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 近未来の建築

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 台風15号・19号の襲来で、建築会社は、何百年も積み上げてきた建築様式や家屋のビジョンが通用しなくなった現実に、右往左往しているのではないだろうか?

 これほどの激烈な異常気象は、過去数百年なかったのではないだろうか?
 これは、人類による近年のエネルギー濫用に原因があると直感的に思う人が多いかも知れない。
 近年の異常気象は、メディアによって「地球温暖化・炭酸ガス効果」で説明されることが多く、二酸化炭素を排出しない電気利用のライフスタイルが望ましいとされ、原子力発電こそ理想だと、ノーベル平和賞を受賞したアル・ゴアらによって主張されて、日本の教科書にも、この屁理屈が採用されている。

 しかし、これは詭弁にすぎなくて、地球温暖化の真実は、決して二酸化炭素の増加にあるのではなく、それは結果にすぎない。実は原子力発電による温排水問題こそ、地球温暖化=異常気象をもたらす原因の核心かもしれないのだ。

 原発で発生する熱(核分裂で発生する熱)の3分の2は温排水として海に捨てられ、発電に利用される熱は3分の1にすぎない。原子力発電所では、海に捨てられる熱が実際に使われる熱の2倍にもなるので、原発の主要な働きは海水温め装置なのである。

 原子力発電所は1分間に70から100トンの海水を冷却水としてくみ上げ、温排水として海に戻す。
 55基の発電所から流される温排水は1年間で約1000億トンに達する。原発はこの水を7度温めて海に戻す。日本の全河川の水量は4000億トンとすると、全ての川の水を約2度程度上げて海に流すことに相当する。

 http://www.nuketext.org/globalwarming.html

 太平洋の海水総量は7億立方キロメートル=700兆トンなので、温排水1000億トンの7000倍、すなわち、年間0.0001度、太平洋の海水を温めるが、実際には、太平洋を暖めている原発は、太平洋周辺国家全体で日本の5倍以上あり、0.0005度以上暖められる。これを50年間続ければ、0.002度以上暖まることになる。
 一方で、海水の比熱は大気の1000倍もあるので、50年で大気を2度以上暖める可能性がある。

 以上は至極適当な試算ではあるが、太平洋における海水温上昇による台風の生成に、原発温排水が大きな役割を果たしている可能性を予想することができる。
 また、地球から宇宙への熱放射を妨げて温室効果をもたらすのは、二酸化炭素だけではなく、水蒸気・メタン・フロン・硫黄などが含まれる。
 「二酸化炭素排出を抑制すれば、地球温暖化が停止する」という理論が、証明された事実はない。
 一部の科学者は、温暖化、あるいは、温排水による海水暖め効果によって海中・地殻中のメタンハイドレードが分解放出され、メタンによる温室効果が想像以上に大きいと主張している。

 近年、台風が大型化し、激しい成長を遂げて巨大な被害をもたらすようになった本当の理由を考えてゆくと、海水温の上昇=原発温排水に行き当たると考えるのが自然であるが、日本を含む原発保有国政府は、これを絶対に認めようとしない。

 これを、二酸化炭素問題にすり替えて、「炭素排出権」という奇っ怪な利権を登場させ、原発があたかも、二酸化炭素を抑制しているかのような詭弁ばかりを主張しているのは、巨大なウラン利権を保有するアメリカと、アルゴアのようなエネルギー産業を経営する人物である。


 台風19号 被害甚大【決壊】21河川24か所【越水】のべ142河川に
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191013/k10012128651000.html

 私は、すでに半世紀も前、とりわけ田中角栄による「日本列島改造論」が登場して、日本中の大自然が破壊されはじめたとき、近未来に、このような凄惨な風水害=自然災害は避けられないと予感していた。
 これは、もはや自然災害などではなく、自然破壊による人為的な災害である。
 近代資本主義は、金儲けだけを唯一の価値観として、古くからの人間社会の秩序を破壊し、人間社会を支えてきた自然環境を破壊し、片っ端から金儲けに換えてきた。

 半世紀前、私が全国の山々を夢中になって歩いていた頃、まだ当時は、日本中に原生林が残っていたのだが、林野庁が解体される頃、たぶん1980年代だと思うが、わずかな期間に、あらゆる原生林が皆伐され、金になる針葉樹の植林に変えられていったのを目撃し続けた。
 当時は、自然を守る力の強い広葉樹林=照葉樹林帯を伐採し、保水力が弱く、根の浅い針葉樹林に変えてしまえば、気象激変=台風豪雨が続いたとき、山崩れ、大洪水が発生して山林や山村全体を崩壊させてしまうにちがいないと危惧したが、現在に至って、当時の予想通りになってしまっている。

