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春の薄氷

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 うちの向かいには池があって、冬場は厚さ5センチ以上の氷が張ってスケートもできるのだが、 三月も半ばを過ぎると、だんだん薄くなってきて、いつ足を踏み抜くか分からない。
 これが田沢湖や支笏湖のような深い湖なら、踏み抜いてしまえば命はないものと覚悟しなければならない。

 私の子供の頃、今から半世紀以上も前だが、日本は世界でも安定性の高い国で、犯罪も少なく、環境を守る意識も高くて、地球上で、安全に安心して住める国の一つであるとされていた。

 だが、今は違う。日本列島の一部では、原発事故による地球上最悪クラスの放射能汚染地帯があって、政府は、放射能による健康被害を隠して、そこに子供たちを半強制的に帰還させることを計画している。
 自民党政権は、貧しい人々から大増税で搾り取って、ますます貧しくさせ、窮乏した国民のなかには、介護の必要な家族や、自分の生んだ子供を殺してしまう人たちまで、たくさん出てきた。
 また、物心ついたばかりの小学生まで自殺する時代になった。

 最近の日本社会は、まるで春の薄氷のように、いつ恐ろしい破局が起きるか分からない危険な綱渡りのようになっている。
 私は、このブログで、我々が置かれている危険な状況について注意を呼びかけているつもりだが、まるでユーチューブのスリルコンテンツのように、面白おかしい空想上のリスク程度にしか捉えてもらえないと感じている。

 例えば、私が最新に書いた「ドイツ銀行の崩壊」についていえば、すでに2012年ギリシャ危機のころから、時間の問題で倒産し、世界大恐慌が始まると言われ続けてきたのだが、2015年、IMFは、ギリシャ救済の本当の目的がドイツ銀行の救済であったことを明らかにし、もしドイツ銀行が倒産した場合、何が起きるのかについて、世界中が喧喧諤諤の議論が始まった。

 このとき一民間銀行にすぎないドイツ銀のCDS債権補償額が世界の実体経済総額に匹敵する7000兆円以上あることが明らかにされ、当然ながら破綻が及ぼす連鎖が、想像もできない規模の世界大恐慌を引き起こすと予想され、IMFのギリシャ救済の真の目的が、ギリシャ国民のためではなく、世界大恐慌の予防措置であったことが知られた。

 だが、その後、中国の介入を受けたドイツ銀のリスクは、ギリシャなど桁違いに超える恐怖のデリバティブを中国に持たされていることが知られ、もはやドイツ銀倒産を起点にする世界大恐慌が避けられない現実であることを、多くの投資家たちが知った。

 もしドイツ銀が倒産すれば、世界経済に何が起きるのか、はっきりと明らかにした研究者は少ないのだが、最低限、考えられることは、世界の金融ビジネスの信用が崩壊してしまい、為替の算定が不可能になることで、相当期間、世界貿易が止まってしまう可能性がある。
 こうなれば、世界的分業体制が根底から崩壊し、自給自足率の高い国家は大丈夫だが、生活インフラを輸入に頼ってきた日本のような国は、たちまち、石油や食料の枯渇危機に陥ってしまい、本当に国民が飢える時代がやってくるのである。

 私は、前世紀末から、この種の破局が避けられないと考え、少しでも自給自足可能な畑のある過疎地に居住地を変えることにした。
 目下のところ、大都会の喧噪のない、田舎暮らしによるストレスからの解放に頗る満足している。
 大きくない畑には、ジャガイモ・大豆・大根・蕪・カボチャ・キャベツ・ネギなどが霜除けネットの下にたくさん植えてあって、5月になれば、食卓を賑わしてくれると楽しみにしている。
 だが、この畑土が放射能汚染されたなら? ……

 私が、本当に心配しているのは、何度も繰り返しているように、自民党政権が福島第一原発の事故を、まったく反省せず、正当化するだけで、次々に原発を再稼働させていることから、必ず、第二・第三のフクイチ事故が避けられないということだ。
 こればかりは、薄氷を踏み抜いて深い水の底に沈んでゆき、二度と地上に戻れないほどの恐怖を抱くのである。
 次の原発事故は、若狭原発群か、伊方であろうと予想しているが、いずれも、私の住む岐阜県も致命的に汚染し、もはや日本に、安全に住める場所は非常に少なくなるだろうと思う。
 
 なぜ、自民党政権が、ここまで致命的な愚行を重ねるのか? なぜ、放射能による被爆被害を、すべてのメディアに絶対に報道させないようにさせているのか?
 なぜ、学会、医学界、産業界、政治家まで揃って、放射能が安全であるかのようなデマを拡散して、日本国民を洗脳しようとしているのか?

 私は、フクイチ4号機の爆発と、東海第一原発1号機のことを思い出して、それには大きな必然性があることに気づいた。
 2011年3月11日、東日本大震災の日、福島第一原発4号機は定期点検中であり、核燃料が外され、原子炉の検査が行われているはずだった。
 しかし、核燃料が存在しないはずの4号機が水素爆発を起こした。これについて、東電はリンクのような弁解を行った。
 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/outline/2_9-j.html

 しかし、【3月15日午前6時14分頃、4号機の原子炉建屋で水素爆発が起こりました。この原因は3号機の格納容器ベントに伴い、水素を含むベントガスが排気管を通じて4号機に流入したためと推定しています。】
 という説明には無理がある。三号機のベントによる水素ガスが排気管を通じて4号機に流入したというが、排気管が、他の原子炉に接続されていることなどありえないのだ。
 
