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2009年6月19日 ●北朝鮮の核開発

カテゴリ : 無題


 北朝鮮の核開発について

 この数ヶ月、北朝鮮核開発に関係した耳目を集める重大ニュースが続いた。

 ① 2006年10月9日に続いて、2009年5月25日、北東部咸鏡北道吉州郡豊渓里周辺で(ハムギョンブクト、プンゲリ)で2回目の核実験を行った。
 米ロスアラモス国立研究所のヘッカー元所長は2~4キロトン規模と指摘していた。広島に投下された原爆は16キロトン、長崎は21キロトン規模だった。

 ② これに対し、6月12日、国連安保理で非難決議が採択され、「核実験を過去の決議違反であると明言し、「最も強い表現」で非難するとした。また、核実験や弾道ミサイル技術を用いたいかなる発射も今後実行しないよう要求、北朝鮮核に関する6者協議への即時無条件復帰を促した。
 制裁措置では、公海上の船舶など北朝鮮に出入港する貨物検査の強化や新たな金融制裁、武器禁輸の対象拡大を付け加えた。資産凍結や渡航禁止の対象となる個人、団体などを指定する制裁委員会の役割を厳格化し、制裁を監視する外部の専門家機関の新設など履行徹組みも整えた。

 ③ この制裁決議に対し、北朝鮮外務当局は、制裁への抗議として、プルトニウムの全量を兵器化する一方、核爆弾の開発にもつながり得るウラン濃縮作業に着手すると表明した。
 声明は追加制裁決議を「我が人民が選択した思想と制度を崩そうとする米国主導下の国際的圧迫攻勢の醜悪な産物」と激しく非難した。そのうえで「決議を断固糾弾、排撃する」と強調し、対応措置としてプルトニウム兵器化とウラン濃縮を宣言した。プルトニウムについては、現時点で使用済み核燃料棒全量の3分の1以上が再処理されたとした。また、ウラン濃縮は「自前の軽水炉建設」で使う核燃料の保障のための技術と主張したうえで「成功裏に開発された」と伝えた。

 ④ さらに、貨物検査などに向けた動きを「戦争行為とみなして断固、軍事的に対応する」と強くけん制した。 つまり、北朝鮮籍の船舶に対する臨検を実施したなら、戦争行為として武力反撃すると表明した。
 これによって、北朝鮮は安保理諸国に対して、事実上の宣戦布告を行ったに等しい。この声明を受けて、日韓米は戦争準備態勢に入っている。

 ⑤ 「ヤスの備忘録」に紹介された、米軍リモートビューイング(未来透視)のなかで、2009年7月、北朝鮮は韓国を核攻撃すると予言されていた。
http://ytaka2011.blog105.fc2.com/blog-entry-129.html

 【リモートビューイングのデイムス少佐は4月9日出演した「Coast to Coast AM」で以下のように発言し、北朝鮮が近いうちに暴発する可能性を指摘していた。「今後5カ月か6カ月以内に、北朝鮮は韓国を核兵器で攻撃する。この攻撃による被害はすさまじい。中国は北朝鮮の攻撃計画を早い段階から知っているが、戦略的な理由から計画を阻止せず、北に韓国を攻撃させる。その戦略とは中国の覇権拡大である。北の攻撃の後、北の攻撃に備えるために米軍は朝鮮半島に大部隊を展開しなければならなくなる。このため、世界の他の地域から撤退を余儀なくさせられる。これが世界に軍事力の空白を生み、中国にアメリカに代り覇権を拡大するチャンスを与えるということだ。これは中国の戦略通り実現する。アメリカは朝鮮半島のさらなる混乱を恐れて、北を核攻撃することはない。」】

 ⑥ 飯山一郎ブログで、北朝鮮は、タングステン筐体を多重化してウランを起爆剤にした核融合爆弾の開発に成功しているとレポートされた。
 http://www.geocities.jp/o1180/index.html