 山村の交通機関を金儲け一辺倒の論理で、バス路線を廃止し、人々を生活できなくさせて、山村から人々を追放するような自民党の政策が続いた。
 こうした愚かな山村軽視政策によって、上流の保水機能が衰え、異常気象に耐えられない脆弱な生活機能を作り出してしまったのだ。

 追い打ちをかけるように、山村と奥山の山林を決定的に荒廃させる、とんでもない森林法の改悪が安倍政権によって行われた。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-745.html

 これによって、大河川上流は完全に金儲けの論理で荒廃させられ、異常気象による巨大な災厄に歯止めがかからなくなっている。
 おまけに、こんな下劣の極致のような悪法ばかり制定し、腐敗しきった自民党政権が、国民から支持されている(私は、世論操作によると指摘してきたが……)ことで、日本国家全体が新自由主義と国際金融資本によって食い荒らされ、もはや民族存亡の危機に至っていると私は考える。
 安倍晋三や麻生太郎のような人間のクズによって、日本人が滅ぼされるのだ。

 したがって、「持続可能な子供たちのための未来」を確保しようとするなら、私は、共同体を結成して、地獄社会の向こう側に命の希望の見える社会を確保しなければならないと、このブログで、繰り返し書いてきた。
 もの凄い犠牲者が避けられないが、これも自民党を支持したことによる自業自得であり、凄まじい荒廃の先の再生を考えるしかないのだ。

 これだけ、台風や集中豪雨による自然災害が多く、激しくなると、私が勧めてきた過疎の山村における「ポツンと一軒家」風の共同体生活も、場所の選定や、家屋建設が非常に難しくなってきている。

 場所については、これほどの巨大台風・集中豪雨続きだと、1889年の十津川災害に起きたような「深層崩壊」の懸念から、山岳地帯での住居選定が相当に困難である。
 だからこそ、過去1000年以上の歴史のある「ポツンと一軒家」の存在する場所の価値が高くなると思う。

 住居に関しては、一般的な耐風性能の建築では、もはや耐えられない時代になっているだろう。
 1990~2000年前後に、ネット上で、未来透視能力者が「未来の建物」をイメージするサイトがあって、そこに描かれていたのが、みんな極端に強力な耐風性能の家ばかりだったので、当時、未来は恐ろしい自然災害ばかりになるのだと思ったことがある。
 家が、すべて丸く作られ、窓が小さく出っ張りがないので、巨大な竜巻に襲われてもびくともしないような家ばかりだった。
 
  こうした家は、外に開かれた快適性を犠牲にして、ひたすら耐風性を高めた仕様だったと思う。
 現在の家屋は、たぶん風速40メートルあたりまでの耐風性能が保証されていると思うが、今回の15号・19号の風速は60メートルに近いので、もうこれまでの耐風性は通用せず、たぶん風速100メートルあたりの耐風性が要求されるようになるのだろう。
 そうすると、軒や庇の出っ張りは許されず、窓も出入り口も小さくして、全体を丸くして、暴風に耐える仕様にすることになる。

 また、今回のような大洪水も頻繁に発生するので、建築適地は、平地ではなく、排水能力に恵まれた高台ということになる。
 ちょうど、関東でいえば、武蔵野台地や北総台地のような高台の平地に、大きく丸い、窓の小さい、厚い壁を持った共同体住居が並ぶようなイメージになるのだろう。
 風速100メートルの暴風にも耐えられる家である。

 現在、「未来の住居」で検索して出てくるようなサイトは、個人的で、快適な居住性ばかり追求して、恐ろしい気象災害に対する備えは、ほとんど見当たらない。
 我々は、今から、「これから起きうる最大級の自然災害」をイメージして、これを十分に克服できる家づくりをイメージしてゆかねばならないのだろう。

 何度も書いているが、こうした苛酷な対自然住居は、個人の力では不可能なので、20~30名の共同体=シェアハウスよりも、はるかに共同性に依存した「部族生活」に近いライフスタイルを志向し、大きく安全な共同体住居=例えば福建客家ハウスのようなイメージで考える必要がありそうな気がする。
  http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-19.html

 客家が、要塞のような円楼に住むようになった理由は、「械闘」という部族間抗争への防衛からだが、人間からの襲撃ではなく、自然からの襲撃に備えた、新たな未来の円楼に住む必要があるような気がしている。

enrou2.jpg

 

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