過疎 その3


 過疎 その3

 過疎地域に対する自民党政権の無責任な放置政策が、このまま続くなら、数百年も連綿と生活を続けて土地を守ってきた住民が、より生活の便利な地域に移住を余儀なくされるのは確実である。

 バスもなければ食料品店もない、病院も学校もなければ、近所の人たちも去って行く、老齢化すれば免許証も取り上げられる。どうやって住み続ければいいんだ?

 山を守ってきた住民が消えてしまう結果は、水源地帯の荒廃であり、河川上流の土砂崩れなど保全環境の荒廃であり、森林資源が材木泥棒に荒らされて荒廃し、不法投棄が激増し、野生動物が異常繁殖して、あらゆる農産物を荒らしまくり、大昔から続いてきた秩序の保たれた山村が荒廃して二度と人が住めなくなる姿であろう。

 さらにいえば、中国人(マレーシア籍の実態のない名義人で背後には中国政府がいる)によって、生活困難な住民から買収された日本の水源地が、戦略的な道具として日本に対する侵略の陰謀に利用されることも覚悟しておかねばならないだろう。

 日本社会の未来は山村過疎地の健全性の維持にかかっていると私は思う。
 山村に人が住めなくなることは、ひいては都市にも人が住めなくなることを意味するのである。
 山村は、水源や河川管理など、見えない部分で、大都市の生活を支えているからだ。

 もし311のような巨大震災が、東京や大阪のような大都市を襲ったなら、どうなるか想像してみればいい。

 大都市の繁栄など見せかけの砂上の楼閣にすぎない。巨大な揺れが襲えば、あらゆるインフラを破壊してしまうのだ。
 上水道管はへし折れ、下水管も断層分離や液状化などで崩壊し、大都市の人口を支えるだけの食料飲料水供給など、わずか数日で底を尽きてしまうだろう。
 コンビニやスーパーなど、物資供給インフラである道路が使えなくなれば一巻の終わりであろう。

 こんなとき、山村という逃げ場所、避難場所が確保されていることは、とても大切である。
 日本の山には浄水しなくとも飲める清冽な水が湧いている。農村には食料が存在している。建物があれば、冬の寒さから身を守ることもできるだろう。

 山村は、巨大震災や大火災など非常時における最期のセーフ機能であり、エスケープ施設である。
 日本人は、古来から何に依存して生き抜いてきたかといえば、海辺と山なのである。そこには人を生き延びさせる資源があった。

 海辺には無尽蔵の貝など海産物があり、命の宝庫だ。
 山には動物たちがいた。豊富な水があり、木の実が落ちていた。土には百合根や筍やキノコが埋まり、人の生活を支える資源があった。
 それらは、都会にはないものだったのだ。

 今だって、都会で水供給を奪われた人たちが頼れる場所は、山村の清冽な沢しかないではないか?
 何もかも失っても、山には、たくさんの木があり、それを利用して簡易シェルターを作るのも難しいことではない。
 知恵さえあれば、木の繊維を利用して横井庄一さんのように衣類さえ作り出せる。

 最後の最後、何も食べ物がなくなったとき、山村には古代からの非常食、葛がたくさん埋まっている。時間はかかるが、素晴らしい澱粉が取れる。
 何にも役立ちそうもない笹だって、実は茎の一部が食料になる。
 その気になれば食用になる資源は他にもたくさんある。木の皮、新芽、球根など。
 太陽の光さえ届いていれば、芋を植えて食料をたくさん増やすこともできる。都会でやっても盗まれるのがオチだ。

 山村に人が住んでいるということは、大都会の健全性を支えるエスケープ・セーフ機能であるという真実をご理解いただけただろうか?

 それでも山村を非常時に機能させるには、たくさんの知恵ある心優しい人々が住んでいないとダメだ。その土地を知り尽くした人々の援助を受け、支え合って非常時をしのいでゆかねばならない。

 大都会の人々の命を守る最期の防波堤こそ、山村なのだ。
 こんな大切な山村から、住民を生活できなくさせて追放してしまっているのが、自民党政権の施政である。

 彼らには山村を守って子供たちの未来を支えようとするビジョンが皆無であり、援助も手入れも拒否して荒廃に任せ、過疎地、山村を日本社会から追放してしまおうとしているように思える。
 一方で、子供たちの未来を奪うことしかできない原子力産業や軍事産業に寄生して金儲けに夢中になっている。

 山のある土地には心の豊かな子供が育つ。
 信州人の人間性が豊かなのは山のおかげである。大らかで自然を大切にし、子供たちの未来に奉仕する人生観が大自然によって醸成されるのである。
 山村を潰しても構わないと思っている自民党議員たちの大半が都会しか知らない人たちばかりであり、金儲けだけが人生の価値と勘違いしている人たちだ。


 [これから山村を再生させなければならないこと]

 過疎の山村を再生させるには何が必要か?

