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 許せん!  原発避難者に退去通告 さもなくば家賃倍額請求 2019年4月25日 田中龍作ジャーナル

カテゴリ : 未分類
http://tanakaryusaku.jp/2019/04/00020038

原発被災者に対してムチをあげて襲いかかるのが、この国の行政なのだろうか。

 福島県は、原発事故から避難して東京都や埼玉県などの国家公務員住宅に住む77世帯に対して、生活拠点課名で「3月末日の退去」を文書で通知した。退去しなければ「家賃を2倍請求する」とも添えられていた。文書は3月28日付けだ。

 2倍にされると単身者用住宅で4〜5万円、家族用で約12万円となる。生活拠点だった福島を追われてきた避難者に満足な稼ぎがあろうはずもない。別の公営住宅に入居するのは至難の業だ。

 福島県が追い出しにかかっているのは、国家公務員住宅に住む避難者ばかりではない。

 旧避難区域(南相馬市、浪江町、川俣町、葛尾村、飯舘村)から逃れてきた2,200世帯に対しても仮設住宅、借り上げ住宅の無償提供を打ち切ったのである。

 福島の自宅に帰ろうにも放射線の線量が高く、子どもの健康を考えれば、帰るわけにはいかない。自宅に帰らずに暮らすには、現在の収入に家賃分を上乗せした金額を稼がなければならない。ダブルで働けと言うのか。被曝とは別の健康被害に見舞われるだろう。

 「復興大臣は今すぐ避難者と会え」・・・福島からの避難者や支援者らが、きょう、復興庁前で抗議の声をあげた。

 安倍首相はハコモノを作ることしか頭にないようだ。

 「東日本大震災からの復興は、内閣の最重要課題です・・・(中略)東北の復興なくして、日本の再生なし。被災者の声を聴き、その声を復興につなげていく」(3月8日、復興推進会議・原子力災害対策本部会議合同会合)

 安倍首相は口では「被災者の声を聴き」と言うが、実際の施策は真逆だ。

引用以上
*****************************************************************************

何度も書いてきたが、福島第一原発が環境に放出し、巨大規模で地球を汚染した放射能は、2019年4月現在で、セシウム137とストロンチウム90が、82%残っている。
 プルトニウムに至っては99.9%が残っている。
(このサイトで正確な減衰量が求められる。https://keisan.casio.jp/exec/system/1300878071

 放射能汚染された土壌を取り除く「除染」は、全体の数パーセントにも満たない。
 数兆円の税金を投入して除染対象になったのは、農地と宅地、学校や道路にすぎなくて、広大な森林や、雑地目については除染されていない。
 ところが、放射能は極めて微細な微粒子で、自由度も高く、エントロピー(熱力学)の性質を持っていて、一定の面積で、汚染濃度の濃淡高低があれば、たちまち平均化されるのである。

 したがって、チェルノブイリ事故の際、ソ連政府は「除染」に尽力したが、それは、すべて徒労に終わったと総括している。
 日本でも、除染に使う数兆円の税金を、被災者の(例えば北海道など)移住資金として使えば、これから確実に予想される凄まじい発癌地獄も避けることができ、被災者は新天地で新しい希望の光に導かれた生活をすることもできただろう。

 仮に被災者をソ連政府なみの移住強制基準(平米55万ベクレル=土壌キロ8500ベクレル)でくくると、おそらく強制移住世帯は、10万世帯以上あっただろう。
 一世帯に、移住先の希望に満ちた生活手段を与えるための資金を5000万円とすれば、5兆円程度であった。
 ところが、政府は除染だけで30兆円を見積もっているのだ。住民を移住させずに、絶対に元通りにならない「除染」という誤魔化しで、移住費用の何倍もの税金をドブに捨てているのである。
 https://www.sankeibiz.jp/macro/news/170404/mca1704040500005-n1.htm

 すでに10兆円も除染に浪費した税金は、福島県の土建業者やゼネコンをぼろ儲けさせただけで、ほとんど効果らしい効果を生まなかった。
 このゼネコンを儲けさせただけの無駄金を、住民の避難・移住に注ぎ込んでいれば、フクイチ事故による人権問題の半分以上が解決していたにちがいない。
 人口の増えた北海道は、きっと希望に満ちた新天地になっていただろう。

 民間シンクタンクの試算によれば、フクイチ事故は、これから、まだ70兆円を必要とすると公表された。
 https://www.sankeibiz.jp/macro/news/170404/mca1704040500005-n1.htm

 この大半が、除染と補償であり、ならば、福島県を、そっくり北海道に移転させた方が、費用がはるかに安く上がるのである。

 こんなことは最初から分かりきっていた。自民党は、フクイチ事故が起きた瞬間に舌なめずりして、この事故から、どれだけの利権を分捕れるかしか考えていなかった。
 当初、被災者を支援した本当の事情は、被災者が、どれだけ大変な思いをしているか大宣伝することで、除染の社会的価値の高さを演出して、あたかも被災者を助けるフリをして利権を獲得しようとしたのである。

 ところが、除染の事業計画が一段落し、利権を絞り尽くしたと見るや、避難者は用済みになり、行政は「除染したのだから元通りに住めるはずだ……だから、避難者を支援する必要はない」という理屈を掲げ、被災避難者を放射能汚染地に無理矢理連れ戻し、住宅支援も打ち切り、戻れば発癌死が約束された放射能汚染地に住民を送り込もうとしているのである。
 言っておくが、フクイチ事故は、一民間企業が金儲けを狙って安全対策を無視した結果起きた巨大災害であり、住民にはひとかけらの責任もない。完全に、国と東京電力に責任が帰せられなければならず、強制帰還問題も、権力犯罪として後々まで追求しなければならない。

