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3月23日に再稼働されたばかりの玄海原発で、さっそく重大トラブル

toritiumugenpatu2.jpg



 毎日新聞の引用
蒸気漏れは2018年3月30日夜、原子炉格納容器内の蒸気発生器に送る水から、酸素などを取り除く2次系配管の一部の空気抜き管で発生した。高温の空気抜き管の温度を下げるためにタービンを止める必要があり、九電は同31日、発電と送電を停止した。4月1日午後2時20分に点検を始めた。原子炉は止めない方針。

https://mainichi.jp/articles/20180402/ddm/041/040/175000c"> https://mainichi.jp/articles/20180402/ddm/041/040/175000c

大飯原発に次いで再稼働された九州電力、玄海原発。
23日に再稼働されたのは4号機で、電気出力118万Kw、加圧水型である。

加圧水型の特徴は、原子炉内部を沸騰水型の二倍、160気圧、原子炉内部は320度に達する一次冷却水に満たされ、それが熱交換=蒸気発生器に送り込まれ、二次側で高圧蒸気を発生し発電タービンを回す仕組み。

 沸騰水型原子炉のように燃料棒ピンホール汚染の頻発する一次側での圧力調整によるベントが少ないので通常運転における環境への放射能放出が少ないとされるが、これはウソ。
 中性子が飛び交う炉心部を超高圧水で満たして熱交換する仕組みなので莫大なトリチウムが発生する。

 玄海原発のトリチウム環境放出量は日本一である。
 年間100兆ベクレルものトリチウムを環境に垂れ流すため、ピッカリング原発をグリーンピースが告発したのと同じ、周辺地域のダウン症の発症率激増が懸念されている。
 
 そもそも、玄海原発は不可解な炉心劣化が多発する異様な欠陥原発で、それが理由で一号機は寿命の延伸が認められず廃炉にされてしまったほどだ。

 加圧水型は異常圧力が出ても、通常圧力が高すぎて炉心内部にベント弁など複雑な制御機能を作ることができないため、原子炉が大爆発する性質を持っている。

http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/378.html

 玄海原発には不可解な脆性劣化という極めて深刻な問題があり、いずれ九州全土どころか北半球を壊滅させるような原子炉大爆発事故が起きるのでは? と懸念されていた。

 32分頃から見ていただきたい
http://www.ustream.tv/recorded/16552517
 
 原子炉の材質の劣化度を示す試験片の確認から、熱中性子劣化による脆性劣化=圧力容器の変性が極めて危険なレベルに達してしまっていることが明らかになり、本当に大爆発の可能性が出てきたのだ。

https://www.youtube.com/watch?v=ADZnRr98rQI

 そこで1号機は廃炉指定になったが、安全意識の欠落した九電は未だに倒錯した文句をつけまくっている。

http://vergil.hateblo.jp/entry/20110704/1309755183

 そもそも異常な圧力容器材質劣化の原因は、莫大なトリチウム生成にあると考えるのが普通だろう。高温超高圧化の密閉された空間にトリチウム=水素が大量に生成された水があれば、その化合力=腐食力は凄まじいものになる。
 熱中性子による原子転換作用と相まって、常識をはるかに超える材質転換が起きていると考えるのが常識ではないのか?

 私の非破壊検査の経験から、今回の事故=二次配管に発生した1センチの大穴 についても、少なくとも肉厚10ミリを超すステンレス管(多分)に径10ミリの穴が開いて蒸気が漏れる原因を想像するなら、おそらく外傷によるものでなければ電解腐食しか考えられない。
金属タンク、配管に発生する穴腐食の原因の9割は電解腐食であって、近傍に直流電流が漏洩していることが多い。
 最初に小さな不連続性を持ったピンホールやスパッタなどの突起があると、これが電極として作用し、継続的な直流電流の存在によりミニ電池を生成し、長い時間をかけて穴を開けてゆく。
 電解質は高圧蒸気と配管内表面における水素の存在で十分だ。

 穴は内側で発生し、数年以上かけて外側に貫通するわけだが、こうした穴が一つでも発見されるなら、実は、その配管すべてに同じような腐食が進行していることを意味するのである。
 したがって、発見された穴の配管系統は、すべてボロボロという理屈になる。穴は一個だけ理由もなしに突然開くわけではないことを想像できれば、あなたには常識がある。

 そもそも、超音波検査や放射線透過試験をきちんとやってれば、蒸気が噴出するまで穴や腐食に気づかないなんてことは絶対ありえない。九電は日常的な点検管理さえ怠っていたということの証明である。

 玄海原発は二次冷却系の配管全部を取り替えなければならない重大事象なのである。
だが、それでは金がかかりすぎるから、九電は必死に隠蔽するだろう。
 だから何事もないように装い、原子炉も止めない。

 実は数年間の停止を経て再稼働した原発がトラブルなしに稼働している例は皆無に等しい。
http://www.torikaesu.net/data/20160812_watanabe_saikado.pdf

 超高圧高温の複雑な機器を数年間も停止すれば、再稼働時に危険な熱衝撃や電気制御の劣化が発生するのは必然であって、再稼働自体が極めて危険な行為なのである。

 原発を運営する九電など企業のトップが、この種の技術的問題を熟知しているかというと、ほとんど何も知らないというべきだろう。
それでは現場の技術者が、この種のトラブルを管理できる能力を持っているかというと、実は、専門化、細分化されすぎて、自分の専門領域以外のことは、ほとんど理解できない技術者が多いのは病院の専門医と同じである。

 原発には、トータルで安全管理できる者がいない。これが複雑化しすぎた現代テクノロジーの正体なのである。

 なお、玄海原発が通常運転で何をもたらしているか? 筆者の他のブログにも明らかにしている問題がある。
http://tokaiama.minim.ne.jp/genpatu/gensatu6.html

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-106.html

 この記事は2018年4月2日午前8時に書いたものだが、18時のニュースで、九州電力は「穴は一つで他の配管は大丈夫だが、念のため全部の(二次)配管を交換すると発表したとあった。

 健全なら変える必要などないだろう!
 この記事は、穴の開いた原因が、私の指摘した電解腐食であることを認めたものになっていて、同時に、九州電力の全原発設備で、適切な保守点検=RT・UT検査が行われていなかった怠業を自白したに等しいのである。

 何らかの突発的な(外傷などの)原因で穴が開いたものなら、その部分を補修するだけですむが、電解腐食の場合は、全配管に及んでいる可能性が極めて高いために、全交換が必要になるのである。

 他の配管は健全という発表は真っ赤な嘘だ。電解腐食なら、一つ残らずボロボロになっているはずだ。しかも、超危険な大爆発の恐れのある原発を再稼働するのに、事前に配管の超音波検査さえ行わなかったという自白である。もし行っていれば10ミリもの(巨大な!)穴が蒸気の噴出によって発見されるなど絶対にあってはならないことなのだ。

 こんなデタラメ電力企業が、北半球人類の命運を左右するような脆性劣化の進んだ加圧式原発を運転するなど絶対に許してはならない!

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アマさん応援しています

倒錯した九電は
壊れた原発を廃止しないなんて
アホ過ぎます。
マトモじゃないです。
発電も必要だけど
狂っています。
老朽化した原発を廃止するのは
人として当然です。

不安です

運転再開したばかりで事故なんて
被曝が心配で心配でなりません
またも無視された、心ある人々の危惧
何度訴えても再稼働されてしまう虚しさ
見ているしかないのでしょうか?このまま
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ツイッターのアカウントは、原発運転による健康被害をとりあげた途端に永久凍結されました

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