 まずはすべての資源の基本、「人」である。
 未来ある若者たちに、たくさん山村に住んでもらう必要がある。

 若者たちにとって、山村を自分の故郷とし、魅力にあふれた楽しい人生をもたらす環境に変えてゆかねばならない。
 それは個人の名誉や蓄財ではない。人間と人間が連帯し、支え合って未来を切り開く喜びを見いだせる社会でなければならない。

 自然な笑顔の飛び交う心豊かなコミュニティでなければならない。
 上から与えられる豊かさではなく、自分たちの努力で作り出す豊かさを共有できる価値観を持たねばならない。

 国家の役割は、住民に金を垂れ流すことではない。若者たちが、そこで持続的な生活力を生み出せる力を与えるものでなければならない。
 私有財産の蓄財を価値観とするような援助は百害あって一利なしだ。

 本当に必要なものは、コミュニティである。
 未来に持続する山村コミュニティを生み出すのだ。
 入ってきた若者たちを孤立させずに、連帯して共同体社会を強固に紡いでゆけるものでなければならない。

 国家は、最初のインフラとして、公共交通機関の整備と、教育、医療、介護福祉の設備を用意してあげればよいし、可能なら、数十名程度の規模の大家族共同体で生活してゆけるような、例えばキブツのような仕組みを援助してやればよい。
 山村特有の資源である山林や、農業、養鶏などを基幹に、生産活動を共同で行ってゆく仕組みを作り出してゆく必要がある。

 生活の困難、人間関係の困難を、孤立した家族ではなく、たくさんの人々が手を取り合って共同して解決してゆける仕組みを作り出す必要がある。
 住居も、大きな建物のなかで、たくさんの個室を作って家族が住めば良い。毎日顔を合わせて、たくさんの人と、たくさんの困難を一緒に解決してゆけば楽しい人生が約束される。

 大家族制度の良い点は、孤独がないということ、誰とでも対話できるということ、それに冷蔵庫や洗濯機など共有資産にして、効率的に利用できるということで、生活コストも孤立家族の数分の一以下ですませることができるのである。

私が相当以前に書いた大家族生活のスタイルを紹介しておこう。

  http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-24.html

  http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-133.html

  http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-23.html

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-19.html

 客家のスタイルは、非常に大切である。実は、中国と周辺国家の優れた指導者の大半が客家出身なのだ。
 客家出身者以外の指導者が、愚かな独裁をもたらしている。周近平もそうだ。
 その思想は客家独特の大家族生活がもたらしたものと考えられるのである。孤立した家族から優れた指導者が生まれた例は聞いたことがない。

[大都市と山村の相互関係のあり方]
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 大都会に住む若者たちは大自然に飢えている。みんな山に憧れている。だが、そこに自分たちを受け入れてくれる住民がいなければ、入ってゆくことさえできない。

 これからは、大都市と山村の相互関係を濃密に育てていかなければ、山村の荒廃が加速されるばかりだ。

 例えば、私の住む中津川市蛭川の活性化構想はこうだ。

① 木曽川沿いに自転車専用道路を建設し、名古屋と岐阜から木曽川源流地帯までサイクリングロードを整備する。終点は御嶽山がいいだろう。

② 自転車の日行程を80Kmと考えれば、ちょうど蛭川まで80Kなので、ここに宿泊施設を設ける。

③ 蛭川では博石館という観光施設があり、GSや食料品店が連なっているが、ここに2000坪くらいの「道の駅」を作り、経営は食料品店=紅梅屋に委嘱すればよい。
 このなかに一泊2000円程度で泊まれるバイカー向け宿泊施設と食堂を作り、さらにバイト紹介所も作り、若者たちが蛭川に定住できるきっかけを作る。

④ 「道の駅蛭川」には地元の農家から農産物を提供してもらい、観光客などにも販売できれば、蛭川で食べてゆける小さな産業が成立するだろう。
 将来的には、自転車専用道を拡充し、下呂から飛騨川にもサイクリングロードを作り、八百津町で合流するトライアングル走路を作っておけば、若者たちに魅力ある遊び場になるだろう。

⑤ とにかく若者が移住してくるということが一番大切であって、彼らを受け入れる仕事、衣食住の環境を整えてあげる必要がある。
 一泊2000円の超激安宿泊所は、若者たちを引き込むために絶対に必要だ。笠置山には全国有数のボルダリングゲレンデが整備されているので、金なしクライマーたちも、たくさん押し寄せるだろう。
 それから彼らが生活できる仕事を作り、やがてキブツのような共同体構想に進めば良い。

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No title

飛騨高山から入った分水嶺の土地に、旅行したことが有ります。
そこで食べた食事が、もの凄く美味しかった。
水が良いからと言う宿の説明でした。
島根の三瓶山のご飯も、もの凄く美味しかったです。
日本料理を修業した人に言わせると、三瓶山のお米は、美味しいが手に入らないお米として、有名だそうです。
美味しいご飯は、日本人の心を揺さぶります。
都会から、美味しいものを食べる為に金に糸目はつけない人を、美味しいご飯で呼ぶと言う、そういう、ビジネスも有るかなと、思います。
TV・インスタ映えはしなくても、唯の白ご飯を一口食べただけで、分かる人には分かるでしょう。

No title

材木関係の仕事が絶えて久しいです。
外国産の安い木材にやられたのですが、最近になって、
外国産と国内産の価格差がなくなったとか。
場合によっては、国内産の木材の方が安いとか・・・。
価格競争で、地場産業を潰す。
そして、競争相手がなくなった処で、高値にする、いつものパターンです。
山林地主は、孫の世代に果実を得るタイムスパンで、ものを考えるそうです。
50年、100年先まで考えて、今すべきことを決める。
そういう、視点を回復させるためにも、林業の復活も仲間に入れてくださいませ。


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Re: タイトルなし

コメントありがとうございます
個人情報が含まれているので掲載できません
フェイスやラインはやってません

ご支援ありがとうございます
 岡山の問題は、どうも深刻のようです

http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/390.html
また記事にします

I song As Fat The Rpo

AMA SENSEI
Home suck in local money because there.
Only they're my thinking own deperopment.
Noman make as dick to local life and safety.
AMA SENSEI
All kiss of your wiseful and knowing.
Make me my precious person many scientists.
AS you make ass of nature rule local future.
あまさん がばれ!





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