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弱者を必要としない社会

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ナチスドイツが行ったT4作戦は、社会に役立たない障害者を抹殺して、政権・国家に忠実な国民だけを残すという、自国民に対する民族浄化=ジェノサイドであった。

  http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-492.html

 被害者の総数は、ダウン症など知的障害児童や青年、自閉症・精神分裂症患者を中心に、40万人に上るといわれるが、具体的な資料は、すべて敗戦時に証拠隠滅されている。
 ハルトハイム城をはじめとするドイツ国内三カ所の施設で、最初はトラックの排気に含まれる一酸化炭素ガスを、障害児を閉じ込めた処理室内に流して殺したが、やがてユダヤ人ホローコストに使われたチクロンB塩素ガスが発明され、それによって、短時間で効率よく子供たちの命を奪った。

 ナチスが「不要国民」と認定したののは、障害者、病人、老人だが、病人と老人を殺戮対象としてしまうと、あまりに多すぎて、ほぼ全国民から反発されるので、障害者に絞ったのである。
 「殺しやすいところから殺す」ということで、「ナチスが自分に降りた」と称して、相模原やまゆり園を襲撃し、数十名を殺した植松聖の考えと同じである。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A8%A1%E5%8E%9F%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E6%96%BD%E8%A8%AD%E6%AE%BA%E5%82%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 ところが、麻生太郎は、「お国に役立たない老人は死ね」と、最大勢力の弱者である、老人を標的にしていることを明らかにした。
 https://www.youtube.com/watch?v=vFN7eTucz-U

 https://togetter.com/li/1129265

 自民党=安倍政権は、現在、65歳年金支給制度を、さらに70歳まで延長するといい、とうとう80歳まで支給しないケースもあると言い始めた。
 また、まだ大きく報道はされていないが、安楽死研究、法制化部会が発足しているとの情報もある。
 https://mainichi.jp/articles/20180916/ddm/001/040/203000c

 福生病院おける腎臓透析患者に透析をやめさせて27名を「自分の意思による自殺」にして殺害した事件も、上の自民党安楽死部会の思想を、そのまま実現しているのである。
 https://news.jorudan.co.jp/docs/news/detail.cgi?newsid=NS422554
 上のリンクにおける舛添要一の発想こそ、麻生太郎らによる「お国の役に立たない者は死ね」思想の代弁である。

 また、「人工透析をやめて、患者を殺してしまえ」と大声で叫んだのは、千葉市のフジテレビアナウンサー、長谷川豊であった。
 https://matome.naver.jp/odai/2146347361734174801

 まだ、3月15日のことだが、ニュージーランドのクライストチャーチで、イスラム教会で銃を乱射し、50名以上を殺害した豪国籍の保守主義者が現れた。
 https://gigazine.net/news/20190315-nz-terror-attack-two-mosques-movie/

 犯人は完全防弾服で教会に侵入し、イスラム教徒の報復を恐れてか、死刑制度が完全廃止されているニュージーランドで自首し、罪の軽減を狙ったと報じられているので、人の命は平然と消すが、自分の命だけは守りたい人物と思われる。
 イスラム教会を狙ったのは、移民を排斥する目的だったと語っている。

 オーストラリアでも、半世紀前までは「白豪主義」と呼ばれるナチスばりの民族主義者がいて、唯白人主義を掲げ、先住民アボリジニを大虐殺したり、東洋系移民を激しく排斥したりしたので、今回の事件は、そうしたナショナリズムの延長と考えることもできる。
 https://ncode.syosetu.com/n4357cw/204/

 クライストチャーチの大虐殺は、異人種・異教徒を排斥する白豪主義が、まだ脈々と生き残っていて、トランプの登場とともに世界的に息を吹き返している現状を教えてくれる。
 相模原事件の植松聖も、戦前の正力松太郎率いる大日本大政翼賛会の思想を、そっくり引き継いでいて、近年、若者たちのあいだに、「役立たない者は生きる資格がない」との知的レベルの極めて低い独善思想が蔓延していることを教えてくれる。

 この知的後退は、世界的に極めて深刻で、日本でも、安倍晋三という知的レベルのひどく低い首相が登場して長期政権を作り、日本におけるあらゆる平和憲法はじめ知性の結実制度を、低俗陳腐、極度に遅れた思想で叩き潰して回っている。
 ネット界を見渡しても、若者たちの右傾化による知的後退には、深刻な懸念を持たざるをえない。

 「気に入らないと殺してしまう」人間性の短絡が、日本社会に拡大していることに、私は恐怖を感じている。
 こんなことでは、正月の原宿テロ事件のような暴走が、こんどこそ大量殺戮という形で実現するだろうと予想する他はない。

 私が、2011年の反原発発言以来、この種の知能の低いネトウヨに激しく嫌がらせ攻撃を受けていることは、みんな知っていると思うが、私への嫌がらせ文句は、「中卒」「デマ」「働け、引きこもり老人」というものであった。
 つまり、「お国に役立たない者は死ね」という右翼らしい屁理屈を持ち出している。

 あまりの知能の低さゆえ、「強い日本、凄い日本」に憧れと自尊心を共有し、「国に役立たない者」は「反日」であって、みんなで追放してしまえ(ときには殺してしまえ)となっているので、私が彼らに一言でも文句を言おうものなら、たちまち反日と決めつけられ、炎上し、「日本から出て行け」と超短絡反応に終始するのである。
 これまで、何度やられたか分からない。テレ朝のモーニングショーに出てくる玉川徹君も、正論を述べているだけなのに「反日コメンテータ」の烙印を押されている。

