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 一億三千万、総被害妄想国家

カテゴリ : 未分類

 両親の入ってる老人施設に行くと、最近は、必ず90過ぎた老母から愚痴を聞かされる。

 「一番信頼してた隣のあの人が、私にひどいことを言った、もう悲しくてここにいたくない」
 「毎晩、変な男がうろついてて、あれがなくなった、これがなくなった」

 ずいぶん前から母親に被害妄想の傾向が出ていることに気づいていたので

 「おいおい、そりゃ被害妄想だ」
 といっても、母親は不満そうな、悲しそうな眼差しを向けるだけだ。

 まあ、人間、90歳過ぎれば、とくに女性は被害妄想が起きやすいことは理解できる。
 施設の老人の9割以上が認知症だという。私の老母も例外ではなく、なんでもないときに、意味のない突拍子もない電話を頻繁に寄越すようになって、昔のような判断力が失われた上に、やっぱり寂しいんだろうななんて思ったりする。
 自分が電話したことも、数時間後には完全に忘れている。

 隣家の別荘の80歳過ぎたばあさんも、たまに訪れたとき、私に不快で厳しい目を向けるようになって困惑している。
 庶民的な暖かい人柄で、以前は、来れば必ず挨拶をしていたのに、今では言葉も交わさない。

 私がパソコン将棋をやってて負けると
「馬鹿野郎! てめー、俺をバカにしてるんか!」
 なんて大声で怒鳴りまくってるのを隣で聞かれて、不審感を抱かれたかなと思って、こちらからも気恥ずかしくて挨拶しなくなったら、厳しい態度がエスカレートして、挨拶どころか顔も見ないようになった。

 以前、来ていることに気づかず、焚き火をしていて、ずいぶん不快な思いをしたようで、急に態度が冷たくなって困っていた。
 うちの畑の大根を、しょっちゅうあげてたのにな……。
 いくつかの不幸な事態が重なって、仲が良かった隣家との関係がきまずくなった。

 どうして、こうも、みんな人に対して厳しい姿勢を見せるようになったのか? と考えてみると、自分自身を振り返ってみて気づいたことがあった。

 数年前に、こちらに落度がないにもかかわらず、交差点で衝突して相手の被害を賠償させられたことがあって、おかげで保険額が高騰して、本当に腹が立った。
 それからいうもの、思い出すたびに煮えくりかえるような思いが蘇ってきて、車の中で怒鳴るようになった。

 最近では、介護保険料なる税金が、私の収入では払いきれないほど恐ろしいほど高額の請求になっていて、本当にびっくりさせられたことがあった。(まだ支払ってないが、役所から督促電話がかかってくる)

 こんな不愉快なことが続くと、心の底に不快感が累積して、毎日気分が悪くなり、対人関係にも余裕がなくなり、すぐにケンカ沙汰になってしまうことが増えた。
 当然、被害妄想も起きやすくなるのである。

 人間、嫌な思いが続くと、腹が立ち続け、被害妄想もひどくなって、親切な周囲の人でさえ自分を迫害してるのではないかと疑うような異常な精神状態になりやすい。
 まして、私は、ネトウヨたちの私への知的レベルの低すぎる下劣な嫌がらせ書込に辟易していたし、煮えくりかえるような思いもさせられていた。20台の頃の短気で粗暴な私なら、無理矢理住所を調べて飛んでいって、全身全霊でぶん殴っていたところだ。数年くらい投獄されるのは覚悟の上だ。

 ブログの場合は、相手のアドレスが分かるので、不快嫌がらせを書いてくる連中の身元を調査していて驚くこともある。
 1から10まで被害妄想だけでツイートしてた雷鳥2号 @raichoexp_2 (アカウント削除?)が、実は足下の名古屋市内から書いていたこと。

 滋賀県から被害妄想オンパレードで嫌がらせを書いてくるヤツの正体が分かって、こいつも恐ろしく長期間嫌がらせを続けていることが分かったことなどだが、連中の本質は、本当に被害妄想だけなのだ。

 何から何まで、勝手な思い込みだけで、何一つ自分できちんと調べたこともなく、放射能被曝で被害など出るはずがないと自民党の原発からの金を当てにしたデマを本気で信じてるのだから、もう、つける薬さえない。
 
 何で、オイラに、こんな下劣なレベルの連中が絡みついてくるのか、江原啓之流に言えば、私の波動と合ってるから(類は友を呼ぶ)ということになり、私は、こんな下劣な波動と共鳴する波動を出していたのか? と自分が情けなくて仕方ない。

 「右を向いても左を向いてもバカと阿呆の絡みあい」
 と鶴田節でも歌いたくなるが、よくよく世の中を見渡してみれば、もう「一億三千万、総被害妄想」とでもいいたくなる。

 もっとも深刻なのが、子供たちである。

 そもそも、子供たちのいじめの本質は被害妄想なのだ。
 自分が家で両親から叱られてる鬱憤を、学校で気に入らない者にぶつけて憂さを晴らすというパターンも、「気に入らない」を詳しく調べてゆけば、被害妄想しか残らない。

