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本当のところ、福島第一原発事故の被曝で何が起きているのか?    その5 遺伝障害


 http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/genpatsu/ukraine3.html  より引用

 1986年4月のチェルノブイリ原発事故後7-8年経て、ウクライナとベラルーシは激しい人口の自然減に見舞われた。その要因は「出生」(生児出生)の急激な減少と「死亡」の急増だった。「人口統計学上の大惨事」といわれるゆえんである。その人口変動のカーブは驚くほどよく似ている。

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 ロシアにおける平均寿命の劇落も、ぴったり同じ経過である。いずれも、1986年4月26日の事故から7年後、1993年に恐ろしい人口急減が始まっている。
 男子に至っては、平均寿命が事故前に比べて7.2歳も下落し、単純に計算して7200万人いた男子の7.2%、520万人が失われたと考えられるが、これはロシア全土の平均寿命であって、全土の三割程度と思われるチェルノブイリ事故汚染地帯では、とんでもない被害が出ていることになる。
rosiajumyou.jpg

 
 フクイチ事故が発生して、莫大な放射能を環境に放出したのが2011年3月であり、現在は2018年5月、ちょうど7年目であり、もしチェルノブイリと経過が同じなら、今年、これから日本でも、凄まじい人口凋落=大量死が起きることになる。

 先に書いたように、日本とチェルノブイリ三国では、人口密度が、まるで違う。
 ロシアの面積は17,075,200km2、人口は事故当時も1億4500万人前後であり、日本の面積は37800K㎡、人口は1億2700万人前後、一人あたりの国土面積は、0.12平方キロ対0.0003平方キロの差があって、つまりロシアの人口密度は日本の40分の1しかない。
 したがって、同一面積に降り注いだ放射能の被害人口は、日本ではロシアの40倍になる。

 確かに、ロシアでは放射能の大半が陸上を汚染し、東電の事故では大半が太平洋に落ちたと考えても、福島県などでは、ロシアをはるかに上回る被害が出るのが当然である。
 それなのに、人口動態統計では、あたかも、ほとんど被害が出ていないようなデータしか見えない。日本政府が統計データを操作しているのである。
 それは、まさかと思われた財務省の有印公文書が捏造されていた事実が暴露されたことで、日本政府が日常的に公文書を改竄していたことが明らかになっていることから、ならば政府に都合の悪い統計データを改竄するのも当然と理解できるのである。

 もう一度言う!
 2011年3月のフクイチ巨大放射能事故から、今は2018年5月末、7年後である。チェルノブイリの例から考えれば、歴史上、極めて特異な人口減少、凄まじく大量の急死者が発生すると予想されるタイミングにさしかかっている。

 いったい何が起きるのかといえば、バンダジェフスキー博士、やECRRのバズビー博士らは、下のグラフに描かれているような循環器障害や内分泌、消化器、精神障害などが大量発生すると予告している。

 フクイチ事故後、関東界隈の通勤列車では、事故前からは想像もできなかったほど、急病人の多発が起きて、毎日のように電車が止まる事態になっていて、不可解な交通事故や異常犯罪も激増している。

 たぶん、今年、これから起きる事態は、過去数年の比ではないだろう。
 私が予告してきた、汚染地帯に生活していたスポーツ選手の低迷凋落、牛久市出身で、小岩に相撲部屋があり、日本相撲協会から2トンの福島米を授与された稀勢の里、そして高安、仙台に本拠地や合宿所のある楽天イーグルス、千葉県柏市に近い鎌ケ谷市の合宿所に居住する清宮選手、同じ合宿所にいた大谷翔平は、アメリカに旅立って低迷を脱し、本来の姿に戻っているが、清宮は地元産食品を飲食し、不調が続いている。すべて、私の予告どおりになっている。

 今年は、汚染地で生活を強いられてきた人たちが総決算を迫られることになるだろう。下のグラフを、もう一度よく見ていただきたい。

 一番ひどいのは青色の折れ線グラフで示された循環器疾患である。これは、被曝者の、ほぼ100%が7年後に発症しているのである。
 何を意味するかというと、第一に心筋梗塞である。すでに何度も書いているが、バンダジェフスキー博士は、セシウムを飲食呼吸を通じて内部被曝すると、ただちに心筋系に集まり、体内のセシウム濃度が10ベクレル/Kg を超えると異常が発症し、50ベクレル/Kgで、いつ心筋梗塞が起きても不思議でない状態と指摘し、30ベクレル/Kgは完全に危険水準であると警告している。

 循環器障害は心筋梗塞が大半だが、動脈硬化・大動脈解離・心不全・血管障害など多数の病名がある。有名人の死亡ニュースの大半が、昔のような老衰とかクモ膜下出血ではなく、循環器障害のこれらの病名であることに、気づいていない人がいるだろうか?

