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2009年3月18日 死刑の恐怖で統制する社会

カテゴリ : 無題

● CIAスパイの漆間巌・大林宏ら強権統制社会を目指す司法実権支配グループが、判例を逸脱して死刑による恐怖社会に、また一歩踏み出した。
 一人殺人での死刑は、身代金誘拐殺人以外に例はほとんどないが、今回、名古屋闇サイト殺人事件で、初めて被害者一人で死刑が二人の判決が出た。これは、日本社会を、ますます死刑の恐怖によってがんじがらめに縛り、官僚や特権者たちに都合の良い、洗脳された家畜・奴隷大衆を作り出すために行われたのだ!

 今回の死刑判決は、実に女らしいヒステリー感情に支配された短絡的なものだ。近藤宏子裁判長、母親の磯谷冨美子氏ともに、怒りの感情を露わにし、「この権力を利用して殺してやる!」 という明確な復讐感情を見せている。きっこのブログとほぼ同じ浅はかな水準というべきだろう。すでに司法は、およそ理性とは縁遠いヒステリーを原理とした報復主義に堕しているが、この判決は、司法の論理は復讐感情であると高らかに宣言したものといえるだろう。

 しかし、とりわけ女性のヒステリーは、時間が経てば煙のように風化し霧散するものであって、今、激怒の残渣から報復感情に駆られて、権力制度を利用して犯人たちを殺害することに成功したとしても、そのカルマは、近藤・磯谷の二名の人生に一生重荷としてのしかかってくるはずだ。
 それどころか、死刑が確定し、処刑を待つ段階で、この二人は後悔に苛まれることになるにちがいない。だが、確定した死刑を取り返すことは不可能に近い。「やめて!」と叫んでも、誰も取り合ってくれない。国家と称する虚構が、それを勝手に実行するのだ。せめて二人は、彼等が殺害される現場で、もがき苦しんで絶命する姿を自分の目に焼き付けて、自分の判断が、この社会に何をもたらすものか、じっくりと考えていただきたい。おそらく、来生にあっても、同じ運命を享受しなければならなくなるはずだから。

 復讐感情に駆られて、犯人の死を要求することが何をもたらすのか? 筆者自身も短絡的人間であって、殴られたら殴り返す口だから、磯谷冨美子氏が報復の死を望む気持ちは十分に理解できるつもりだ。しかし、死刑が執行された後、復讐に成功したと高らかに笑える人間なら、まだ救いがある。だが、そのような人間なら、最初から家族の死を悲しむことなどできないのだ。愛情を大切にしたいから、それが憎悪に変わるのだ。

 だが、肉親を殺害された悔しさ、悲しさを犯人への報復に向けるという論理は、人生を感情の悪魔の思うままに委ねるものだ。それは、「人を呪わば穴二つ」という諺が示すように、実は、自分が加害者と同じ論理に堕ちるということを意味している。これで磯谷氏は神田・堀・川岸らと同じ人間性を獲得したことになる。その人生は、被害者の立場から「人に死を要求する」加害者に変わることになるわけだ。被告人たちにも家族がいる。彼等は、身内の死刑執行を悲しみ、それをもたらした彼女を呪わずにはいられないだろう。磯谷氏が神田らを呪ったと同じものが、今度は彼女を襲うのだ。
 理性を拒否し、感情を優先させたツケは途方もなく重い。他人に向けた呪いは必ず自分に返ってくるのだ。彼女たちは、これから、それを思い知ることになる。

 この殺人事件では、たまたま加害者犯人が明確に人という形になっているから怒りの対象が明確で、「死刑で殺せ!」という要求が通るわけだが、人の死というものは、原因が本来実に複雑に絡み合ったもので、死の本当の原因を突き止めることなど不可能に近いのだ。例えば、水俣チッソ事件では400名以上の犠牲者を殺害した当事者がいたが、それを特定することは困難で、経営幹部の誰一人刑務所に入った者もいない。また戦争や事故では、さらに複雑な事態となり、加害者が誰なのかも分からず、身内の死に対して悲しみ、途方に暮れるばかりということになる。
 というより、死というものは、本来そのような性質のものであり、この事件のように加害者が特定できて、復讐感情をまともにぶつける機会など、ほとんどないと思うべきだが、それにもかかわらず、この事件が吉良上野介討ち入り、赤穂四十七士のように、マスコミによってもてはやされて、大衆の復讐達成の感涙を誘うなどということが異常事態であることに気づくべきだ。

