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 本当のところ、福島第一原発事故の被曝で何が起きているのか?  その2低線量被曝とは?

 東日本に住む人々は、大なれ小なれ、東電フクイチ事故が放出した放射能の影響を受けている。

 その影響の大半が、実は外部被曝線量ではなく、飲食、呼吸を通じて体内に吸収される放射能による内部被曝によって起こされる問題である。
 内部被曝は、外部被曝による健康被害の600~1000倍の影響を及ぼすと、ICRPの元委員長が自ら暴露している。

  https://ameblo.jp/pb-onwa/entry-11081049025.html

 逆に言えば、外部被曝が、ずいぶんと過大評価されてきた理由は、内部被曝の恐ろしい影響を隠蔽する目的があったといわざるをえない。

[ホルミシス効果とは?]

 フクイチ事故後の被曝安全論の主な理屈は、人類は発生以来、大量の外部被曝をくぐり抜け、さらに現在も、ホルミシス効果を求めてラジウムやラドンを利用しているが、健康に寄与していても害悪は存在しないというものである。

 このホルシミス効果は、例えば私の住む中津川市では、温泉の大半がラジウム・ラドン鉱泉で、おまけに一般住居地の環境線量が、高い場所では毎時0.3マイクロシーベルトに達しているが、このような低線量被曝の多い地域では、逆に細胞を活性化して健康に寄与しているという理屈=仮説であって、実は、私が中津川市に移住した理由も、このような高い環境線量が自分の体に、どのような影響を与えるのか体験する目的もあった。

 すでに15年を経過した私の経験からいえば、「未だに分からない」というのが唯一の結論である。ホルシミストたちの理屈通りなら、私は健康体になっているはずだが、残念ながら、今の私は病気の陳列台みたいだ。

 我が家から徒歩30分ほどにある「ろうそく温泉」はラジウム2020×10⁻10キュリー(マッヘ単位 556)、1リットルにつき7500ベクレルの放射能があることになっている。

 これは、かなり高い値で、以前、従業員がラジウムのために骨癌を発症して亡くなったということを聞いた。
 おそらく日常的に飲用していたのであろう。今では、全国から癌患者が押しかけていて、末期癌の痛み止めに良い効果があると言われている。
 これは、甲府の増富温泉の数割程度、秋田の玉川温泉・鳥取県の三朝温泉と同等の放射能である。

 この放射能の大半が、ラジウムの崩壊ガスであるラドンRn220 Rn222 で、花崗岩由来であり、空中を漂って肺から吸入されても、半減期が数日程度で、十日もすれば消えてしまい、内部被曝への寄与は少ない。
 それでも24時間、この環境にいて、飲料水にも多量のラジウム・ラドンが含まれているとすれば、骨癌や白血病のリスクが生じると考えられる。

 これらの温泉・鉱泉におけるホルミシス被曝療法について、リューマチや末期癌などの激しい痛みに鎮痛効果があると言われているが、その生物学的メカニズムを明確に説明しているものは存在せず、「思い込み」と言われても仕方ない説明が多い。

 ラジウムは1900年代の初めからアメリカで主として夜光時計用に用いられていた。量は1個当たり3700ベクレルから100000ベクレル程度と言われている。
 ラジウムダイアルペインターと呼ばれていた女子作業員が、筆を舐めながら直接、ラジウムを文字盤に塗り込んでいた。

 彼女たちの間に、顔が腫れたり、貧血、白血球の減少、感染症などで亡くなる人も出た。その後、しばらく経ってからも骨がんや骨折が多発した。
 やがて、原因についてラジウムの放射線によるものであることが明らかになった。これは、ラジウムを含む夜光塗料を文字盤に塗布する際、筆の穂先を尖らすために唇で舐めながら作業をしたのでラジウムを体内に取り込むことになったのである。

 ラジウムはカルシウムと化学的性質が似ているので、骨に沈着し放射線被曝障害を起こしたのである。
 被害者は数千人に及ぶとされ、多数の犠牲者が出た。
 ラジウムは、放射線の初期開発者であるキュリー夫人をも襲い、白血病で死亡させている。アメリカでは、初期の被曝障害に無知な時代に、食品や健康飲料としても用いられた結果、多大な犠牲者が出たと報告されている。

 これらの事例から、放射能としてのラジウムの危険性が認識されるようになり、それ以降は、夜光塗料などには用いられず、危険物質と認定され、化学分解が不可能であり、恒久隔離処理には多額の費用がかかる。

 当地の温泉は、ほぼ全部がラジウム・ラドン泉で、日帰り温泉も300円程度で入ることができる(福岡、満天星温泉)。
 そこで、他地域と比較して、被曝障害を示す異常が出ているかといえば、ほとんど確認できていない。
 少なくとも、高いラドン値が健康障害をもたらしている証拠は見つかっていない。

 ただし、私の印象では全くないとも言えず、男性の平均寿命がやや低いのと、癌患者が多い印象がある。自分に関しても、癌のリスクを感じているが、原因が大地放射線にあるとの因果関係を認識できない。
 統計データを確認していないので、真偽は不明だが、先天的な障害者がやや多い印象を持っている。恵那市・中津川市には、重度知的障害者の支援施設が多いからかもしれない。

