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 福島第一原発 トリチウム放出計画について

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 海洋へ・大気へ・併用も…原発処理水「放出」で3案議論
12/23(読売)
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191223-00050178-yom-pol

   政府は23日、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水を浄化した処理水の取り扱いについて、タンクに保管する処理水の放出を前提に、処分方法や実施時期を決めるよう求める有識者会議(委員長=山本一良・名古屋大名誉教授)の報告書案を公表した。

 実現可能な放出方法として「希釈して海洋に放出する」「蒸発させて大気に放出する(水蒸気放出)」「併用」の3案を示しており、同日の会合で議論する。

 処理水は、原子炉内の溶融した核燃料を冷却する際に生じた汚染水などから浄化装置でトリチウム以外の放射性物質をほぼ取り除いた水だ。
 敷地にある1000基近くのタンクに約110万トンを貯蔵する。汚染水は1日約170トン増えている。

 有識者会議は2016年秋以降、風評被害などの影響も踏まえて断続的に検討してきた。この日、事務局側が過去に検討した五つの処分方法のうち、実績のある二つの処分方法とその併用に絞る形で示した。

 2案のうち、海洋放出は国内原発で幅広く行われており、国の基準を下回るまで薄めて海に流す方法だ。水蒸気放出は高温で蒸発させて排気筒から上空に放出し、大気中で国の基準を下回るようにする。米スリーマイル島原発事故の際に行われた。

 5案のうち、セメントで固めて地下に埋設するなど残る3案については前例がなく、技術的、時間的に課題が多いとした。

 放出時期や期間については「政府が責任をもって決定すべきだ」とした。報告書案によると、開始時期や年間の処分量によって処分期間は変わるが、最短でも10年前後はかかる。

 報告書案では「廃炉を終えるまでに処分を着実に終える必要がある」と明記。そのうえで風評被害に配慮し「必要に応じて貯蔵を行うことも含め、処分による影響を抑える」とした。地元を始め、幅広い関係者の意見を丁寧に聞くよう政府に求めた。

◆トリチウム=水素の仲間の放射性同位体で、三重水素とも呼ばれる。宇宙からの放射線でも作られ、自然界にごく微量が存在する。水道水にも含まれている。日常生活で摂取しても水と同様、体外に排出される。放射能が自然に半分に減る「半減期」は約12年。ほかの放射性物質は沈殿させたり吸着させたりして除去できるが、トリチウムは水分子そのものに組み入れられているため除去が難しい。

■説明尽くし 風評対策を

 福島第一原発で生じる処理水の処分は、廃炉作業を円滑に進めるために避けて通れない問題だ。処分の遅れは、廃炉工程全体に影響する。有識者会議で示された処分を柱とする報告書案は、重要な一歩になる。 敷地には処理水をためる巨大タンクが林立し、万が一、漏れると廃炉作業が滞りかねない。

 政府と東電は風評被害を恐れ、処分を遅らせてきた。地元を中心に、農水産物が売れなくなる懸念などから反対の声が根強い。議論は3年以上に及んでおり、処分の時期を見通せない状態だ。だが、東電によると、処理水の保管はタンクの容量などから、現状で2022年夏に限界を迎える。
 今後の廃炉作業で生じる廃棄物を保管する場所を確保する必要があり、タンクの大幅増設は難しい。 国連科学委員会のモデルを使って政府が全ての処理水を1年間で処分する場合を試算したところ、海洋放出、水蒸気放出のいずれでも、自然放射線による影響の1000分の1以下であることがわかっている。

 政府には今後、処分が科学的に問題ない点を丁寧に説明する姿勢が求められる。今以上に風評被害対策に取り組むことも地元の理解を得るためには欠かせない。(科学部 井上亜希子)

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 引用以上

 トリチウムについては、詳しい説明を何度も書いてきた。だが、もちろん私の見解を、政府や原発関係者、原発に幻想を抱く保守系市民が顧みることは絶対にない。
 だが、わずかでも読んでくれる人がいるかぎり、その恐ろしさを警鐘し続けるのは、私の任務である。

 これは、放射線に一切の利権を持たず、利害関係に影響を受けない、また有名人でもない私だからできる。
 というのも、日本の反原発運動をリードしてきた、反原発市民団体の主宰者であるK氏は、放射線ゲノムの研究者である立場から、被曝を否定できない利害を有しているため、少量被曝を正当化するようになってしまったからだ。

