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警察国家への道 その3 ありふれた行為が犯罪として処罰される社会

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 警察国家への道 その3 ありふれた行為が犯罪として処罰される社会

 「息を吹きかけた」と逮捕 (2010年5月)
 【電車内でみだらな行為をしたとして、明石署は3日、岡山県美作市真加部、JR西日本男性社員(50)を、県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕した。「何もやっていない」と容疑を否認している。
 発表によると、同容疑者は午前8時20分頃、加古川―西明石間を走行中の姫路発敦賀行き新快速で、いすに座っていた姫路市内の女性(42)に、息を吹きかけるなどした疑い。女性の夫が気づき、同容疑者を取り押さえ、西明石駅で降ろし、110番で駆けつけた署員に引き渡した。同容疑者は同駅へ出勤途中だった。(2010年5月5日07時35分 読売新聞)】
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 似たような事件(2007年7月)
【7月24日11時57分配信 読売新聞  埼玉県警東入間署は23日、警視庁刑事総務課警部補の塚瀬俊弘容疑者(41)(埼玉県ふじみ野市東久保)を県迷惑行為防止条例違反(痴漢、卑わいな言動)などの現行犯で逮捕した。
 調べによると、塚瀬容疑者は同日午後8時50分ごろから約20分間にわたって、東武東上線・池袋発小川町行き急行電車内で、隣に立っていたアルバイト女性(23)の脇腹に左ひじを押しつけたり、耳に息を吹きかけたりした上、「足がきれいだね」などと声をかけた。
 女性が近くの男性客とともに取り押さえ、ふじみ野駅で署員に引き渡した。塚瀬容疑者は酒に酔っていた。調べに対し、「ひじは当たっていたかも知れないが、独り言を言っていただけ」と供述している。】
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 「これは、ひどい!」 と筆者らの世代なら誰でも思うはずだ。こんなことが犯罪になるなんて、ありえない・・・さすがにニュースを見て強いショックを受けた。
 ジョージ・オーウェルが独裁未来社会の恐怖を描いた「1984年」でも、これほど、めちゃくちゃな逮捕など予想されていない。
 こんなことじゃ、痴漢などとは無縁の人でも、街角でよろめいて女性に触れただけで、性犯罪者として逮捕されることになるだろう。すでにエロ漫画を所持しただけで麻薬犯なみの懲罰だ。十徳ナイフを所持していただけで逮捕されるご時世だ。立小便なんか性器露出と決めつけられる性犯罪になりそうだ。まさに、息をしただけで逮捕される時代がやってきた!
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 これで逮捕された駅員は、冤罪であることを証明できなければ、この職なきご時世に、そのまま解雇か、良くて依願退職という事態に陥るだろう。
 「被害者」が、思いやりのある普通の感覚の持ち主なら、仮に息で不快な思いをしたとしても、「加害者」が逮捕されることで、相手のダメージが桁違いに重くなることに気づいて、抗議する程度で穏便にすませるだろう。
 だが夫は彼を警察に突きだし、息を吹きかけたというアホらしい容疑で逮捕させた。そうして「加害者」は面子どころか、職を失いかねない窮地に追い込まれた。いったい、どちらが被害者なのか?