 それでは、ホルミシス効果の恩恵を感じているかというと、まったくない。むしろ、素晴らしい緑と水の環境の恩恵は、もの凄く感じている。

 ホルミシス効果を検証できる科学的な基準は存在しない。低線量は安全という原発推進派の主張は、根拠の存在しないデマというしかないのである。
 むしろ、ホルミシス効果の主役ともいうべきラドンについて、たくさんの警鐘が発せられている。

 WHOは、多くの国でラドンが喫煙に次ぐ肺がんの重要な原因であるとし、アメリカの環境保護庁は、ラドンに安全な量というものは存在せず少しの被曝でも癌になる危険性をもたらすものとしている。

 米国科学アカデミーは、毎年15,000から22,000人のアメリカ人が屋内のラドンに関係する肺がんによって命を落としていると推計した。
 現在、200~400Bq/m3の室内ラドン濃度を限界濃度あるいは基準濃度として許容している国がほとんどであるが、花崗岩砂を多用したコンクリート住宅では、これを大きく上回るラドン濃度になるわけだが、これでホルミシス効果により、健康になったとの報告は皆無である。


 もしも、原発推進派、放射能安全デマ派の主張どおりなら、福島県の人々はフクイチ事故によって健康になっているはずだが、そんな事実は、どこにも存在しない。

 2012~2014年までの地域死亡原因データを元に、福島県周辺の被曝によると思われるデータでは、平田村の心筋梗塞死亡が全国平均の427%多いことを筆頭に、恐ろしいほどの死亡データが現れている。

 人口動態統計には、大きな異変が表れていないのに、http://jp.gdfreak.com のデータで市町村を検索すると、とんでもない恐ろしい死因が現れていて、明らかに公的統計が、被害を少なく見せるように改竄されていることを示しているのである。

 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-342.html

 クリス・バズビー博士はじめ、チェルノブイリ事故に携わった医学者たちは、一様に、低線量放射能被曝の影響について深刻な警鐘を鳴らしている。

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/134984

https://web.archive.org/web/20140309213027/http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140309-00000016-pseven-life

 ベラルーシにおける数百体の被曝死亡検死のデータから、バンダジェフスキー博士は、人体の内部にキログラムあたり10ベクレル以上のセシウムがあれば、心筋障害のリスクが発生し、50ベクレルで致死的な発作を起こしても不思議でない水準となると指摘している。
 おおむねキログラムあたり、30ベクレルの内部被曝者は非常に危険な状態であり、循環器障害を起こす可能性があると述べている。

 https://www.youtube.com/watch?v=R15q-CLcPjs

 これは、原発推進側の学者たちやICRPの予想よりも、桁違いに少ない量の放射能で、極めて深刻で、致死的な被曝障害が現れることを示している。

 問題なのは、外部被曝線量ではない。現在、政府は汚染地に大量のモニタリングポストを設置しているが、これは外部線量を示すだけであって、おまけに実際の放射線量が少なく表示されるように改造されているという。

 本当に恐ろしいのは内部被曝である。それはICRPの基準値よりも600倍以上、恐ろしい結果が出ていると、矢ヶ崎教授ら内部被曝の専門家たちが警告している。

http://nekotoenpitu.blogspot.jp/2012/11/tanemakiyagasaki201108012.html

 フクイチ放射能の場合は、極めて深刻で、大気中を漂うセシウム137を呼吸とともに吸引すると、多くが体内に吸収され、半減期が30年もあるため、生理的な自然排出に頼るしかない。
 ストロンチウム90に至っては、体内に入ったら死ぬまで出ないで被曝が続く覚悟が必要になる。

 我々が、依頼を受けて東日本の掃除機ダストを高感度のガンマ線ベクレル計で測定したところ、東京都内でのダストは300~1000ベクレル/キログラムが普通で、福島県に至っては、数千ベクレル~数万ベクレルものセシウムが検出された。
 これは、セシウムXが、生活空間を常時漂っていることを示しているのである。何かに吸着されているわけではない。2011年の事故以来、空中を漂い続けているのである。
 これが、干し大根や干し柿や、洗濯物に付着して、呼吸や皮膚や経口で体内に取り込まれてゆき、キログラムあたり30ベクレルを超えると体内で牙を剥きだして心臓や脳に襲いかかるのである。

 現在、セシウムは、134が事故当初の9%残っている。セシウム137に至っては85%が残っている。これらが、事実上無害になるまでに300年もかかるのだ。
 これが、東日本の汚染地を毎日漂い、呼吸や飲食、皮膚から絶えず体内に取り込まれてゆく。
 これをホルシミス効果と称して安全と宣う愚かな連中の人間性を疑うべきである。

 私は、事故直後から放射能汚染地の住民を、ただちに安全地帯に移住させよと主張してきた。
 安全デマ派は、7年経っても何も起きてない、私の主張こそデマだという。
 冗談じゃない、被曝障害には長い長い潜伏期間があって、原発放射能の場合、チェルノブイリのデータから、発症まで5年、ピークは7年、8年後であることが分かっている。
 本当の恐ろしい被曝障害は、今、これから見えてくるのである。


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