 https://www.youtube.com/watch?v=d0KY87Z5200

 ベラルーシやウクライナでは、伝統的にキノコ食の文化があって、キノコのような真菌類は、食品のなかでは桁違いにセシウム蓄積しやすい性質があり、政府の警鐘を無視して、多量のキノコを食べた人たちが心筋梗塞を発症したという指摘があるが、日本でもキノコ食の伝統は存在している。
  
2016-1-2.jpg


 少なくとも、東日本のセシウム汚染地帯(土壌でキロあたり50ベクレルを超える地域)でセシウム汚染された食品を摂取し、とりわけキノコ食の習慣のある人たちは、極めて深刻な健康被害に晒されていて、今年は、心筋梗塞に警戒する必要があることになる。

 そして、こうした被曝障害は、セシウムによる循環器障害から始まって、癌の多発へ、そして、これから取り上げる遺伝障害の激増へと拡大してゆくことが明らかになっている。

[遺伝障害は何をもたらすのか?]

 放射能環境汚染事故で何が恐ろしいかといえば、それは被曝させられた地域の住民に、染色体異常が生じ、奇形や先天性障害児などの遺伝障害が発生し、子や孫へと、延々と被曝病や遺伝子異常が伝播してゆく事態である。

 それは多指症や兎口など外形上に奇形になることよりも、大半が目に見えない器官異常や免疫障害など目に見えない「奇形」となって現れてくる。

 私が、放射線取扱資格を得るため放射線生物学を学んだ1980年段階の教科書には、被曝遺伝障害は、広島長崎の被曝データを前提に、8世代伝播する可能性があると明記されていた。
 1985年段階から、ICRPは突然、放射線による遺伝子異常の伝播は認められないと主張を変えたが、これは、アレバ社など原子力産業から派遣された者たちがICRPの主要役職を占領したことによるものであろう。

 ウクライナの遺伝学者の間では、ウクライナ国民の将来が存亡の危機にさらされていると警告している者も少なくない。これは日本でも、まったく同じであろう。

 http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=421

 両親が近親婚で出生児が異常を発症した場合、例えば、子の世代に難聴や精神的問題を引き起こす理由は、両親の遺伝子が近いため、同じタイプの劣性遺伝子を持っていて、遺伝子のかけ離れた交配による相殺が行われず、劣性遺伝が顕在化して発症してしまうからと言われる。
 これが民法734条における三親等内の婚姻禁止の理由である。

 原発事故による大規模被曝の場合、放射線によって壊された同じ遺伝子障害を抱えた集団が増えるため、本来は自然淘汰されるべき異常が、近親婚と同様に顕在化するリスクが拡大することになる。

 遺伝子は二本の染色体上にあり、一つが壊されても、ただちに他の一つがコピーを開始し、修復する仕組みになっているが、強い線量下では、コピー相手の二つとも同時に被曝して壊れてしまい、復元がうまくいかなくなる(ダブルヒット)のである。これは染色体を検査すれば容易に分かることだ。
 したがって、被曝線量の強い地域ほど、遺伝子劣化が激化し、異常が子孫に伝播するリスクも強まってゆく。

 日本政府は、フクイチ事故で、遺伝障害を示す指標である染色体検査を意図的に回避したが、これは事故の被害を隠蔽する目的である。
 これにより、全国民の染色体にどれほどの異常が出ているのか、統計的に調査するチャンスも失われた。はっきりしているのは、ダウン症など染色体異常からの障害者が激増している事実であり、目に見えない遺伝障害が激増していても、これを調査する大切な手段が失われたということである。

http://www.rerf.or.jp/radefx/late/chromoab.html

 白血病に関しては、多数の調査事例があり、被曝者を父親に持つ二世の白血病発症率が有意に高いことが明らかにされている。
 原因については、精原細胞が被曝し、精子の遺伝子が壊れた結果とされている。
 https://blogs.yahoo.co.jp/mitokosei/33554561.html

 また、女性の卵母細胞は10歳程度で、すべてできあがってしまい。修復も行われないので、一度被曝させられた卵母細胞は、死ぬまで異常児出生のリスクを抱えてしまうことになる。

 なお、被曝による遺伝障害の世代間伝播は、原子力産業の未来にとって完全な致命傷となるため、全世界の原子力産業が総力を挙げて、遺伝障害の存在を否定するか、ありもしない発症閾値を100ミリシーベルト以上と、無茶苦茶な値に設定して、これを各国政府機関に押しつけている。

