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天皇制と元号の問題

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 「平成時代が終わる」とメディアが特番を組んで大騒ぎしているが、この姿勢のなかに、とんでもない人間性破壊が隠されている現実に、どれほどの人が気づいているのだろう?

 ほぼ、すべてのメディアが、天皇制について何一つ疑問を呈せず、存在の合理性、正当性について問う姿勢が皆無である。
 そこにあるのは、脅迫に近い「同調圧力」だけであり、「天皇制を無条件に容認しなければ日本人でない」とかの洗脳妄想から、天皇制の存在に対して素直に疑問を感じる人々へのイジメ差別をもたらしている巨大な社会問題といわねばならない。

 このメディアの姿勢は、「福島に放射能汚染食品は存在しない、それは風評被害だ」という合理性の存在しない同調圧力と同じもので、もはや科学や、人間の知的到達点を完全に無視して、いきなり合理性の前提を飛ばして同調を要求する、信じがたい強要となっている。
 メディアには、存在の合理性を問うという基本的な人間性を保障する知性が存在していないのである。
 というより、合理性を拒否し、観念的決めつけだけを信奉する勢力に支配され、身動きが取れないとでもいうべきだろうか?

 このような発言をすることは、これを暴力的に封殺しようとする右翼勢力によって命と生活のリスクをもたらすことであり、私のように若い頃から、弾圧を覚悟して、権力のあり方に疑問を呈し続けた人間くらいしか語ることができないほど、社会的な圧力が大きい。
 正直、普通の社会生活を送る人が、天皇制への疑問を語れるほど基本的人権の保障された社会ではない。

 私に対しても、過去数十年で、「殺す」「家を放火してやる」とか、無数の脅迫があったが、警察に事情を説明すると、「アンタの思想は左翼で、間違ってる」といわれて取り合わない始末だった。
 過去、数十年、天皇制問題について、私はなんともいえない悔しい思いをさせられた記憶しかない。

 また仕事先で、このような素直な疑問を発言したなら、たちまち、職場を追放されるような圧力が働くことになり、それ以前に、求職活動に対する嫌がらせも続いていた。
 ネトウヨによる、反権力者に対する悪質な嫌がらせは、みなさんの想像の百倍は激しいものだ。
 日本社会は、体制順応への暴力的ともいえる同調圧力が強烈に働く社会だったのだ。


 今、日本社会のあらゆる局面で
 「天皇制はおかしい、みんな同じ人間じゃないか、元号なんて使う合理的理由がどこにある?」
 と叫んだ場合を想像していただきたい。いったい何が起きるのか?

 上に書いたように、たちまち、職場や地域で、右翼的、保守的性向の人たちが出てきて、「お前は日本人じゃない、日本から出て行け」と、人権を抑圧支配する何の資格もないのに叫び始めるのである。
 論理や知性が通らない、無条件の洗脳同調を要求される社会とは、いったい何なのだ。
 我々は、日本人ではあるが、好き好んで日本人になったわけではない。たまたま生まれたのが日本と呼ばれる地域で、そこにあった官僚体制によって、無理矢理、日本人にされたわけだ。

 本当は、日本人と呼んでほしくない。私の真実は「地球人」なのだ。日本国家などという狭苦しい硬直したアイデンティティなど興味はない。
 我々は、インターナショナルな人間性を共有する地球に住む人間という生物であり、世界中の誰とでも仲良くして、人を愛し、愛される社会を作りたいのである。
 だから私のアイデンティティは「地球に住む、人を愛する人」である。「日本を愛すること」を強要する同調圧力の脅迫社会は、民主主義とは無縁のものであり、それは独裁ファッシズムをもたらすものである。

 この地球人という概念は、「核武装して、いつでも他国を滅亡できるから平和が保たれる」なんてドロドロに腐乱した屁理屈を主張する愚か者たちにとって、「他国民は本質的に殺すべき敵」という観念に閉じこもっている(トランプのアメリカンファーストが、まさにそれだ)わけだから、自国第一主義のナショナリストには、とうてい理解不能であろう。

 トランプを評価する者は、同じような閉塞ナショナリズムの同調者だけである。こうした偏狭な利己主義の根源には、幼い頃から繰り返された競争社会での残酷な心の傷が関係していることが多い。
 「アメリカは優秀だから、他国を蹂躙して、アメリカ人の利益だけを確保すればよい」
 という馬鹿げた思想で洗脳しようと躍起になっているのがトランプ政権である。
 これは、日本における天皇制という存在が、日本人の優越性を示す存在であるとの優越性洗脳が、アメリカ版になったものと考えればよい。

 地球社会の未来にあるべき思想は何であるのか? 偏狭なナショナリズムなのか、それともグローバル(ユダヤ人の金儲けのためのグローバリズムと一緒にしないでくれ)な、人間と地球を守ろうとする社会なのか? どちらが必要な思想であり、どちらが生き残る合理性を持っているのか? を我々は深刻に考えるべきなのだ。