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 妄想というしかない「被害者」の主張を鵜呑みにして逮捕した警察当局は、恐るべき人権侵害と言わねばならないが、これに対して、明確に警察の暴走を批判する意見が、どこにも見られないことが、今起きている事態の真の恐怖なのである。
 筆者らの若い頃は、犯罪として逮捕、起訴される要件として、「故意・作為により誰の目にも明らかな被害が生じていること」という不文律があった。法的には、現行犯逮捕の要件としては、「罪を犯したことが明白であり、逃亡のおそれがあること」ということになっている。
 麻薬だって人に迷惑をかけないかぎり自己責任と考える人が多かった。むしろ公共場所での喫煙の方が、よほど深刻な犯罪だと思われた。
 当然、アグネスや野田聖子のように「エロ本を所持することが犯罪」などとの主張は、今から40年前なら、「完全にアタマがいかれてる」と思うしかない異常な感覚だし、日用品である十徳ナイフが「凶器」だと認定する警官の脳味噌も、無茶苦茶というしかなく、「息を吹きかけた犯罪」に至っては宇宙人との遭遇よりも奇怪なのである。
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 これだけなら、軽微な不快感を警察沙汰にした夫の精神異常を疑えば足りる笑い話にすぎないが、警察が苦情を受けて逮捕という強硬手段に至り、しかも。それをマスコミが大々的に報道して全国民が知るところとなり、かつ、雇用者のJRは、「加害者を厳正に処分する」と声明をだしたわけで、ここまで来ると、トンデモないモンスター恐怖社会の到来というしかない。
 もっと恐ろしいのは、若者たちが、こうした信じがたい司法の暴走を、ほとんど誰も批判しようとしないことだ。グーグルやツイッターで検索してみればいい、これが、どれほど深刻な人権侵害を引き起こすのか糾弾する声など、ほとんど出ていない。
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 それもそうかもしれない。今の若者たちは、他人が苦悩するということについて、ほとんど関心を持たない者が多いのだ。自分さえよければいいのであって、他人がどうなろうと知ったことか・・・が常識なのだ。
 これが、どれほど恐ろしいことか分かるだろうか?
 我々の若い時代、「人に起きることは自分に起きる可能性がある」と考え、誰の遭遇した運命であっても、いつかは自分の身にも起きることとして考え、思いやりをもち、一緒に連帯して対処することが、結局、自分の身を守ることになるという共有認識があった。
 我々は、決して一人で生きているわけではない。まさに、運命共同体なのである。他人の運命は、やがて自分の運命になるのだ。人の苦悩は、やがて自分の苦悩になる。人の喜びも、やがて自分の喜びとなると考えたのだ。
 理不尽がまかり通る社会を許すなら、子供たちの未来は真っ暗だ。人権のない世界に、どんな人生の喜びがあるというのか?
 世界も社会も正しく、「正義」の元に運営されるべきであり、そのために、自分のなしうることをなすのが義務だと考えていた。
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 「正義」こそ人生のすべてだ。最高の価値だ。正義を実現するために、命を失うことなど何をためらうことがあろうか?
 人の苦難を救済し、援助することこそ正義であった。筋の通らない、理不尽な行政、司法、対応は断固として許さない。間違ったことを許さない姿勢が、人間の求める、もっとも正しい姿勢であった。
 正義の前に、自分の利権や、命など軽いものだ。かつて、こんな「正義漢」が、ごろごろいたのだ。
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 人の苦難を救わなくて、どこに自分の喜びがあるというのか? だからこそ、高田馬場駅で酔っぱらいが線路に落ちたとき、命を厭わずそれを助けようとした人間愛が成立したのだ。彼らの行為と人生は貴いものだ。
 人を感動させるという行為は、まさに命を賭して正義を貫くというものだった。
 弁護士、安田好弘が、ほとんど報酬も期待できず、日本中からバッシングの嵐を受けて孤立無援になり、「インチキ弁護士」などと罵倒されながら、ただ誠実に被疑者の権利に奉仕し、死刑制度をやめさせようとしている行為も、まさに正義以外のなにものでもない。
 彼にとって、利益よりも名声よりも、何よりも正義が自分の命よりも重いのである。
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 若き筆者も、40年前、ベトナムで理不尽に殺されゆく人々の怒りと悲しみに連帯して、ベトナム反戦運動を戦った。それで、大学も行けなくなり、警察庁のブラックリストに載って、たくさんの仕事も失った。
 だが、一番大切な価値は、他人の苦しみに連帯し、共に戦うということであった。この連帯の満足にくらべれば、金儲けや地位や権力に何の価値があるというのか?
 我々の究極の価値は、醜い強欲、利己主義に支配された金儲けや権力・地位などではない。苦悩する他人に連帯し、ともに苦難を克服する連帯の喜びを得ることなのだ。まさに、「連帯を求めて孤立を恐れず!」であり、心の唯一の拠り所は、自分が正義を実現しているか? であった。
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 人生の真の価値は正義を貫くことだ! 断じて金儲けではない!
