わっていることなどが要因では」と指摘する。
 というのも、堤体を支える岩盤がもともと脆弱であるからだ。ダム建設に不適な堆積岩で、工事中に左岸の岩盤が滑り落ちるアクシデントが4回発生していた。そのたびに40メートルものアンカーボルトを打ち込み、岩盤を押さえる作業を重ねていた。堤体のひび割れも左岸に集中しており、岡本代表は「ダムに水を貯めたら、堤と岩盤のあいだに隙間ができたり亀裂が生じたりして、漏水が起こる恐れが強い。そればかりか、決壊する危険も」と、警鐘を鳴らす。
 ダム建設は道路整備と並び、莫大な税金とコンクリートを消費する日本の公共事業の中心。しかし太田川ダムについては、治水、利水の両面で、その意義を疑問視する声が上がっている。そこに加えてのひび割れ不安。むやみやたらに建設すれば、思わぬ災厄を呼び込むことになりかねない。(『週刊ダイヤモンド』委嘱記者 相川俊英)】

 太田川ダムでは、一般的な生コン収縮クラックではなく、応力破壊による貫通性縦型クラックが発見されているという。こうした構造上の本質的欠陥が指摘されている状況に、さらに東海地震という超巨大地震が追い打ちをかける可能性がある。
 それどころではない、この太田川ダムの湛水自体が、実は東海地震のトリガーとなる可能性が指摘されているのだ。それはダムの巨大な重量による地盤バランスの変化と、無数のクラックから地殻深部に浸透する水が引き起こすトリガーである。

 「多目的ダムはなぜ作られるのか」の著者、山本寛氏は、2007年に「仮説、巨大地震は核融合で起きる!」という啓蒙本を上程されている。

 山本説は、アカデミー地震学者からは一蹴されてきたが、核融合研究者の間からは一定の評価を受けてきた。アカデミーが信奉する従来学説、「プレートテクニクス理論」に対して、水素爆発誘起説の立場から異論を唱える研究者も続出している。
 元名工大教授、石田昭氏も「地震の謎を解く」のなかでユニークな解離爆発理論を提起している。石田教授は逝去されてしまい「石田研究所オンライン」HPが閉鎖されたようなので、詳細を紹介できないのが残念だ。(この情報は間違いでした。石田氏は存命で、幸福党から衆院に立候補予定していました。関係者に誤認情報でご迷惑をおかけしたことをお詫びします)
 大ざっぱにいえば、(宇賀神のHPより)
 ① 地殻のひび割れから地下水または海水が流れ込み、マグマ溜りに落ちる。
 ② 水がマグマの高熱で解離爆発を起こす(水が酸素と水素に別れる)。
 ③ 爆発が地表に向かって起こった場合、地盤が隆起する。
 ④ その後、酸素と水素が再び結合し、水蒸気となる。
 ⑤ 4の現象によりマグマ溜りの中は減圧を起こして潰れ、地盤が沈降する

 この学説は分かりやすく説得力がある。大地には無数のクラックがあり、その大きなものが断層である。地表は一定のように見えるが、地質年代スケールから見れば、もの凄い勢いで運動変化しており、地殻中の軽い層が浮き上がり、重い層が沈むような重力ポテンシャルの安定化現象が起こり、地震によって絶えず攪拌され、対流を起こしているのである。
 例えば当地、蛭川村では岡崎市から続く花崗岩脈が地表に露頭し、飛騨地方につながっていて、筆者は若い頃からロッククライミングのゲレンデとして利用してきた。

 この花崗岩脈はどのようにして生成されたかというと、実は、マグマが地下深くでゆっくりと冷えたもので、大深度で高温生成されるため、やや比重が軽く、このため重い堆積岩のなかでは浮力が生じるため、地質年代の対流作用で徐々に地表に出てくることになる。
 ゆっくり冷やされるから結晶化しやすく、ウランや金銀稀少金属の宝庫となり、北朝鮮が世界最大の稀少金属宝庫といわれるのは、朝鮮半島が花崗岩でできあがっているからだ。