 トリチウムは、一般環境に出してしまえば、取り返しがつかない膨大な被曝健康被害が発生する。もう止めることはできないが、「逃げることはできる」。

  トリチウム (2016年01月06日)
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-106.html

 土岐市・多治見市における重水素核融合実験のトリチウムと中性子 (2016年02月17日)
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-56.html

 韓国、古里原発の現状 (2019年04月16日 )
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-712.html

もしかしたら、トリチウムが本当に人類を滅亡させるかもしれない。(2019年04月24日)
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-722.html

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 今回、再び、同じような記事を書かねばならなくなったが、いつまで書いても、日本の産業界、そして核研究者たちが、自分の学問的利権を守るために、トリチウムの有害性を、ろくに調べもせずに安全だと言い張っている犯罪性に対し、私は激怒を禁じ得ない。
 全身全霊の怒りのなかで、何度でも書かねばいられない。

 冒頭の記事中で、トリチウムを大気拡散すると言っているが、これはウソだ。トリチウムは基本的に水素の性質を持っていて、環境に放出されると、酸素と化合してトリチウム水になってしまう。
 白金などの触媒を使えば、非常に早く化合し、これをシリカゲルに吸着させてトリチウム水として回収するのが一般的な方法である。

 このとき、トリチウムガスが環境中に放出されるとき、「トリチウム霧」という現象が起きると、佐野千遥博士が指摘している。
 https://ameblo.jp/allahakbar231/entry-12148838592.html

 これは、その後、フクイチ現場で、非常に不可解な霧に包まれる現象が多発したことで、佐野氏の説明以外、これを合理的に解釈できる理論は存在しない。
 しかも、これは、冷害をもたらすほど深刻な気象現象になると指摘されている。
 詳しくは、上のリンクを見ていただきたい。
 スミルノフ派の学説は非常に難解で、私ごときが理解できるレベルではないので、興味のある方は佐野博士に直接コンタクトをとっていただきたい。

 トリチウムは、水と分離することが事実上、不可能であり、エントロピーの法則に従って、地球上で拡散し平均化する。
 どんなに汚染されない水を選ぼうとしても絶対不可能である。環境に放出されたトリチウムは100%、「地球の水」となり、我々の肉体に侵入してくる。

 トリチウム水が体内に入ると、たちまち全身に均等に分布し、遺伝子の構成元素となる。
 これが数年もすれば、核崩壊してヘリウムに変わってしまうのだから、遺伝子などバラバラに壊れてしまう。人体に取り込まれたトリチウムの量が増えるにしたがって、遺伝子は壊滅的ダメージを受け、白血病やダウン症などの遺伝障害を引き起こすことが明らかにされた。

 例えば、トリチウムの放出量が桁違いに多い施設、フランスのラアーグ核燃再処理工場、イギリスのセラフィールド再処理工場、重水素を多用するCUNDI型原子炉として知られるカナダ、ピッカリング原発、そして日本の六ヶ所村再処理工場、さらに玄海原発なども、トリチウム放出施設として知られるが、このすべての施設で、周辺住民に恐ろしい被害をもたらしている。

 DNAに入り込む、トリチウムの特別な危険性
 http://www.jca.apc.org/mihama/News/news125/news125tritium.pdf

 以下は、ATOMICA という、どちらかといえば体制派学者による原子力知識の解説辞典からトリチウムを引用した。
 https://atomica.jaea.go.jp/data/detail/dat_detail_09-02-02-20.html

 飲料水や食物から摂取されたトリチウム水は胃腸管からほぼ完全に吸収される。トリチウム水蒸気を含む空気を呼吸することによって肺に取り込まれ、そのほとんどは血液中に入る。
 血中のトリチウムは細胞に移行し、24時間以内に体液中にほぼ均等に分布する。また、トリチウムは皮膚からも吸収される。

 最近問題になっているのは有機成分として取り込まれた場合の有機結合型のトリチウム(OBT:Organically Bound Tritium)で、一般に排泄が遅く、体内に長く留まる傾向がある。トリチウムは水素と同じ化学的性質を持つため生物体内での主要な化合物である蛋白質、糖、脂肪などの有機物にも結合する。経口摂取したトリチウム水の生物学的半減期が約10日であるのに対し、有機結合型トリチウムのそれは約30日〜45日滞留するとされている。