 ICRPも1985年報告以降は、被曝による遺伝障害の伝播は存在しないことにしてしまったが、それはICRPが原子力産業関係者に乗っ取られてしまった結果であった。

 日本産婦人科学会も、遺伝障害の閾値を100ミリシーベルトと、根拠のないデタラメな数値に設定しているが、これは前に記したABCC=放射線影響研究所による結論、「胎児が5ミリシーベルト以上を被曝すると4.4%に重度知的障害者が出る」という広島長崎の被曝者を調査した結果からの報告を真っ向から否定するものである。

 http://www.rerf.or.jp/radefx/uteroexp/physment.html

 また、近年、グリーンピースが、通常稼働の原子力施設から出る放射能による影響を調査していて、例えば、カナダのピッカリング原発が放出したトリチウムによって、周辺のダウン症発症率が85%増加したとの報告を公式に行っている。

  http://www.jca.apc.org/mihama/News/news125/news125tritium.pdf

 トリチウム被曝によるダウン症発生のメカニズムは、細胞膜も破壊できないレベルの非常に弱いベータ線しか出さないトリチウムが、なぜ遺伝子を破壊できるのか分かっていなかったが、近年では、DNAに含まれる水分子のなかの水素がヘリウムに変化してしまう特性とともに、有機結合トリチウムというメカニズムが関与していることが明らかにされている。
(有機トリチウムは、トリチウムガスの10000倍の細胞破壊力がある)

http://www.rist.or.jp/atomica/dic/dic_detail.php?Dic_Key=2269

 [日本人の将来にフクイチ放射能の被曝は、どのような関与を行うのか?]

 これが明らかになれば、世界の「核抑止力」という妄想が、どれほど愚かなものかも一目瞭然となる。

 一部の遺伝学者の間では、フクイチ事故によって、日本人の遺伝子が致命的損傷を受けて、遺伝的に優秀といわれた日本民族も、あと50年ほどの間に失われてしまうと、まことしやかに囁かれているそうだが、私自身も、急激な人口減少と被曝と移民が重なれば、日本民族を定める特異性が失われるのも時間の問題と理解している。

 現在の学問的レベルでは安斎研究室の、このデータが支持されている。

 http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-02-03-04

 国連科学委員会(UNSCEAR)による遺伝的影響のリスク推定値を 表2 に示してある。同委員会は、自然発生率が倍になるような線量(倍加線量)を1Gyと見積っている。

 片方の親が1Gy被ばくする場合の重篤な遺伝的疾患の発生率は子(第1世代)では1万人当り18、それ以降の平衡状態においては1万人当り115人となる。遺伝的影響のうち約80%は、優性突然変異とX染色体 突然変異によるものであり、そのうち約15%が最初の2世代のうちに発現する。

 劣性突然変異は最初の2~3世代では殆ど影響しないが、その後の世代に徐々に遺伝的障害が蓄積し、発現する。一方、糖尿病などの、人の病気の多くは環境要因と遺伝的要因とが複合して発現しており、これを「多因子性疾患」と呼んでいる。多因子性疾患が、放射線による遺伝的影響としてどの程度増えるかは現時点ではまだ見積られていない。

 遺伝障害については「存在しない」説が、原子力産業の後押しを受けて一般的にされてしまっているが、放射線生物学の知見では、上のように、数世代にわたって伝播してゆく可能性を指摘している。
 

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No title

う~~~ん。確立されているトリチウム分離方法で、トリチウムの分離をおこなう気がない日本政府と東電。
だめもとで、実証実験をしてみないかしらん。
実験室の規模と大きなプラントでは、いろいろ変わる。

水をこぼす音とお湯をこぼす音を、私たちは聞き分けることが出来る。
それに関する、物理的科学的説明は、寡聞にして聞いたことがない。
そんな研究者もいないだろうが。

政府や東電さん、
可能性が0.01でも、試して欲しいなぁ~~。

Re: No title

> 普通の水とトリチウムが含まれる水の4℃状態での物性の違いを考えれば、トリチウムの分離は、安く簡単大量にできるでしょう。
> 大きなタンク上2/3位に、冷却材を通す管を張り巡らす。
> 冷却材は、きちんと4℃に管理する。
> 普通の水は、4℃が一番重くなる。トリチウム水は0℃より高い温度で氷結を始める。
> 重いはずのトリチウム水が上の方に、軽いはずの普通の水が下の方に集まる。
> 数時間放置した後、水が動かないように注意深く、タンクの下1/4くらいのところに可動仕切りで、分離し、下に集まった水を集める。または浮いて凍りかけたトリチウム水を集める。
> この様な操作を、何回かすれば、トリチウムが少ない水が得られよう。
>
> 水の比重が一番重いのが、4℃。
> 凍ってはいないが、0℃で凍る前の1,2,3℃は、結晶を作り始めて軽くなる。
> トリチウムは、結氷温度が普通の水より高いのだから、4℃では、普通の水とはなはだしく比重が変わってくる。
> それを利用しましょう。
>
> 東海アマさんが、このアイデアを良いと思うなら、ご自身のアイデアとして公表されてかまいません。
> コメ欄より、記事で出される方が、読む人は多いと思うので。

ひとたび普通水に溶け込んだ三重水素を物理的化学的に分離するのは、ほぼ不可能です
三重水素に酸素を作用させながらシリカゲルに吸着させる方法以外、確立していません

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