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新しい年

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 本日は2019年1月1日、新年とはいうが、私が目出度いと思うのは、多くの日本国民が目出度がっていることである。
 場合によっては放射能汚染によって日本民族が歴史のなかに終焉を迎えようとしているのかもしれないのに、脳天気に、被曝の恐ろしさに警戒する人もおらず、日本という虚構国家が永遠に続くかのように勘違いしている人々の群れをみていると、実に目出度いというしかない。

 あなた方は、理解しているか?

 日本には57基の原子炉がある。本日稼働しているのは、うち9基である。

 https://blog.goo.ne.jp/tanutanu9887/e/a43bbf55884c7e6832943f79a7f56b72

 この、すべての原子炉において、使用済み核燃料の安全な処理システムが成立しているものはゼロである。つまり、日本では、原発が、この世で一番汚い、臭いウンコを出しても、それを処理するトイレがない。国土に垂れ流し放題なのだ。
 放射能は、人類最大の脅威であり恐怖である。それを安全に処理できる技術が、人類には何一つ存在しないのだ。

 地球上にはウランやトリウムといった核分裂物質が存在するが、それを原料として原子炉を稼働させ、エネルギーを取り出すと、危険な放射能が1億倍に膨れ上がる。

 http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/495.html

 その放射能は、生物危険性が消え去るまで、核種によっては数億年もかかる。もっとも多量に出るセシウムX・ストロンチウムXだって、ほぼ無害になるには300年以上もかかる。
 その間、人類は、放射能による人類滅亡の攻撃に耐え続けなければならず、安全に管理し続けなければ、放射能は、バイオハザードのゾンビたちのように、たえまなく人類に襲いかかって滅ぼそうとするのである。

 とりわけ、危険なものはプルトニウムである。現在、プルトニウム核燃料を用いるプルサーマル運転を行っているのは、高浜と伊方であるが、年内に、あと数基は運転が開始される。政府は、今後の原発は、すべてプルサーマル化すると宣言している。
 しかし、プルトニウム239を燃料とする原子炉は、それ自体が、極めて制御の困難な、危険性の高いものであり、いつでもフクイチ3号機が起こしたようなプルトニウム240核爆発の危険が続く。

 仮に、安全に運転を終えたとしても、残された使用済み核燃料の崩壊熱が、通常のウラン核燃料の数千倍と高く、再処理の可能な100度の冷温停止状態に至るまで、実に500年間を要する。
 この間、使用済みプルトニウム核燃料は高熱を発し続け、保管容器を侵食し、また不完全核爆発のリスクを持ち続けるのであり、500年のあいだ、これを安全に保管し冷却し続けるような組織体や技術は、おそらく存在しない。
 まさに、ウラン原発以上に、「トイレなき……」の見本である。

 国家や電力企業が様々な事情、例えば戦争や、世界的巨大災害や巨大不況などで崩壊したとき、この管理が放棄された使用済み核燃料はどうなるのか? その回答は、地球環境の致命的なプルトニウム汚染である。
 自民党議員たちは、核武装したさに、人類の未来さえ破壊しようとしていると断言してもよい。知能の劣った彼らには、人類が、地球の外側からの脅威(例えば巨大太陽風)にさらされている現実さえ理解できないのである。

 どの説明書を見てもわかるように、プルトニウムの使用後の管理、再処理、廃炉コストを考えれば、プルサーマル運転による発電コストは、火力発電の数百倍になる可能性が極めて強い。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AB

 まったくもって、経済合理性の存在しない不可解な発電システムでありながら、なぜ、もんじゅに見られるように自民党政権は不自然、不合理な執着を見せるのか?
 その理由は、プルトニウム保有が核兵器保有を保証するから、以外の答えは存在しない。自民党と日本政府は、核兵器を死ぬほど持ちたいのだ。そして、その愚かすぎる強欲によって、本当に死んでしまうのである。人類の未来を道連れにして……。

 本日、沸騰水型原発を製造している日立の会長、経団連会長が、珍しくまっとうな弱音を吐いた。

 国民の反対の強い原発を作れない……と。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190101-00000015-ann-bus_all

 日立も、東芝の愚かな轍を踏むのかとみていたら、そうでもないらしい。あの強欲な馬鹿しかいない経団連のなかでも、ほんのわずかだけ、まともな判断力が残っていたようだ。

 しかし、もう遅いのだ。全世界には、人類を数千回も殺戮し尽くすだけの核兵器が存在し、数万回も滅亡させ、地球の未来を数千万年にわたって汚染し続けるだけの放射能が貯まってしまっている。
 もしも、日立や経団連に良心の微細な破片でも残っているなら、こうした人間の愚行遺産を、どのように安全に処理し、子供たちの未来を希望に満ちた環境に保全するのかに全力を挙げるべきなのだ。
 これ以上、地球を放射能汚染させず、これまで貯めた核廃棄物を生物の自然な環境に障害を与えないように処理する技術を開発することこそ、人間としての基本的な責務なのである。