 トリチウムのβ線による外部被ばくの影響は無視できるが、ヒトに障害が起きるのはトリチウムを体内に取り込んだ場合である。ヒトの場合にはこのような事故例は少ないので、主として動物実験から被ばく量と障害の関係が推定されている。

 ラアーグ・セラフィールドともに、周辺に居住する子供たちの白血病発症率が、トリチウムの少ない地域と比べて数十倍になっている。
 ピッカリング原発では、稼働後、周辺地域でダウン症が80%増加したことをグリーンピースが明らかにした。
 http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/genpatsu/tritium_1.html

 玄海原発の周辺では白血病発症率が10倍になっている。失敗続きでほとんど稼働していない六ヶ所村再処理工場でさえ、わずかな稼働期間の後、青森県の白血病発症率が激増している。
http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-4139

 トリチウム水の生物毒性は、トリチウムガスの10000倍であり、有機結合型(OBT)は、ガスの23000倍と評価されている。
 https://atomica.jaea.go.jp/data/detail/dat_detail_09-01-03-08.html

 つまり、その昔、トリチウムガスの毒性評価では、極めて弱いベータ線しか出さないトリチウムは、ほぼ無害と考えられてきたのだが、今では、トリチウムガスが酸素と結合したトリチウム水の生物毒性は、ガスの10000倍であり、植物が代謝したトリチウムガスは有機化して毒性が23000倍になると評価されるようになった。
 しかし、この認識は、政府や原発関係者の議論には、一切反映されず、政府は大昔の無害論にしがみついたままだ。
 
冒頭の政府諮問会議が、今回ことさら「大気放出」を取り上げた理由は、おそらく毒性の低いトリチウムガスを放出するから、トリチウム全体を安全と錯覚するように世論操作したいのだろう。
 これまで、トリチウム放出で「被害はなかった」と決めつけているが、現実には、ピカリング原発でダウン症が85%上昇したのをはじめ、玄海原発での白血病発症率が全国平均の10倍に達しているのだから、被害がないはずがない。

 なぜ、そんなに無理な捏造議論を行ってまで、トリチウムを環境放出したいのか?
 理由は一つ、「安く上げたい」に尽きる。
 ホンネは、たっぷりストロンチウム90の残った汚染水を「トリチウムだけである」かのように装って、海洋に放出したいのである。
 だが、この軽薄すぎる判断で、太平洋を汚染した場合、最悪の場合、人類は太平洋の魚介類を数百年も捕食不能になり、日本は数百兆円の損害賠償を求められる可能性がつよいのだ。

西尾正道氏による、汚染水海洋投棄が人類を滅亡させる指摘  日刊ゲンダイ(2019年12月02日)
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-952.html

  トリチウムの半減期は、12.32年である。事故核種としては長い方ではあるが、タンクに貯蔵すれば、100年ほどで無害化することができる。実際には、ストロンチウムが含まれているので、300年くらいの貯蔵が必要になる。
 タンクが不足しているとはいうが、福島第二原発では広大な敷地が使われないままであり、第一原発でも高濃度汚染地帯では、たくさんの空地がある。
 また、老朽タンカーを借りても、数十年は保管できるはずだ。

 今、目先の利害を計算して「安上がりな選択」とした場合、日本国民全体や太平洋の漁業国全体に、取り返しのつかない被害を与える可能性が非常に高い。

 私は、はっきり申し上げておくが、日本・韓国・中国の原発は、これから、何度でもフクイチ級の巨大放射能汚染事故を繰り返すと指摘しておきたい。
 もうすぐ、南海トラフのスーパー震災が発生する。もう目の前だ。そうなれば、中央構造線の真上にある伊方原発は、必ずフクイチと同様の震災崩壊を起こし、西日本全域に放射能汚染をもたらすだろう。

 もう止めることもできない。日本民族の終焉が目の前に近づいている。
 昨日、転載した記事をもう一度読んでいただきたい。
 福井地裁、樋口裁判長が高浜再稼働を差し止めた理由をかみしめていただきたい。
 フクイチ事故の本当の被害も、まだまだ、これからなのだ。

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