 6機の原子炉を持つフクイチには4本の煙突があり、各原子炉からの排気は、煙突に導かれるのであって、隣の原子炉に放出されるわけではない。
 hukuiti.jpg

おまけに定検中で、核燃料が抜かれていたと説明しているのに、事故後の米軍のサーモグラフィでは、4号機に稼働熱が写っていたのだ。
http://hatajinan.blog61.fc2.com/blog-entry-370.html

 http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/371.html

 そして、核燃料が存在しないはずの4号機に、真っ先に大量の放水が行われ、鎮火活動にはなぜか米軍が駆けつけた。

 これは何を意味したかといえば、槌田敦教授は、4号機で、秘密裏にプルトニウム富化が行われていたと示唆した。
  http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/752.html

 そもそも、建設以来、数十兆円もの税金を何一つ得るものもないままドブに捨て続けたもんじゅも、プルトニウム富化だけを目的にした高速増殖炉であった。
 政府=自民党政権は、何はなくとも、高純度のプルトニウムが欲しくてたまらなかったのである。
 これは、日本に原子力施設を持ち込んだ正力松太郎による東海第一原発一号機以来、一貫して変わっていない。
 東海原発は、すでに沸騰水型発電炉が主流になりつつあったとき、時代遅れの黒鉛炉を建設させた。その理由は、黒鉛炉が軍事用プルトニウム生成に有利だったからである。

 国民を騙し、世界を騙して(もし日本が秘密裏にプルトニウム富化を行っていると世界に知られたら、たちまち国連による大規模な制裁を受けたはずだ)、それでも高純度(94%以上なら軍事用核爆弾を作れる)核爆弾用プルトニウムが欲しかった事情は、自民党員たち、日本の保守勢力が、死ぬほど核兵器が欲しかったからである。
 核兵器を持つためには、国民も世界も騙して非合法にプルトニウムを生産してきたのである。

 核兵器を持てば、為政者の自尊心が肥大して、他国に高圧的な姿勢を見せるようになるだろう。核の恐怖に怯えて対等の関係が持てないロシアとも、対等に渡り合えるようになるだろう。米軍の核の傘に依存する必要もない。
 これが最大の動機であるとしても、持ってしまえば、平和第一の外交姿勢は影を潜め、戦前の陸軍統制派のような傲慢で高圧的な外交姿勢が始まるだろう。
 何よりも、持っていれば使いたくなる。韓国に対しても竹島を返さなければ、核ミサイルを撃ち込むぞと脅すような姿勢になるだろう。

 何よりも、子供たちの未来、人類の未来を永久に汚染し続ける核汚染に対して一切の考慮をはらわず、米ロ中のような核を前面に出した人質外交に傾斜してゆくだろう。
 あらゆる化学・核汚染を拒否して、安全な未来を望んできた日本人の人間性が、根底から貶められてゆくだろう。

 核などいらない。他国を核で脅して得られる平和などニセモノの平和であり、いつでも、軍拡ごっこに終わるだけだ。
 冒頭に述べた、足を踏み抜くという意味では、支笏湖の薄氷を踏み抜いて、数百メートルの底まで沈んでゆくようなものだ。
 もう二度と平和な世界に戻ることはできない。
 日本は、他人を脅すだけの核武装での平和でなく、心優しい人間性を世界に拡大することで平和を達成しなければならないのだ。

 上に述べたのは、政治的な現実だが、純粋な自然の法則によっても、我々は恐ろしい薄氷の上を歩いている現実に気づくべきである。

それは、例えば、現在進行中の恐ろしいポールシフトが、地球の巨大な地殻変動の前兆であり、もしかするとイエローストーン火山が噴火して、人類が本当に滅亡する瀬戸際にいるのかもしれない。
  http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-670.html

 あるいは、NASAが十年以上前から警告し続けているX数百クラスの黒点太陽風が地球を襲撃するかもしれない。NASAは、これにより10億人の死者が出ると指摘している。
 http://www.asyura2.com/13/jisin19/msg/386.html

 そして、三峡ダムの恐ろしい現実がある。これも目前に迫った崩壊で、上海などで数億人の死者が出る可能性があると指摘されている。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-665.html

 こうして考えれば、我々が、今現在歩いているのは田沢湖や支笏湖の、春の薄氷の上だとの私の表現を、多くの読者が理解していただけるのではないか?

 私の子供の頃、とりわけ1960年代初頭には、米ソの核競争があって、毎日のように大気圏核実験が行われ、全地球の大気が恐ろしい放射能汚染を受けた。
 このとき、たくさんの知的障害児や兎口障害児が生まれ、私の小学校には「特殊学級」が設置され、非常に多くのダウン症など障害児が学校に通っていた。
 その後、大気圏核実験による大気核汚染が収まってからは、こうした知的障害児は激減し、今では支援学校という施設に変わった。

 1950年当時、日本人の癌による死因は全体の五位あたりで、まだ結核や脳卒中が死因第一位を占めていた。1980年前後から、癌が第一位にのしあがった。
 これは、1960年代はじめの大気圏核実験による核汚染をイニシエーションとして、20年の潜伏期間を経て癌の発症が始まったと考えれば、完全に説明がつく。

gan.jpg

 
 2011年のフクイチ事故による巨大な核汚染は、おそらく、20年後の2030年前後に、ちょっと想像もできないほどの、日本人の残酷な発癌大量死を招くだろう。

 もう一度言おう、我々は、深い深い湖の春の薄氷の上を歩いていることを知るべきである。



 

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