 ⑦ 同サイトなどで、北朝鮮の核開発は、日本軍による原爆開発作戦の核心として、仁科の理化学研究所とは別に、植民地化していた朝鮮興南市で、湯川秀樹らによって行わせていたウラン濃縮と臨界技術・設備を継承したものであると指摘された。
 1945年8月12日、興南沖で閃光とキノコ雲を伴った大爆発があったと報告されていることから、このとき日本軍による最初の核実験が行われた可能性がある。

 つまり、北朝鮮の核開発の歴史は、すでに50年以上に及び、戦後、スターリンソ連が、北朝鮮における世界最大級のウラン鉱と、日本軍によるウラン濃縮設備を利用して、莫大な資金を出してウラン開発を行わせていたが、それをソ連崩壊とともに北朝鮮が独自化して、長い時間をかけて行われていたものであること。
 したがって、北朝鮮の核開発には、想像を超える長い蓄積があり、今、タングステン水爆実験に成功したとしても何の不思議もない。

 ⑧ 金正日が余命数ヶ月の末期的重病であることを、中国共産党機関誌がニュースとして流した。
 【北京・浦松丈二】中国共産党機関紙・人民日報が発行する時事情報紙「環球時報」は18日、平壌駐在のある国の大使の話として、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記の健康状態について「大きな問題が発生し、ひどい状況」になったため、三男の正雲(ジョンウン)氏が後継者に決まったと報じた。 中国メディアが独自の取材で、金総書記の健康状態や後継者について踏み込んで報じたのは初めて。北朝鮮が2度目の核実験に踏み切り、国連安保理の制裁決議に強く反発していることに中国側として強い不快感を示したものとみられる。 記事はまた、この大使は平壌での電話が盗聴されているため、北京まで出てきて本国に報告しており、多くの人が同じようにしていると伝えた。さらに「北朝鮮では金正日(総書記)の健康状態の情報はみつけられず、最高機密になっている」と結んでいる。

 これらの状況を総合すると、金正日があと数ヶ月の命であり、このため、権力移譲を焦って三男、正雲を後継者として決定したようだ。
 北朝鮮は儒教体制を堅持したマルクス主義王朝であり、国家の面目、見栄のために国民を道連れにすることを厭わない体質である。
 このことは、戦前、統制派日本軍部により「本土決戦で国民総自決を辞さず鬼畜米英に抵抗する」ことを強要しようとした日本に酷似しており、戦後60年間、反日教育による洗脳を浴びた北朝鮮国民、若手将校らにとって、国家の瓦解の運命が目前に迫ったなら、国民総自爆テロ決行という選択を求めるのは必然的な流れだ。
 それは、現在、他国の制裁によって、石油・食料備蓄が尽きている事情に加え、儒教にあっては、家父長が死亡したなら三年間の喪に服さねばならず、故人が自爆テロを求めていたなら、それを最大の義務として実現しなければならない観念的洗脳があるからだ。
 したがって、北朝鮮が、金正日の死を契機に、他国を核攻撃する可能性が極めて強いと考えるべきだ。

■ 北朝鮮核開発の現状

 [ウィキ引用]
 一般的には北朝鮮は140回程度の高爆実験により、原子爆弾の小型化の基準である1000kgの壁を突破しているとみられ、ミサイルに搭載できる初歩的な原爆弾頭を作れる、といわれている。一説にはミサイル弾頭用のウラン爆縮原爆の設計図がパキスタンから北朝鮮に入っているとするものもある。広島型原爆のリトルボーイや長崎型原爆のファットマンの大きさから北朝鮮の原爆はミサイルに載らないとする説もあるが、当時の原爆は技術的不安が多く、計算よりもかなり多い爆薬をつかっており、構造も頑丈にしているため、重いものとなっており、核兵器に関する既存の研究も多く技術的背景も違う現在の北朝鮮の核と比較する事は適切ではない。
 北朝鮮が、米朝枠組み合意以前に黒鉛減速炉から核爆弾1~2個分のプルトニウムを取り出したことは、ほぼ間違いないとされている。また2003年から行ったと見られる8000本の使用済み核燃料棒から核爆弾4個から最大13個分のプルトニウムを取り出したと見
 