 避難住民に対し「除染して安全になったのだから元通りに住め」と言ってみたって、本当に除染されたのは、生活空間の、わずか数十分の一にすぎず、森林のすべて、飲用に使っている湖沼などは一切除染されていない。
 また、みんな政府や東電の対策が口先だけで、恐ろしい危険性が潜んでいることに気づいていて、戻る住民がわずかなため、生活インフラ、生活資材を得るための商業さえ存在せず、かつての我が家は、今やイノシシやアライグマが住んでいる状態で、人間が生きてゆくことができないのである。
 戻って住んでみても、昔の生活空間とはまるで別世界、「住めるものなら住んでみやがれ!」と激怒するしかない現状なのだ。

 空間のガンマ線線量は確かに下がっている。例えば、事故直後、毎時数マイクロシーベルトもあった、福島市や郡山市、毎時数十マイクロシーベルトもあった飯舘村や浪江町は、それぞれ、0.2マイクロとか、1マイクロ以下の場所が多くを占めるようになった。

 だが、これにはカラクリがある。第一には、国が設置し、高線量を記録し続けた大熊町・双葉町などのモニタリングポストを、まだ激しい汚染が残っているにもかかわらず、高線量地域の大切なポストから撤去廃止していったこと。
 第二に、ガンマ線を出す主要核種であるセシウムXが、土壌と親和性が高いため、ゼオライトなどの成分に吸着されて取り込まれてしまったこと。これは、減衰したのではなく、セシウム成分が地表から20センチ以内に沈降して、土壌に取り込まれたことにより、土壌そのものが強い遮蔽作用を示し、セシウムのガンマ線を遮っているためである。放射能は決して減っていない。

 だが、セシウムが土壌に取り込まれるのは、地表から20センチ以内の泥やゼオライト成分に限定されているため、ちょうど、この位置に根を伸ばす作物にとって、セシウムをカリウム代替成分として吸収しやすくなるのだ。
 だから農業にとっては、決して良い話ではない。むしろ内部被曝が促進されると考えなければならない。
 なお、EM菌やEMBCが放射能を減衰させるという話もあったが、私自身が福島の土で3年がかりで実験してみた結果、減衰は一切なかった。

 このまま、避難者を半強制的に帰還させたとしても、まだ福島は放射能地獄であり、作物からの内部被曝が進み、胎児には激しい遺伝子上の悪影響を与えて、生まれてくる子供には知的障害や、遺伝障害が激増してくる。
 住民は、潜伏期間(大半の放射線誘発癌は10~40年の潜伏期間がある)が切れた、大人の甲状腺癌、乳癌、前立腺癌などが激増してくるだろう。さらに、20年もすれば肺癌や骨癌、肝臓癌などが激増してくる。

 フクイチ事故の放射能による影響が、ほぼ収束するのは、来世紀以降のことであるが、被曝による遺伝子障害=傍目には健康に見えても、少しだけ遺伝子がおかしいという状態が、元通りの健全性を取り戻すには7世代以上(約200年)の淘汰期間が必要であるともいわれる。
 原発放射能事故の影響は、みんなが想像しているより千倍も大きいと思う必要がある。最初、胎児の致死的影響から始まって、心筋梗塞・脳梗塞の激増、次に免疫病(リウマチ・多発性硬化症・膠原病など難病シリーズ)の激増、そして子供の甲状腺癌、白血病の激増、仕上げは発癌地獄である。
 その目立った発癌影響だけで50年は地獄が続くことを覚悟しなければならず、遺伝子が少し異常というレベルだと200年続くことになるのだ。

 事故から8年を経て、空間線量も下がり、誰も放射能ことを言わなくなれば、それで原発事故が終わったと考えるのは、とんでもない間違いである!
 原発事故の本当の恐ろしさは、事故から五年後の発症に始まり、50年後の発癌収束、200年後の遺伝子回復まで途絶えることなく延々と人々を苦しめるのである。

 そもそも、愚か者が核を兵器や原発に使って地球環境を放射能汚染するまで、癌など人類にほどんど存在しなかった。
 それが1950年代の水爆実験、1960年代の膨大な大気圏核実験、70年代以降の原発放射能、再処理工場放射能によって、全地球環境が汚染されることにより、人類の死因第一位に癌が躍り出た。
 癌というのは、遺伝子が放射線によって改変されることで発生するのである。

gan11.jpg



 悪性新生物というのが癌のことだが、これが脳血管障害(卒中)を抜いて死因一位に躍り出たのが1980年頃だが、このグラフは、まさに、地球上の放射能汚染の上昇とともに、発癌が増えてきた様子を示している。
 2011年以降は、青天井になっていて、いったいどこまで癌が増えるのか恐ろしいというしかない。
 この二次関数の理由としては、原発事故による放射能汚染以外に対応する要素は存在しない。

gan21.jpg

 
 つまり、放射能汚染地福島の苦しみは、今扉が開いたばかり。これから本当の地獄がやってくる。
 政府が、それを理解していないはずはないが、自民党政権は人間の命と基本的人権を守ろうとすることより、核兵器開発を優先させているのである。
 この結果、何が起きるのか?
 子供たちの未来が暗黒に押しつぶされるのだ。もう日本の子供たちに未来はない。だから、日本という国が滅亡するのである。

Appendix

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