 私の子供時代を思い出してみると、私はいじめの被害者だったことが多いのだが、いじめられた理由の一つに、「難しい漢字を使う」なんてのがあったのを思い出した。

 そんなことを言われても、私は家に本屋なみの蔵書があったから、それこそ小学生低学年から、片っ端から読みふけり、高学年になればプルターク英雄伝とか、三国志なんかを読んで毎日手に汗を握るような興奮を覚えていたし、中学生になったら、なぜか中島敦や井上靖がひどく気に入って、李陵なんか何度も繰り返し読んで涙を浮かべていたような記憶がある。空海や最澄なんか、身近な親戚のように感じていた。

 司馬遼なんていったら、もう神様みたいで、今でもページページに描かれた光景がそのまま、日常生活の断片として鮮明に蘇るのだ。
 もちろん、学校の授業など、どうでもよくて、宿題なんかやってる暇があったなら歴史小説を読んでいたので、成績は良くなかった。
 ちなみに、私の成績は社会・歴史・国語というのは、学校全体でもトップだったが、英語なんてのは、ひどいものだった。

 しかし、そんな私が、小説の世界の興奮から覚めやらぬまま、学校に行って、授業でも小説で覚えた言葉の漢字熟語を使ったりすると、同級生たちは、私に不快な表情を浮かべた。
 「生意気だ」 というわけだ。

 子供たちの間のイジメというのは、本当に些細な理由ではじまり、大人たちの理解の及ばぬ部分も多く、子供社会というのは、大人社会以上に「同調圧力」が強いのではないかと感じる。
 
 個性というのは、ひどく嫌われ、個性的な人物が、やがて自分を迫害するのではないかと、被害妄想を感じる子供が多いのかもしれない。
 この同調圧力という厄介な魔物は、戦後10年以内に生まれた私の時代では、まだ戦前を引きずっていて「子供は、こうあらねばならない」という観念的強制が無言の圧力として、まるで大政翼賛会のように生活を縛り付けていた。

 この「同調圧力」にめげないで個性を大切にする人々が、時代を切り開く最先端にいたわけで、私の子供時代では、本多勝一、植村直己、小西政継、石牟礼道子なんて名前が浮かぶが、寂聴さんもあげておこう。

 とりとめのない話題が転々としているようだが、人間、日常的に不愉快な体験が積み重なると、それを作り出した大元の原因を究明するよりも、不快感のわだかまりを、ついつい日常的な人間関係にすり替えてしまうものだ。

 これほど社会を悪化させた大元は自民党、安倍麻生政権の愚劣な金持ち優遇、貧乏人いじめ政策にあるのにもかかわらず、それによって被害を被った者たちは、目の前の人に不快感を転嫁して当たり散らしてしまうのである。
 だから一億三千万、総被害妄想と表題をつけた。

 この先、安倍麻生自民党政権が転覆して、民衆の生活を圧迫している大増税や介護保険や、社会保障切り捨てや、年金を死ぬまで支払わない極悪政策などが、少しはまともな政権によって是正され、大金持ち最優遇社会から貧乏人優遇社会へと変化するなら、人々の気分は最高に良くなり、政治への不快感が原因で激増していた被害妄想が、きれいに雲霧解消してゆくように思われるが、いかがだろうか?

 若者たちが、奨学金という名のサラ金地獄に苦しんだり、本来若者たちに与えられるべき企業収益が、内部留保という形で、巨大企業の博打資金に回されたりする超異常なファッシズム社会が、巨大企業ではなく、若者たちによる自発的な起業のなかから破壊され、若者たちに自由が戻ってくる姿を目にすれば、日本社会から被害妄想もイジメも消えてゆくと確信するが、皆様はいかがか?

1件のコメント

[C145] No title

被害妄想と言うか、怯えている人が多い気がする。
一番でなければ意味がないとか、他人にバカにされたくないとか。
権力から目をつけられないようにとか。
学校での序列づけの感覚が、社会に広く行き渡りすぎた感じがします。

本来的には、教育の普及はとても良い事なのですが、日本の初等中等教育は過度に競争主義的で、ヒトにシステムから振り落とされる恐怖をしみ込ませる機能が強いのではと、感じられます。

劣等生は劣等感で自分を見限り、優等生は無意味な優越感と振り落とされる恐怖に縛られている人が多い気がします。


ところで
お隣のお婆さんも東海アマさんも、神経が鋭く敏感なタイプではないですか?
相手の気配を鋭く感じ取れるのは、素晴らしい能力ではありますが、
感じすぎて疲れるみたいですね。
感じても、特に害にならないだろう時には、その感じを無視すると楽かもしれません。
感じなくするのは、「あ。ヤバイ感じ・・・。」と言う、生き抜く直感が鈍くなるので、良くないと思いますが。

  • 2018-04-23 00:37
  • 投稿者 : きなこ
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