 私は、これらのネトウヨの登場してくる理由は、知能レベルにあると指摘してきた。
 IQが低いと右翼になる理由が、数年前から医学的研究成果として提示されている。
 http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/6454
 https://www.excite.co.jp/news/article/HealthPress_201509_iq/

 逆に言えば、なぜ若者たちの知能が低くなったのか? 私は1950年代以降、膨大な数の大気圏核実験や、世界300機の原発運転、再処理工場からの放射能のせいで、人類社会全体に知能低下を来していると考えている。
 したがって、ネトウヨたちによる障害者など弱者への攻撃は、「弱者による弱者への攻撃」である。人類が数十万年かけて精神的に進化して、弱者への思いやりを大切にする思想社会が開いたとき、放射能が人々を劣化させ、再び、弱者への愚かな攻撃を激増させているのだと私は思う。

 優生保護法下で、障害者というだけで、生殖能力を強制的に奪われた男女が、過去数十年で、数千名以上いたことが明らかにされた。
 https://www.mag2.com/p/news/348601

 もちろん、これも「お国の役に立たない人間を作らない」という国粋主義者たちの発想だが、これを推進していたのは、福田昌子・加藤シズエのような社会党幹部だったことに、私は恐ろしさを覚える。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E7%94%B0%E6%98%8C%E5%AD%90

 実は、私が若い頃、少し関わったヤマギシズム運動の創始者、山岸巳代蔵もまた、優生保護思想を発言したことがあり、当時の、天皇制を頂点とする差別の価値観のなかでは、人々は、序列の頂点に向かって価値が高いという妄想に支配され、序列の底辺に位置する、障害者、受刑者、貧乏人、部落民、在日朝鮮人などは、無価値であるとの発想に、大半の国民が囚われていたのである。

 それは、決して保守や国粋主義者たちばかりではない。天皇は至高と洗脳された大半の国民が、序列や差別こそ人生の価値観であるというような愚かなアイデンティティーに拘束されていたから、戦前の金子みすずは、素晴らしい自由な感性の結果、自殺に追い込まれた。
 だから、私は、天皇制の序列価値観こそが、諸悪の根元だと、繰り返してきたし、元号や、無意味無価値な儀式で、国民を騙して権威を洗脳することをやめよと叫んできた。

 天皇制を残しているから、相模原やまゆり事件が起きるのである。植松よ、おまえは相手を間違えているのだ。おまえが、安重根のように立ち向かう相手は、底辺の障害者ではない。一番上に鎮座する者なのだ。
 まあ、今は明仁・美智子夫妻は、とても真摯な努力をして国民から支持されていることから、追放しろなんて言わないが、いずれ、天皇制は死滅すべきものである。
 彼らは尊敬されている以上、国民の支持というカテゴリーのなかで実体があるのであって、いずれ殺人狂的な天皇が出てくれば、天皇制も民や清のように消えてしまうだろう。そういえば、秋篠宮の長男はネロに似て人相が悪いな。中の娘は思いやりのある優しい人相をしてるのに……。

 日本社会は、安倍政権になってから、明らかに弱者を大切にしないどころか、ファッシズム思想を地で行くような、障害者・老人など弱者に対する姿勢が、人情、同情を否定するように過酷化していて、社会全体もまた、弱者を必要としない強者だけの社会に向かって駆け足で進んでいるような印象を受ける。

 AIロボット化社会が弱者のためのものだって? 違う。それは、AIロボットを支配する企業が無限大の金儲けを求めるための手段にすぎない。
 あらゆる技術的進歩は、すべて見せかけであり、まやかしである。
 確かに、手足を失った障害者のためにハイテクを利用した補助機械は発達して、一見便利になったように見えるが、実は、本当に大切なことを忘れていないか?

 我々は、地球という大自然のなかの人間社会に生きているのだ。システムに生かされているわけではない。一人一人の人間の心の優しさに支えられて生きているのだ。
 一番大切なことは、人々の心の優しさを育てることであって、ハイテク機器を開発することではない。
 どんな精巧なロボットでも、人の心の思いやりの深さに勝るものはない。ハイテクなどなくとも、人々が優しい心を持っていれば、障害者・老人にとっても、素晴らしく快適な社会を作り出せるのだ。

 今の社会は、一方でハイテク機器を開発したがるが、弱者に対する優しさを本当に進歩させているのだろうか?
 そうならば、なぜ相模原事件やクライストチャーチ事件が起きるのだ?
 今、麻生太郎はじめ安倍政権の議員たちは、本当にT4作戦をやりかねないほど、弱者に対して邪魔者扱いを行っている。
 T4までいかなくとも、ますます弱者が虐げられる社会が進行してゆくだろう。

 自民党政権においては、弱者が必要とされていないのだ!
 このことを理解すれば、我々が目指すべき真実の社会が、何であるのか、おぼろげに理解できる人も増えてゆくだろう。
 我々は、どんな人間でも死に向かって歩んでゆく。弱者に変わってゆくのだ。今の弱者を大切にすることは、未来の自分を大切にすることである。
 何より大切なことは、豊かな社会よりも、心温かい社会を作ることではないのか?
  

Appendix

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