 これまで、経団連は、人間としての良心を放棄し、強欲な金儲けだけに依存した活動だけを行ってきた。
 これは資本主義の必然であり、彼らの教書であるフリードマン式新自由主義の発想からすれば、日立も、東芝と同様に、ユダヤ系国際金融資本に買収され、地球上の資産を一極集中させて、ゲイツが語ったように、地球の人口を10%に削減するというシステムに組み込まれてゆくのだろうが、そんななかで、中西会長が民主主義なんて死滅した言葉を思い出したことの意味は小さくない。

 それは、人類史のなかで、日本人が、史上最悪の放射能汚染を受けているという現実の意味が何であるのか? について、再び問うだけの力を持っている。
 なぜ「多くの人々が原子力発電に反対しているのか?」、これまで見向きもされなかった問いかけを経団連会長が、自分で語り始めたのだ。

 もし研究費欲しさで政府に忖度して発言しない研究者たちや、広告費を人質に取られて発言しないマスコミ・メディアが、もう一度、原点に立ち返って、国民の基本的人権や、民主主義、原発の意味、経済性などについて、真正面から忖度のない議論を始めれば、政府や原子力産業が、人々を欺いてきた屁理屈は一瞬にして撃破され、大多数の国民が、原子力発電が核武装以外の意味を持たない真実に目覚めることであろう。

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 私自身は、半生を反原発に捧げてきたが、もう老いを自覚する年齢に達し、忖度する必要のない立場から自由に発言できたことを誇りに思いながら、もはや死の領域に踏み出した人生を自覚し、この先、何ができるのか……今、未来のために何をしなければならないのか? について、忸怩たる憂鬱のなかにいる。
 流れゆく時は、あまりにも早く、幼い頃に比べて、数百倍のスピードで時間が去ってゆく。昔なら、反原発行動に飛んでいって参加していた意欲が、今は、もうない。

 人の一生は、均一な時間ではない。受精卵は,妊娠7週まで胎芽とよばれ、8週以降は初期胎児になるが、このとき、爆発的な細胞分裂のなかで、劇的に人間が成立し、意識が発生すると考えられている。
 つまり、受精後三ヶ月という時期が、人生のなかで最大の特異点であり、このときの生物学的感受性は、私のような還暦超老人の数万倍であるという。
 このとき、環境に放射能汚染があれば、我々の想像をはるかに超えて激しく作用する。

 出生した段階から自意識が芽生える数年の間でも、我々の数百倍、数千倍の時間を保有している。だから、このとき受ける外部からの干渉も、我々の数千倍の衝撃があり、一生を左右するものになるともいわれている。
 赤ちゃんは、私の今の数百数千倍の時間を過ごしているのだ。このとき、我々大人が彼らの時間を守り、環境を守ってやらなければ、生涯に深刻な影響を与えることになる。

 逆に、私の年齢では、毎日が赤ちゃんの数百数千分の一以下の時間にすぎないのだ。
 我々、大人たちが、自分の時間の尺度で、子供たち、赤ちゃん、胎児を測ってはならない。
 我々にできるのは、彼らの巨大な時間を守ってやるだけなのだ。私が、子供たちの巨大な未来というとき、その細胞レベルでの大きさを考えれば、本当に守るべきは、胎児であり、赤ちゃんなのである。
 それは未来そのものである。

 だから、我々にとって、安全な環境放射線量は、胎児にとっては、戦争のように危険な環境である。フクイチ事故後の東日本で生まれた赤ちゃんにとっては、毎日、毒水を飲まされ、毒の含まれた食事を食べさせられ、爆撃機が爆弾を落としている市街地に居住しているようなものだ。

 なぜ、胎児や子供たちに、安全な環境を与えられないのか?
 なぜ、大人たちは、自分の安全基準を子供たちに押しつけようとするのか?
 大人たちの本当の仕事は、子供たちの未来を守ることだけなのだ。

 こんな日本にあって、私は、もう時間の問題で、肉体を失い、この世に未練もないからいいが、我々が人生を終えたとき、そこに残されるのは、汚染された不毛の荒野だけであり、子供たちの絶望であり、我々の人生の果実が、こんな愚かな結末だけとするならば、なんと空しいことであろうか?

Appendix

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