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 若者たちよ! こんな理不尽な司法を許していいのか? 日常的な行為すら勝手に犯罪と決めつけ、エロ本・十徳ナイフを所持すれば逮捕、女性の写真を撮れば痴漢で逮捕、息をしただけでも逮捕と、信じられない無茶苦茶な司法がまかり通っている!
 まるでイスラムの性弾圧ではないか? マレーシアで、ビールを飲んだ女性が鞭打ち刑に遭った。イランで婚前交渉した少女が絞首刑にされた。サウジで夫の死後、他の男性を家に入れた女性が石打刑で虐殺された。アメリカで日本漫画を所持した男性が懲役半年にされた。
 だが、今、日本で起きている事態は、その理不尽な本質において、これらの愚劣な刑罰と何一つ変わらないではないか?
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 まさに、正義が地に堕ちたといわねばならない!
 我々は、子供たちの未来を暗黒に塗りつぶさないために、自分の命を賭してでも、こうした愚劣な司法を粉砕しなければならないのだ。
 一方で、こんな国家の暴虐を許しておいて、ちょっとマシな家畜生活を得たとしても、それが、真の喜びを与えるとでも思うのか? 正義を貫かない臆病で卑劣な人生に何の価値があるというのか?
 いいかげんに卑屈な臆病人生を恥じよ! まさに、今、我々は権力と真っ向から戦わねばならない時がやってきたのだ!
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 なぜ、こんな愚劣な司法が、我々の日常生活を、隅から隅までがんじがらめに縛ることになったのか?
 真っ白な女高生のふとももにエロスを感じることも痴漢として糾弾され、宮沢りえのサンタフェの所持さえ処罰され、立小便をすれば性器露出性犯罪とされ、混んだ電車で女性に体が触れたら痴漢として逮捕され、息が吹きかかっただけで逮捕されるような、馬鹿げた社会に、どうしてなってしまったのか?
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 それは、この社会が利己主義に汚染され、人間の連帯を失ったからだ。
 学校教育における競争主義の導入、他人を出し抜いて自分だけ利益を得ることが正義とされるような、資本主義、経団連や自民党が持ち込んだ価値観が、人々を地獄に堕としたのである。
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 社会に差別が満ちあふれた。人は人を小馬鹿にし、カネ持ちや権力者を無意味に尊敬し、畏れるようになった。
 何を人生の価値として生きるべきか、人々は見失っていった。正義が何であるのかさえ忘れてしまった。
 人を許し、寛容が暖かい過ごしやすい社会を作る本質も忘れてしまった。人々は苛酷になり、他人の間違いを指摘し、他人をやっつけて得意がるような愚劣な人生観に洗脳されていった。
 権力に対して臆病になり、言われたままにしか生きられない下劣な家畜に成り下がったのだ。
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 だが、よく考えよ・・・・
 あなたの羨むベンツもセルシオも、ただの移動体ではないか? アルトやライフと何の違いがあるのか? あなたの自慢するグッチもエルメスも、婆さんの図他袋と何の違いがあるのか?
 橋の下のホームレスも、皇居の天皇も、我々と何一つ変わらない同じ人間ではないか?
 天皇も権力者も、警官も、検察も裁判も、すべて同じ人間がやっていることを忘れたのか?
 国家なんてありはしない! 同じ人間が、そこにいるだけなのだ。我々は、一人の人間として、すべての人たちに対峙しなければならないのだ。
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 あなたは裸の王様が、素晴らしい服を着ていると褒め称えるつもりなのか? あなたは、自らの恐怖心が作り出した幻想に閉じこめられて、死ぬまで真実を見ないつもりなのか?
 エロスは犯罪ではない! 健全な性欲が子孫を紡いできたのだ。美しい、みずみずしい女性に男が興奮し、それを写し、その媒体を見たがるのは自然なことだ。何が犯罪なのか?
 立小便は犯罪ではない! 自然な生理現象だ。トイレがなければ立小便するのが自然であって、何を恥じる必要があるのか?
 混み合った車内で、他人に触れるのは犯罪ではない! それを痴漢と決めつける女性は、二度と電車に乗るな! 息を吹きかけられたくなければ離れてろ!
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 我々は、地球の上で、人間として自然に生きているのだ。その日常行為を犯罪に仕立てるな! 子供たちの未来を暗黒の警察国家にするな!

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