 むしろ、こうした「報復の論理」がどのような目的で、このように異常に賛美されて宣伝されているか、その本質を見抜かねばならない。
 復讐が社会の理念となる社会のもたらすものは何か? それが分かれば、こうした報復制裁の司法が本当は何を求めているのか? はっきりと理解できるはずだ。
 大衆を復讐の論理で縛るということを最初に行ったのは旧約聖書である。旧約とは古い契約のこと。アブラハムの子孫がヤハウェと交わした契約である。これを理解しなければ、今の社会情勢はほとんど理解できない。倫理のもたらすもの、ユダヤによる人類家畜化支配の意味も分からない。古い契約は報復の論理であった。
 これに対して、イエスがパレスチナに登場し、神と新しい契約を行った。これが新約聖書である。ここでは、人は報復の論理を用いるなと書かれている。「左の頬を殴られたら右の頬を殴らせよ」と、姦淫の罪を犯した女を、旧約の指示通り投石処刑するため連れてこられた女に対し、イエスは「罪を犯したことのない者がいるなら、石を投げよ」と言い、誰一人石を投げず、女は許された。これが新しい契約であって、このとき旧約は捨てられたのだ。

 だが、旧約のユダヤ教徒は、ローマカトリックという欺瞞を作り出して、そこに旧約を聖書として復活させた。このとき、報復の論理が復活したのである。
 以来、世界はキリスト教の影に隠れたユダヤ教徒の支配するものになり、現代に至っても、旧約をもって人類を統制し、支配者の都合のよい家畜社会にするために、現在のあらゆる民主主義、人間解放理念が破棄され、報復・復讐・死刑による恐怖統制支配の論理に貫かれた旧約倫理を復活させる流れが社会に溢れている。
 日本における司法厳罰化、死刑の激増は、大衆を死刑の恐怖で、物言わぬ従順な家畜に変えるために行われているものなのだ。それは旧約社会の復権というべきだろう。

 話が逸れたが、もう一度、死の意味を考えてみよう。死とは何か? それは自然死・事故死・被害死を問わず、強いて言うならカルマの積み重なった運命としか言いようがない。
 磯谷理恵氏が殺害されたことを運命論で片付けるなら法も国家もいらないわけだが、神田・堀・川岸が、どうしてあのような犯罪に至ったのかを厳密に追求してゆくと、家庭環境やその後の運命など、想像もできないほど意外な事実が浮かび上がるはずだ。しかし、今筆者には、それを追求する余裕もないので、筆者の理解している心霊的カルマ論から指摘してみたい。

 人の生死と人生のプロセスについて心霊的立場をいうなら、必ず前世のカルマが関係しているのである。
 例えば、ヒトラー・ドイツでユダヤ人虐殺を熱狂的に支持した人々は、ちょうどギリシア時代にコロシウムで奴隷剣闘士の虐殺に熱狂した人たちと同じで、フランチェツオ霊界通信を読むと、「凍結の森」に縛り付けられて、滅多なことでは再生を許されない一種の地獄に堕とされるらしい。(筆者は見たことがないので大きなことは言えないが・・・・)
 しかし、それでも長い時間を経て、自分の愚かしさに気づいた霊は、再生するが、自分の積んだカルマを解消するために、あえて苦しみの人生を選ぶとされる。例えば、ナチス党支持者たちは北朝鮮や中国で人権侵害に蹂躙される人生を選ぶことが多いらしい。
 また、前世で人の死を命令するような立場だった者は、殺人事件の被害者としての人生を選ぶようだ。こうした意味で、磯谷親子の前世のカルマも考える必要があるだろう。
 前世で、利他主義に尽くして、勇気をもって身を捧げた者は、今生では、ご褒美の人生を送ることになる。例えば、芸能やスポーツの有名人たちは、そんなご褒美人生が多いようだ。ちなみに筆者は、前世で、あまり人に好かれなかったことが、この人生から分かる。

 心霊的立場からの人生論は、すべてカルマの継承であり、その「止揚」のための受難の経験である。はっきりいえば、地球上の人生に、受難・苦悩のない人生は皆無である。
 人は、これまでの人生で失敗、過ちを重ねてきた。それを理解し克服するために人生が用意されるのである。したがって、失敗しなくなった人は再生の必要がない。すなわち、生きている人間は、すべてアホなのだ。釈迦もイエスも間違いを克服するための人生であって、完全な人間など皆無であることを理解すべきである。

 名古屋闇サイト殺人事件における加害者も被害者も、その家族も、実は生まれる前から、この事件に出会うために誕生し、この事件から学ぶために生きてきた。それは前世に同じことがあったからだ。被害者の多くは前世で加害者であった。加害者の多くは、前世で復讐者であった。厳密な事実関係までは分からないが、カルマの法則がこのことを告げているのだ。
 この意味で、今回の死刑判決を含めて死刑支持者たちは、この人生においてもカルマを解放できず、逆に重く積み重ねていることになる。とするなら磯谷・近藤氏たちは、死を求めるカルマ故に、次の人生まで重い辛い荷物を持ち越す運命を選んだということになる。 「ざまーみろ」と復讐を喜ぶ、すべての人たちと共にだ。

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