 また、過去はプルトニウム5-7kgないと核爆弾は作れないと言われていたが、最近1.5-3kgでも爆発力の小さな核爆弾(ミニニューク)を作れるという事が一般に知られるようになった(核兵器専門家トーマス・コクラン博士らが、最新の技術を検討、核爆弾製造可能量を計算し直した結果、プルトニウム1キロで核爆弾製造が可能。
 多くの国が持つ中程度の技術でも、1.5キロで核爆弾が製造できることが明らかになったとのこと)。実際広島は確実な作動を目指して核物質を多めに遣っているので爆発力16キロトン前後だったが、北朝鮮が中国に事前通知した2006年核実験の設計計画爆発力は僅か4キロトンであったが、核物質を限界まで節約して一足飛びに高度なミニニュークに挑んだ可能性がある。
 少なくとも0.8キロトンとの実験結果だけ聞いて侮るのは早計。設計4キロトンで実験結果が0.8キロトンなら過早爆発が起き核分裂が不完全だった可能性が高いとはいえ、初回にしては部分的成功といえ、データー収集した以上、次回は既に相当な作動信頼性のある小型核兵器を作れる可能性が高い。

 【2004年2月27日、ニューヨークタイムズは「パキスタンの核実験の際、アメリカの偵察航空機が空中のサンプルを採取し、大気中から当時のパキスタンの核開発には存在しないと考えれるプルトニウムを検出。北朝鮮のプルトニウム型原爆を、パキスタン国内で爆発実験した疑いがある」と報じた。2006年の核実験において、北朝鮮は高度なミニニュークに挑戦した疑いがあるが、通常、高度な実験を行うには基本となる核実験が求められる事から、事件の疑惑を深めるものとなっている。】

 【2008年6月 ワシントンポスト 「核の闇市場関係者のスイス人が逮捕され、そのPCにミサイル用核弾頭の設計図が入っており北朝鮮にその設計図が流れた可能性がある」と報じ、朝日新聞は「北は核実験に使われたPuは2kgと申告した(ミニニュークと申告した)】

 2009年3月10日、米国防情報局が上院軍事委員会に提出した書面で、弾道ミサイルに搭載可能な核弾頭の小型化技術獲得に成功した可能性があるとの見方を示した。
 2009年3月31日、核爆弾の小型化に成功し、ノドンミサイルに搭載できるまでになり、北朝鮮北部の地下施設で保存しているという情報を米韓情報当局が得ていることが明らかになった。
 状況を総合する限り、すでに韓国全土・日本全土を射程に収めたノドン・テポドンの開発に成功しており、核弾頭も十数発は所持しているようだ。
 北朝鮮軍部は、自国の軍事能力について、妄想に近い自信を抱いているようだ。経済的追いつめられた軍部が、かっての統制派陸軍将校のように暴走する懸念は極めて大きい。

 【09年6月14日、金正日総書記が北朝鮮の歩兵部隊を訪問した。北朝鮮のKCNA通信社によってリリースされた日付(ロイター)
 米国の朝鮮半島問題研究者で国際政策センターのセリグ・ハリソン氏は17日、米下院外交委員会の公聴会で証言し、北朝鮮が戦争を仕掛ける場合、攻撃対象は韓国ではなく日本になる見方を明らかにした。北朝鮮では金正日総書記の健康状態悪化以後「国粋的な、反日感情が強い、海外での経験がない若手将校らが政権内で立場を強めた」と分析した。
 ハリソン氏は今年の1月北朝鮮を訪れ、政府や軍高官と会談している。そのときの話で若手将校は金総書記が02年に訪朝した小泉純一郎首相(当時)に日本人拉致問題を認め、謝罪したことに激怒していたと述べた。また「日本との紛争になった場合、自国(北朝鮮)の軍事能力を非現実的に高く評価し、他の高官らを憂慮させている」と示唆した。ハリソン氏は日本が植民地化した歴史があり、反感が強く「国連制裁が強まり、事態が悪化した場合、北朝鮮としては韓国ではなく在日米軍基地を攻撃するだろう」と予測した。】

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