 この花崗岩こそ、地震と大きな関係があると指摘されている。地殻変動の圧力を受けて電気伝導性の比較的高い花崗岩では巨大なピエゾ電荷が発生することが知られ、これが、地震雲や電磁波障害など、あらゆる地震前兆の根拠となっているのである。
 またウラン含有量が高いため、疲労破壊によりラドンガスを放出しやすくなる。世界の地震地帯は、おおむね花崗岩地帯であり、これからも地震と花崗岩の関係については研究者の注目を引くにちがいない。

 花崗岩は深部でマグマが変化して生成されるため、大深度では高熱を持っていると考えられ、これに、ダムのから漏洩した水が断層やクラックを伝って浸透した場合、花崗岩の前段階であるマグマ中に至った場合、石田昭教授が指摘した「解離爆発」により巨大なトリガー力が発生するというメカニズムは非常に説得力がある。
 水は高温高圧部に向かって入れないが、地殻やマグマには吸熱現象、減圧現象もあり、水が吸い込まれるメカニズムが存在している。

 山本寛氏の学説も、地殻中の水の関与を追求したもので、ダム建設後、湛水が始まってから数年後に地震が多発することが多いことから、ダム漏洩水が地殻中で、何らかの作用を起こしていると指摘したものだ。
 筆者の記憶に新しいところでは、紀伊半島中央部に大迫ダム・池原ダム・坂元ダムなど大型ダムが多数建設された1990年代、湛水後、数年で群発に近い激しい地震が連続したことがあり、当時、この付近に登山目的で通っていたので、異様な宏観を目にして印象的だったことを思い出す。
 また、1984年に起きた長野県西部地震の前、1979年に御嶽山が水蒸気爆発を起こし、さらに1961年に牧尾ダムが完成しており、20年と時間的には乖離しているものの、筆者は、一連の作用であり、すなわちダム湛水による噴火と地震であると確信している。

 山本学説の核心は、アメリカのS・ジョーンズ、プリガム・ヤング大学元教授(911テロを水素爆弾と指摘して大学を追われた)の地殻核融合説に基づいたものである。
 この詳細は山本寛著、「地震学のウソ」工学社、1600円に書かれているので、是非お読みいただきたい。
 ジョーンズ教授は、火山ガスを分析すると、ヘリウム3とトリチウムが存在している事実から、地殻内で重水素核融合が発生している可能性を指摘した。これは超高圧プラズマ解離があれば可能であり、マグマ内で水素解離爆発が核融合を連鎖する可能性を指摘したものだ。
 核融合は陽子の多い核種ではクーロン斥力によって阻害されるため、基本的には水素だけが可能になる。しかもプラズマ解離した重い慣性力を持ったトリチウムの存在が前提となり、この環境があれば地殻中で核融合が発生している可能性を考えることができる。トリチウムは半減期12.3年でヘリウム3に変化するため、トリチウムが火山ガス中に検出されるということは、マグマ中でトリチウム生成条件があるということで、これが核融合の可能性を示唆するものだった。
 超高圧下のマグマで何が起きているのか? 研究深化が待たれる。

 山本氏は、アイソトープであるヘリウム3濃度が地震断層に近づくほど上昇するという観測データから、同位対比を考えれば、古代に生成されたものではなく、断層深部で水素核融合によってヘリウム3が持続的に供給されていると指摘している。

 これらの理論は、あまりに専門的で、当ブログにはそぐわないため、このあたりで収めるが、要するに、現在の科学的レベルでは、ご本尊として鎮座しているプレートテクニクス論でさえ、十分に証明されたものとは言い難く、単にマントル対流が地殻を引きずりこんで変動するという理屈にとどまらず、水浸透や太陽活動(太陽風質量の作用)、惑星の位置関係など、未知のトリガー力も含めて再検討されなければならないということだ。
 とりわけ山本説の地殻内核融合は、マントル対流のメカニズムについて、新たな仮説を提示するものだ。従来、マントル対流の原因は、放射性崩壊熱で説明されることが多かったが、もし地殻深部で水素核融合が発生し、そのエネルギーが対流の原因になっていると考えるなら、これまでアイソトープ崩壊熱だけでは説明しきれなかったマグマ生成(マントル摩擦熱?)や比重対流をよく説明できるものになると思う。
 さらにマントル対流に太陽風や惑星引力の作用をパラーメータとして加えれば、いっそう確実な対流理論が構築できるのではないだろうか?

 次数にゆとりがないので、次回、補足を加えたい。

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