 もしも、グローバルな利他主義思想に導かれた人間愛社会を目指すのなら、偏狭なナショナリズムをもたらす天皇制のような合理性のない硬直した制度は廃止しなければならない。
 天皇制のもたらすもの、その存在理由は「日本人が他国に冠たる特別な存在であり、日本人の優越性を示すもの」という屁理屈しかない。
 つまり、戦前の帝国主義による傲慢な発想を、そのまま温存するためのアイテムであると断言してよい。

 天皇制が、どれほど不合理な差別主義を日本人にもたらし、人々を深く傷つけているのか?
 メディアは、皇族の幼い子供まで「様づけ」することで、無条件の差別が先天的に容認されているかのような姿勢を視聴者に強要している。
 これは、子供にとって、人生や社会に対する不合理性を、いきなり思い知らされる機会となっている。

 同じ人間として対等の仲間であるはずの、皇族の子供に対して、なんで「様付け」して特別扱いしなければならないか、子供たちには本能的、直観的に理解不能である。
 ただ、天皇制のすべてがそうであるように、メディアや教育によって、「そうしろ」と強要されるだけである。
 そこには、人生観の根底に置かれるべき合理性が存在しないのである。
 だから、ここに人生の大きなトラウマが発生する。潜在意識の底に「無条件の差別が許される」かのような勘違いが発生するのである。

 これは、歴史観の洗脳を受けていない子供にとっては、実に不可解、不合理なものであり、同じ年代の同じ子供に、身分差別が容認されていることで、先天的な不合理が存在することを強要されているに等しく、社会性への不信感を植え付ける悪習なのである。
 これによって、素直な人間性の発露を身分制度によって妨げる愚劣な人間差別の不条理感を思い知ることになり、日本社会への不審をもたらすだけでなく、一部の子供には、身分差別が当然であるかのような誤解を植え付けてしまうのだ。
 いわば、人間差別を教育しているようなものだ。

 なんの疑問も持たないで「様付け」番組を見ている視聴者のなかには、「なんでタダのガキに様付けしなければならんのか?」とか、「なんで積極的な意味がほとんどなくて、無駄な巨額経費がかかり国際性を阻害する元号を無理矢理使わせるのか?」とか、不可解な制度を強要されていることに、不快感を覚える人々も多数いるに違いない。

 今朝のテレ朝、羽鳥Mショーでも、羽鳥の右翼的性向が鮮明で、一切の疑問を拒絶して、天皇制容認の同調圧力のなかでのみ番組が進行し、実に不愉快だった。
 羽鳥は、なぜ幼い子供にまで「様付け」するのか理由を問われても「そうだから……」としか答えられないであろう。
 これは、科学や論理ではないのだ。観念的な決めつけ、強要の世界なのである。

 日本国敗戦後、幣原喜重郎内閣では、元号の廃止を提案していた。
 元号の使用は、通暦についての国際的な共有を阻害し、開かれた国際社会における日本の地位を妨げるものであると認識されたのである。
 元号を使うことは、日本を国際常識から遠ざけるものであり、また元号使用に伴う、無駄無益な税金の支出が巨額にのぼることの合理的意味が存在しないと指摘された。

 幣原は、憲法9条、平和主義の発案者であるともいわれるが、同時に天皇制の本源的な矛盾についても、是正の意思を示したが、まだ国粋主義に洗脳された右翼志向の者たちが大部分を占めていた戦後日本の政権中枢では、天皇制=元号制に意義を唱えることは、国家の否定であると勘違いさせられた者たちが大半だったのだ。

 明日から「令和」という新元号が使われるのはいいが、これに対し、何の疑義も持たないで喜んでいるような愚かな日本国民が多くを占めていることに対し、私は強い悲しみと不快感を抱く。
 元号使用は、日本の優越性を示すために行われるファッシズムへの道であり、そんな無意味で無駄な、一切の合理性の存在しない、「伝統」とやらを受け入れていれば、再び、戦前の暗黒のファッシズムに突き進むしかないと警告しておきたい。

 こんなことでは、史上最悪の馬鹿政権である安倍晋三政権が大手を振ってのさばるわけだ。
 天皇制を感覚的、心情的に支持する人たちの大半が、明人・美智子夫妻の人間性に対する好感を挙げるのだが、確かに、彼らの努力や人間的姿勢は、天皇制が国家機関として認識される範囲において、大きな意味を持っているようには思える。

 だが、これが制度である以上、いずれ明人夫妻のような高い精神性を持った天皇ばかりが登場してくるわけではなく、煬帝やネロのような人物が一定の確率で登場してくることが避けられないことを理解すべきである。
 浩宮君も、たぶんまともな人間性だと思うが、次はもう分からない。

 安倍政権が天皇の権威を利用するため「主権を天皇に返す」などと妄言を吐く以上、もしかしたら、とんでもない暴君が登場してくるかもしれない。
 だが、日本国民が天皇制を神のように信奉してしまっている以上、恐ろしい地獄のような独裁社会がやってくる可能性だってあることを知っておくべきだ。 
https://togetter.com/li/419069?page=2

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